さてさて、大統領選挙まで一か月を切っちゃったね。 制覇急げ。
中西部はミシシッピ川を越えて左に来ました。 この辺は未知の世界だな。 行ったことないし、何もなさそうだから行く気もしない。 共和党一色だけど一応ヒトは住んでいるんだよね?
● ミネソタ
まずは、サウンドガーデンの「カリフォルニアを夢見ながら、気分はミネソタ」っていう歌詞ね。 これって東京を夢見ながら、気分はどんより新潟~、みたいな感じ? 曲はめちゃくちゃパワフルなのに、歌詞がメソメソのネガティブなのがグランジだ。
Outshined / Soundgarden (1991)
起きて直ぐ落ち込んだ
セルアウトから抜け出た
俺は演技を続けてるが
物語はもう古くなってしまった
鏡を覗くと
上手くいっていないのが分かる
カリフォルニアを目指しているが、気分はミネソタだ
(だからわかるだろ) 誰が困惑した?
(だからわかるだろ) 誰が困惑した?
力を見せてくれ 幼子よ
俺は言いたい
今日はひざまずいて祈る
胸の高鳴りをくれ
またこの足で立たしてくれ
おい、俺はもう
負けた、負けた、負けた気分だ
Oh yeah
Yeah
誰かが犬を放った
犬はいつも真実を知っている
少しでも芝生が青い場所に
クソをする
そうさ、飲んでいるのに
全く酔えない
そうさ、もうこれ以上落ち込めない
それでも沈んでいく
(だからわかるだろ) 誰が困惑した?
(だからわかるだろ) 誰が困惑した?
力を見せてくれ 幼子よ
俺は言いたい
今日はひざまずいて祈る
胸の高鳴りをくれ
またこの足で立たしてくれ
おい、俺はもう
負けた、負けた、負けた気分だ
<syco訳>
● アイオワ
アイオワの曲は何も思い浮かばなかったので、検索して見つけたティル・チューズデーのこの曲。 エイミー・マンは「ヴォイシズ・キャリー」だけじゃなかったんだね。 やっぱりアイオワは何処までも広がるトウモロコシ畑って感じだ。
Coming Up Close / 'Til Tuesday (1986)
アイオワでのある夜、彼と私は借りた車で
夏のドライブに出かけた 全ての星に願いをかけた
遠くで人々の笑い声が聞こえた
週末分の悲しみを打ち消す胸の鼓動を感じだ
農家があった 長いこと誰も住んでいないようだった
私たちはそこで車を止め、木の壁にハートを刻んだ
一瞬、未来が見えた気がした
本当に大切なものが何なのかわかったような気がした。
傍に近づくと
すべてが 「おかえり 」に聞こえる
帰って来て あぁ、そういえば
私の夢が叶うって知っていた? それが寝ぼけて見るような夢だとしても
そう言いたかったのだけど、何を言っても、あなたはもうわかっているような気がした
車に戻り、ディランのテープを聴いた。
遅くなるまで田舎を走り回った
そして私はハイウェイ脇のホテルの部屋に戻った
彼はただ車に戻って、去っていった
傍に近づくと
すべてが 「おかえり 」に聞こえる
帰って来て あぁ、そういえば
私の夢が叶うって知っていた? それが寝ぼけて見るような夢だとしても
そう言いたかったのだけど、何を言っても、あなたはもうわかっているような気がした
傍に近づくと
すべてが 「おかえり 」に聞こえる
帰って来て
傍に近づくと
すべてが 「おかえり 」に聞こえる
帰って来て 家に帰って来て
<syco訳>
● ミズーリ
私はディランの声が苦手なのよ。 ありがたいことにこの曲はボウイがカバーしてたわ。 『扉が閉まる前に天国に行く』って歌だから、また悲しくなっちゃうけどね。
ミズーリはあんまりいいことなかったみたいだ。
Trying to get to Heaven / David Bowie ( Bob Dylan Original -1997)
気温が上がって来て
稲妻が響いている
僕は泥水を搔き分けて歩いてきた
熱さを目で感じる
日を追うごとに君の記憶は薄らいでいく
それは以前のように僕を苦しめない
僕は荒れ地を歩いてきた
天国に行こうとしていた その扉が閉まる前に
Oh, hey, yeah
ミズーリにいた頃
ありのままで居ることが許されなかった
急いでそこを去らなければならなかった
見せられたものしか見れなくて
君を愛する気持ちは踏みにじられた
今ではあなたは本を封印し、もう書かくことができない
僕は孤独な谷を歩いてきた
天国に行こうとしていた その扉が閉められる前に
Oh, oh, yeah
天国へ行こうとしていた
扉が閉められる前に
天国に行こうとしていた
扉が閉められる前に
人々はプラットホームで
列車を待っている
彼らの心臓の鼓動が聞こえる
鎖の下の振り子が揺れるように
君はすべてを失ったと思ったとき
もう少し失うものがあることに気づく
僕はただ、沈んだ気持ちでその道を歩く
扉が閉められる前に天国に行こうとして
天国へ行こうとしていた
扉が閉められる前に
天国に行こうとしていた
扉が閉められる前に
ニューオーリンズへと
川を下る
全てが大丈夫と言われたが
僕は大丈夫という意味さえ分からない
目を閉じて思いにふける
全てが空っぽかもしれないと
シュガー・タウンに行って、僕はシュガーを振りかけた
扉が閉められる前に天国へ行こうとしていた
天国へ行こうとする(そこに行こうとしているんだ)
扉が閉められる前に(あぁ、扉だ)
天国へ行こうとする (天国へ行こうとしているんだ)
扉が閉められる前に (そこで僕の夢を再現する)
天国へ行こうとする
扉が閉められる前に (僕は世界中を周った)
天国へ行こうとする
扉が閉められる前に
<syco訳>
● ダコタ
ノースダコタとサウスダコタはサクッとまとめロッキー・ラクーンで。
