ハイウェイ40号線上の女

ノースキャロライナを東西に走る40号線を毎日行ったり来たりしてる中年女は何を考える? 

不条理とはまさにこの事! ジャマイカ行きをキャンセルした話 (前編)

ブログの更新が無かったのは、決して私がジャマイカのキングストンで行方不明になったからからじゃない

悲しいことにジャマイカ行きはキャンセルしたんだ。 その悲しい出来事をこれからダラダラと書き連ねようと思う。 気持ちの整理も兼ねてね。 

愚痴なので嫌な人はスルーしてください。)

 

まず最初に言っておきたい。

飛行機のチケットの予約にはミドルネームは入れないこと!!

日本人でミドルネームを持っている人はあまりいないと思うけど、私は夫の姓をミドルネームとしている。 パスポートは苗字のところにカッコ書きで夫の姓が記載されている。 娘の日本のパスポートも記載のされ方は私と同じだ。 

私は5月6日の午後6時ノースキャロライナ発に乗って→N.Y.→上海→新潟に行き、帰りは5月28日で新潟→上海→N.Y.→ジャマイカに行くことにしていた。

娘は東京の友達に会うために私とは違う便で日本に行く。 午後10時発の便でアトランタで東京行に乗り継ぐ予定だった。 

ニューヨークのJFK空港で乗り継ごうとしたとき、悪夢が始まった。 JFK空港はいつ行ってもカオス。 建物はわかりにくく、いつでも混んでいるし、係員は揃いも揃って不親切だ。 

まずセキュリティに並んだら、再度カウンターでチェックインが必要と言われ、中国東方航空のデスクに回された。 そこでさんざん待った挙句、私の番が来て、パスポートを差し出すと、係のお姉さんは私の予約をモニターで見ながら、ふんふんと考えている。 

何か問題でも? と聞くと、私のパスポートの名前と予約の名前が異なっているという。 航空券は姓と名の欄しかないので、私のミドルネームが名の欄に一緒に記載されている。 しかしパスポートはミドルネームが姓の方に記載されているから、この予約では搭乗できない、と言うのだ。 ノースキャロライナからは乗って来れたのは、国内線だから。 国際線はパスポートの名前と一致しないと乗れない。 そして、本当はノースキャロライナでチェックインする時点で、名前を訂正すれば良かったけれど、いったん飛行機に乗ってしまうと、途中では訂正できないと言う。 飛行機に乗るには、正しい名前で航空券を買いなおさなければいけない、と宣うのだ。 

パスポートの名と一致してるよ。 ただ、ミドルネームが名の方にくっついてしまっただけでしょ、と言うと しかし、このミドルネームはラストネームの欄にくっつくべきであって、ファーストネームではない!! と頑なに、搭乗拒否をされる。

ノースキャロライナ‐NY間はデルタ航空だったので、中国東方はデルタが気づくべきだったのだと、アメリカであるあるの責任のなすりつけ。 

そして搭乗直前に空港で購入できるのは片道航空券のみ。 そして、既存の予約はこの時点でキャンセルされるので、帰りの航空券も使うことが出来ない。 すなわちジャマイカ行も全てパァになってしまい、更に帰りの便も再購入しなければいけないのだ。

でも、まず始めに思ったのは、娘の日本行きの航空券。 これも予約の際に同じように名前を入力したので、パスポートと一致しないことになる。 その時は午後8時でまだ娘はまだ出発してないはず。 急いで娘に電話をして、チェックインするときに必ず、必ず、名前を直してもらう、ミドルネームは姓に入れてもらうことを伝えた。

新たに購入させられる新潟までの片道切符の値段は$1150。 これは最初に買った往復切符より数百ドル高い。 いったん日本行きをやめて、NYから電車かなんかでノースキャロライナに戻って、ネットで安い往復航空券を買う選択もある。 でも私のスーツケースはすでに新潟に向かっているし、それに日本に着いた5日後に母と姉と娘とで北海道旅行の予約も入れてるから、今更、日を改めることなんで出来ない。 

搭乗の時間も迫っている。 えぇーい、仕方ない$1150の片道切符買ったるわ、バカ野郎! クレジットカードで購入し、飛行機に乗り込む。 

乗ってからも不安がつのる。 果たして娘は名前を訂正して飛行機に乗ることが出来たのか。 新たな航空券を買えと言われていないか? そうすると、娘のクレジットカードの使用限度額は500ドルぐらいしかないから、購入は無理じゃないか? 彼女にとって今回は就職前の日本旅行で、長期の日本滞在はこれが最後になるかもしれないのに。

予約は姓と名さえパスポートと合っていればいいので、ミドルネームなんて、わざわざ入れなくてもよかったんだ。 しかし、私の利用したjustfly.comの入力欄にはミドルネームの入力欄がある。 確か去年も同じようにこのサイトでミドルネームを入れて予約したはず。 それなのに去年は同じルートで中国東方航空で渡航できた。 それも中国東方に訴えたけど、「去年のことは知らない、年々厳しくなっている」と交わされた。 今年はミドルネームを入れちゃいけないなんて、どうやって私が知ることができるのか!? 

行と帰りで私の片道航空券が2300ドル、そして娘の分も合わせれば4600ドルの損害。 ジャマイカに行くどころの話じゃない。 

上海まで13時間の飛行機の中は地獄だった。 Wi-Fiがないので、娘に飛行機に乗れたがどうか確認もできない。 4000ドルものダメージはどうやって工面しようか? もし娘が日本に来れなかったら、みんなが楽しみにしていた北海道旅行は、娘抜きで行くことになる。 母は孫との旅行はこれが最後になるかもしれないのに…。 このダメージを抱えての日本の滞在はめっちゃ暗くなるに違いない。 狭いエコノミー席の端っこで、消灯されて暗い中で、悶々とした気分でうずくまる私、可哀そう過ぎる…。

機内の映画をみても楽しめない、本を読もうとしても頭に入らない、音楽を聴く気もしなかった。 もちろん眠れない。 こんなに鬱々としたのは、多分4年前に医者に癌の可能性が大だ、と言われたとき以来だ(癌ではなかったんだけどね。)結局上海に着陸するころには、お金がいくら掛かってもいい、「娘が日本行きに乗れてますように!!!」だけを祈っていた。私は無宗教だけど、死んだ父に祈っていた。 

(続く)