ティーンエイジャーのうた プレイリスト③ 15歳 Jet Boy Jet Girl, Runaway Boys, Sally

★Jet Boy Jet Girl - Elton Motello (1977)

これはパンクバンド、ダムドの曲だとばかり思っていたけど違ったのね。 Elton Motello というバンドがオリジナルらしい。 Wikiによると、このバンドのボーカル(下にあるビデオの変な人)とダムドのギタリストは昔バンドを組んでいたそうです。

このとってもキャッチーな曲は、ダムド以外にもいろんな人がカバーしているけど、ヒットしないのは歌詞のせいだと思う。 この内容じゃ、ラジオに流せない。

どんなことをうたっているかというと、15歳の時に自分にフェラをしてくれた男(の子?)が今は女をはべらしているのをみて、嫉妬を燃やしてるという内容。

サビの部分、♪♪ウー、フー、フー、フー、ヒーギブスミーヘッド ♬(gives me a head) はフェラをしてくれるという意味なので、ノリがいいからと言って、この部分を人前で口ずさんではいけません!!

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実は、同じ1977年にプラスティック・ベルトランがフランス語で歌ってナンバーワンのヒットとなったんです。 フランス語は分からないので何を歌ってるのかは謎ですが。

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★Runaway Boys - Stray Cats (1981)

80年代初頭にいきなりロカビリーをやりだして、大人気となったストレイ・キャッツ。 ダブルベースがめっちゃかっこ良くて大好きだったよ。 ノリはいいけど、かわいそうな15歳の家出少年の歌で、邦題は「涙のラナウェイボーイ」だった。 邦題は「涙の」「哀愁の」「愛の」「悲しみの」などをつけたがるけど、複数の「S」はなぜか消される。

 

朝帰りをして家から追い出される
生まれた時から両親に罵倒され
ダッフルバッグに服を丸め入れ
ドアをバタンと閉め叫んで飛び出る

誰を頼りにする? どこに泊まる?
深夜も開いている場所があると聞いた
警察にも知らにれない場所がある
はったりをきかせれば子ども扱いはされまい
家出少年たち

髪の毛はべとつき、まるで浮浪者
まだ15歳では雇ってもくれない
食堂に入り、2,3回ビデオゲームをし
コインを全部使い切る いつも同じだ

新しい玩具を買うために2,3ドル盗み
小路に紛れ込む 
家出少年たち

逃げる、常に駆け足で逃げる
未成年ということが、まるで罪であるみたいに
家出少年たち 

<Syco 訳>

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★Sally - Gogol Bodello (2005)

ウクライナ出身のユージン・ハッツ率いるジプシー・パンクバンドのゴゴール・ボーデロ。 このバンドを知った後ジプシー・パンクにはまり、ロシアや東欧やイスラエルなどのパンクバンドを聴きまくった。 当時中学生だった娘に、友達がいるときは絶対に流さないで、恥ずかしいから、とジプシーパンク禁止令を出されました。 ポルカ風なのがめっちゃダサいんだって。 

15歳のサリーはネブラスカに住んでいた
その小さな町にジプシー・キャラバンが通りすぎる
ジプシーが道に落としていった何かを彼女がひろう
そこでとっさに文化革命が始まった

Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった
Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった オーライ

みんなはいつも俺がスキゾだといって恐れた
 (ロシア語の歌詞が続く…)

Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった
Oh No! 文化革命がたった今始まってしまった、オーライ

母なる大地が生みすべての生き物の中で
おれはクソでかい銀バエになりたい
人の顔の周りを昼夜飛び回るやつさ
その音っていったらまるでアレだろ?
しかし、何かの偶然か神の業か
俺はいつしか国連を歩く羽目となった
そしてあのクソ放射能の中も生き延びた

あのクソでかい忌々しいアレ?
そしてお前を何度も邪魔しに行くぜ

(Syco 訳)

アメリカの田舎に住むサリーという15歳の女の子がジブシーと出会ったために、文化革命が始まった? Cultural Revolution は中国の文化大革命のことだけど、歌詞は大文字は使われていないので関係なさそうだ。 ユージン・ハッツは子供の時ウクライナのチェルノブイリ事故から逃れて、二十歳で家族とアメリカに亡命してきたという際立った過去を持つ。 私は2回ライブを観たけど、アメリカのファンはメキシコ人とかも含めた移民が多い。 

冒頭からバイオリンでノリノリのこの曲↓↓

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