サザンカルチャー・オン・ザ・スキッズを見に行ったよ

先週の月曜日はティーンエイジ・ファンクラブを見て、そして金曜日には地元が誇るレッドネック・バンド、サザンカルチャー・オン・ザ・スキッズ(以下SCOTS)のライブにも行ったよ。 

一週間にライブが2回とはなんて贅沢なんでしょう! でもアメリカはライブはさほど高くないのよ。 ティーンエイジ・ファンクラブは25ドル、SCOTSは15ドルだもの。 SCOTSは入場無料の地元のお祭り会場でも見たことがある。 今回で見るのは4回目で、彼らのステージはいつも全然変わらない。

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観客(これがみんな中年太りのおばちゃん)をステージに上げて踊らせたり、鶏のから揚げを投げたり、謎の覆面レスラー「サント」を登場させて、”ビバ!サント”を連呼させたり。 これは彼らの定番のオフザケで、観客は喜び、会場は盛り上がる。 

曲名も「ママはゴーゴーガールでパパは宣教師」とか「ノースキャロライナの鶏糞農家」とか、こんなくだらないことやっているのに、SCOTSは演奏が上手過ぎる。 ベースのスキルはよくわからないけど、デイブのギターとリックのドラムは戦慄が走るほど上手い。 このギャップがSCOTSの魅力なのね。 

最初はガレージバンドから始まって、アリーナバンドに成長する音楽人生も有りだけど、SCOTSは一生ガレージバンドを貫くつもりだと思う。 ガレージ・ロックが大好きなのよ。 

スタジアムのチケットはバカみたいに高いし、ステージは遥か彼方だし、フェスでもない限り私は行かない。 SCOTSのようなバンドが居るおかげて、小さなライブハウスで優れたロックンロールを聴けて、おばちゃん、本当に嬉しいわ。