ティーンエイジ・ファンクラブが来たよ

昨日、ティーンエイジ・ファンクラブのライブを観てきました!

なんとなんと、私の住んでいるド田舎にあのグラスゴーの90年代のグランジバンド、ティーンエイジファンクラブが来たのよ! これは奇跡としか言いようがない。 

ツアーの日程を見ると、ロサンジェルス、サンフランシスコ、シカゴ、デトロイト、ボストン、ニューヨーク、ワシントンと主要都市しか回らないのに、なぜか最後にノースキャロライナの”Saxapahaw”という都市名がある。 いや、Saxapahawは都市じゃない、町でもない、村だよ、村、ただの集落だよ。 

ライブ会場となるHaw River Ballroomは昔の綿工場を最近おしゃれに作り変えたライブハウスなんだけど、私のうちと一緒で、周りは畑と牧場しかない。 そこになぜティーンエイジファンクラブが来たのか謎だ。

ティーンエイジ・ファンクラブはデビューから3枚目まで買っているんだけど、そのあと聴かなくなり、私の中ではきれいさっぱり忘れていたバンドだ。 たぶん出会ったのが十代だったら、ものすごくハマって忘れられない音になっただろうなと思う。 あれは青春向けの音なんだよ。 彼らがデビューした時は私はもう20代半ばだったからタイミングがずれたんだね。

だから、そんなに思い入れはないんだけど、家から20分のSaxapahawに来るというのだから、この奇跡をスルーするわけにはいかないよ。

私は今のティーンエイジ・ファンクラブがどうなっているのかは全く知らなかった。 私の中ではロン毛の可愛いグランジギター小僧というイメージだった。 しかし...。 Saxapahawに来たのもびっくりだけど、彼らの変化にもびっくり!

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私の中のイメージ

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私の前に現れたTF

なんでふつーのおっさんが目の前で、私の大好きなティーンエイジファンクラブの”Cabbage”を歌っているの? もう誰か誰だかわかんない。 Star Sign を歌っていた子はどっち? メインボーカルの子はどれ? 

考えてみりゃ30年もたっているのねぇ…、別人になってるのは仕方ないわ…。

しかし、私は言いたい。 もう少し、衣装とか気にしてくれないかね? ボタンダウンとオッサンパンツ、オッサンメガネじゃ、ロックンロール感が無さすぎる。 私だってババぁだけど、久しぶりのライブだから、ヘアカラーしてタイトシャツ、タイトパンツと編み上げブーツで無理してんだぜ。 ちょっとロックンローラーのオーラを出してくれよ、オッサンよぉぉぉ。

彼らは最近も曲を書いているらしく、新しい曲もたくさん披露してくれたけど、やっぱり私は”Everything Flows" とか”Concept"とか、知っている曲が出ると嬉しいね。 フィードバックするギターのノイズをガンガン鳴らして、耳がキンキンするぐらいパワフルな音を聞くと、あぁー、やっぱりティーンエイジ・ファンクラブだわ~っちょっと興奮。 

オッサンがんばれ。