Rocky Raccoon / the Beatles (1968)
ダコタ州のブラックマウンテンヒルのあるところに、
ロッキー・ラクーンという名の青年が住んでいた
そしてある日、ロッキーは彼女に他の男と逃げられた
パンチを食わされた気分で
腹の虫がおさまらないロッキーは
「あの男を捕まえてやる」と言った
それである日、町を訪れ
そこの宿屋に泊まった
ロッキー・ラクーンは部屋に入ったものの
そこにあったのは一冊のギデオンの聖書
ロッキーは銃を手に入れていて
ライバルの足に一発お見舞いしようとしていた
そいつはロッキーの愛した女を奪い
夢がぶち壊された気がしたからさ
女の名前はマギル、でも自分ではリルと名乗り
みんなはナンシーと呼んでいた
彼女はダンという名の彼氏と、
隣の部屋でスクエアダンスを踊っていた
ロッキーは部屋に殴り込み、ニヤリと笑って
「ダニーボーイ、勝負しろ」と言った
でもダニーは強かった、彼はいち早く銃を抜いて撃った
そしてロッキーは部屋の隅に倒れた
そこにジン臭い医者がやってきて
ロッキーをテーブルの上に寝かせた
「ロッキー、強敵とやったのかい」と医者は言い
「先生、ただのかすり傷さ」とロッキー
「すぐに治る、すぐに良くなるさ」
さて、ロッキーは自分の部屋に戻り、
そこにあったのはギデオンの聖書
ギデオンがここに泊まって、聖書を置いていったんだ、間違いない
ロッキーが回復することを祈って
<syco訳>
● ネブラスカ
ネブラスカのクソ田舎をジプシーキャラバンが通っていく歌。 移民パワーが炸裂してるぜ。 外国人移民排斥しようとしている奴、耳アカほじって聞いておけ!
Sally / Gogol Bordello (2005)
15歳のサリーはネブラスカに住んでいた
その小さな町にジプシー・キャラバンが通りすぎる
ジプシーが道に落としていった何かを彼女がひろう
そこでとっさに文化革命が始まった
Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった
Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった オーライ
みんなはいつも俺がスキゾだといって恐れた
(ロシア語(?)の歌詞が続く…)
Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった
Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった、オーライ
母なる大地が生みすべての生き物の中で
おれはクソでかい銀バエになりたい
人の顔の周りを昼夜飛び回るやつさ
その音っていったらまるでアレだろ?
しかし、何かの偶然か神の業か
俺はいつしか国連を歩く羽目となった
そしてあのクソ放射能の中も生き延びた
あのクソでかい忌々しいアレ?
そしてお前を何度も邪魔しに行くぜ
<syco訳>
● カンサス
ベックの歌詞はアメリカ人でも意味が全然分からないって言うのだから、気楽に訳せるわ。 意味が通らなくったって私のせいじゃないからね。
「カンザスのピチピチのレギンス履いたタバコスパスパの中年女」っていうのは何となく想像できる。
Hotwax / Beck (1996)
逆流ソングにゃ逆流男
消化後のフライパンのよう
草むらの中俺の豚を走らせ
それをバンドが写真を撮る
俺のラジオは壊れている
夕陽に照らされたピアノがいいね
日が暮れるまで足をひきずり
土曜の夜はキャプテンの衣装で
ホルンがやさしく鳴り響く...。
Yo soy un disco quebrado
Yo tengo chicle en el cerebro
俺の過去が信じられない
パンツのキャデラックは速すぎる
週末はおんぼろ小屋でカラオケだ
社会奉仕、俺いまだに女たらしで
指が痺れ、手にシミ
この土地に病気を撒き散らす
冷房の効いたキッチンで
殺し屋のように生きていたかった
同意の中で顔を伏せて
黄色い顔したボスが俺をいたぶる
だって俺はどんどん、どんどん
どこもまでも沈んでいくから
Yo soy un disco quebrado
Yo tengo chicle en el cerebro
チェックのシャツ着たバーテンダーのおがくずソング
カントリー・ウエスタンのウエスタン・ユニオン
色目を使う中年女が
カンザスのピチピチのレギンス履いて煙草スパスパ
脱毛ワックスの残りカス
レイザー底のスニーカーで
脳みそからペソを盗む
アラモの車線に危険標識
魂を貫くレーダーシステム
腐ったワックスで捕まることはない
グリズリーな言葉ばかりが飛び交う日々
クセになる味が鳥のように飛び回る
Yo soy un disco quebrado
Yo tengo chicle en el cerebro
女の子 「あなたは誰?」
男: "僕は魅惑のリズムの魔法使い」
女の子: 「どうしてここに来たの?」
男: 「宇宙のリズムについて話すために来たんだよ...」
*スペイン語のコーラスの訳
「俺は壊れたレコード、
脳みそにバブルガムが詰まってる」
<Syco訳>
実は2週間前ハリケーンへリーンがうちにも襲ってきて、木をバッタバッタ倒して去ってった。 朝から停電になるし、とりあえずWi-Fi が拾えるところまで運転しようと思った。 山ン中にある私の家から麓に下りる道は2本しかない。
こっちに行っても
こっちから回っても
倒木で道が塞がれて下りれない。仕方ないから家に戻った。
でも夕方までには、通れるようになったのよ。なんかアメリカ凄いわ。感動したぜ。