春のプレイリスト <最終回> April Fools, Tell Me, Waters of March

これも春の曲の定番ですねぇ。 ちょっと斜めに構えた春の曲

🌸 April Fools / Rufus Wainwright

あぁ、なんて残念なことだろう
バレンタインにお金を全部使い果たして
椅子にどっかり腰を下ろして
『オレはすっかりプリンスの気分』なんて言っている
でも、人生なんて電車と同じ
2月から毎日走り続け
4月1日で止まるのさ

愛を信じるのなら
それが正しいことのようだけど
そのうち変な臭いがしてきて
トンカチで一発殴られるまでの間だけのこと

ハンサムなギリシャ彫刻のような男の子が
プレゼントを持ってやって来たとき
もちろん君はすぐ喜んださ
慇懃にお礼を言い
リボンをほどき、開けゴマ
でもどの星でも、
もっと近くのどの惑星でも
僕にとっては難しいことじゃない
可愛いジョジョだってわかることさ

愛を信じるのなら
それが正しいことのようだけど
そのうち変な臭いがしてきて
トンカチで一発殴られるまでの間だけのこと

だから、空を見上げて全てを素通りさせよう
地獄にも雲とかそういうものはあるのかと
ぼんやり考えながら

<Syco 訳> 

youtu.be

 

大好きだったスウェーデンのバンド「コンクリーツ」の元ボーカルの新しいバント「テイクン・バイ・ツリーズ」の曲です。 でもコンクリーツとスタイルはおんなじ。 

スウェーデンの春は遅そうね。

 🌸 Tell Me / Taken by Trees

雪がここまで来たら教えて
そして遊ぶ時が来たら教えて
だってここで一人ぼっちで立っていたくないもの

誰の手も握らないで
そしてそれはみんなも同じ
誰だって誰かと手を繋がずに立っているべきじゃない

Oh 私は自分のこの目でしか
見ることができないの
ずっとずっと昔にもらった目
ずっとずっと前

そしてあなたは春がそこまできてると言うけれど
そして日の光は私たちにいいっていうけれど
春はちょっと不安になるの
春を飛び越して7月に連れて行ってくれるといいのに

うそつき うそつき うそつき
だって4月の日差しは信用しない
サン サン サン サン サン

Oh 私は自分のこの目でしか
見ることができないの
ずっとずっと昔にもらった目
ずっとずっと前

<Syco 訳>

 youtu.be

 

最後はボサノバ界の名曲中の名曲、「三月の流れ」。奇跡のようなメロディだと思います。 ブラジルは南半球だから、3月は基本秋だけど、気にするな。 

🌸 Waters of March 

棒切れと石ころ
道は行き止まり
一人ぼっち
背中の荷物の重さ

それは硝子の銀色であり
光であり、太陽である
夜であり、死であり
ナイフであり、銃である

咲き乱れる花
草原のきつね
森の中のシギ
ツグミの歌声

生命の神秘
入り口へと下る小道
風の音
そして滝

それは気ままに浮かぶ月であり
山並みの曲線であり
蟻であり、蜂であり、
希望が持てる証である

そして岸辺はうたう
三月の流れを
それは春を約束し
心の中の喜びとなる

槍、釘
杭、鋲
しずくであり、したたりであり
物語の終わりである

朝日に光る
葉の上の露
真っ暗な夜に
撃ち放された銃声

1マイル、欠かせない
ぐいと押す、ぶつかる
生き延びようとする意思であり
揺れであり、跳躍である

家の垣根
水底に横たわる身体
ぬかるみにはまった車
それはぬかるみ、それはぬかるみ

魚、閃光
願い、翼
それは鷹であり、鳩であり、
春への約束である

そして岸辺は歌う
三月の流れを
それは絶望に終わりを告げ
心のうちの喜びである

棒切れ、石ころ
道は行き止まり
切り株
雨蛙、土蛙

ため息 吐息
歩き回る
生命と死
一筋の太陽の光

そして岸辺はうたう
三月の流れを
それは春を約束し
心の中の喜びとなる

<Syco 訳>

いろんな人が英語やポルトガル語でカバーしてるけど、下はデビッド・バーンとマリサ・モンテのバージョンです。↓

youtu.be