ハイウェイ40号線上の女

ノースキャロライナを東西に走る40号線を毎日行ったり来たりしてる中年女は何を考える? 

ミュージシャンからミュージシャンへ プレイリスト① Jools HollandとDr. John、 Stevie Wonder とDuke Elington

Dr.ジョンが亡くなって、後継者は私、とか戯言を吐いてたけど、居ましたよ、後継者が! スクイーズのピアニストのジュール・ホーランドですね。 ニューオーリンズ出身ではないけれど、ニューオーリンズへの愛にかけては負けていないわ。

”Dr.ジャズ”という曲がある。 これは聴けば、Dr.ジョンへのオマージュだと、すぐわかる。 ”ジョン”と言う名前は出てこないけど、曲調から歌詞から、ほぼ間違いないと思う。 

 

youtu.be

 

Dr. Jazz / Squeeze 

アイコが聴きかせて
ボール・ザ・ウォールもここで聴かせて
デュメイン通りでシャッフルを踊って
フックアカンビを聴いて
僕のティピティーナと会って
彼女をぎゅっと抱きしめたい
彼女が踊るのを見たい
ニューオーリンズの夜
そこに行きたいんだ
朝から飲んで
夜には大声を出して
ドクタージャズ、ドクタージャズ、
僕のジェリーロールケーキを焼いてくれ
脈が打つのを速めて
リズムを打つのをゆっくりにする


ザリガニのガンボシチュー
ジャングルのリズム
ビッグチーフが身体を揺らし
ヴードゥーキングの後から歩く
ウーラマラダラー
それが彼のうたう言葉さ

あとどれぐらい走るのかな?
どれぐらい待てばいい?
君への入り口の49号線に乗るまで
ガンボシチューを一皿食べよう
クレオールの子供が運んできてくれる
ベランダに座って
デキシーランドで僕は幸せ

 
日曜日にはたぶん
バトン・ルージュに向かう
ケイジャン達と踊る
ツイストで憂いを吹き飛ばす
そして雨がポタポタ降って来て
僕の瞳を濡らす
僕は空を見上げて笑う
決して決して
消え去ることのないこのリズムにのって

 

★ちょっと注釈 を入れるね。

アイコ(iko iko)はけっこう有名なケイジャンのフォークソング。 ケイジャンとはニューオーリンズに住み着いたフランス系の人々の呼び名だ。 「ボール・ザ・ロール」、「ティピティーナ」は共に プロフェッサー・ロングヘアの曲で「ティピティーナ」はDr.ジョンもカバーしている。 ジェリー・ロールのケーキってのはニューオーリンズのピアニストのジェリー・ロール・モートンと掛けていると思う。 ガンボは有名なケイジャン料理だし、ニューオーリンズではザリガニもよく食べられてる。

フックアカンビとウーラマラダラーはわかんない。 多分造語でしょう。

 

そしてなんと、ジュールズ・ホーランドはこのDr. Jazzが入っているスクイーズのアルバム「フランク」のリリースの前年(1988年)にDr.ジョンと夢の共演をやっているのよね。 

youtu.be

 Dr.ジョンの亡き後、このブギウギピアノをいつまでも弾き続けてね、ジュールズ! 

 

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そして、もう一曲ピアニストからピアニストへのオマージュとして思い浮かぶのはスティービー・ワンダーの「サー・デューク」だ。 デュークとはデューク・エリントンのことよね。

 

Sir Duke / Stevie Wonder

音楽ってそれ自体が一つの世界
誰もが理解できる一つの言葉だ
みんなに平等に機会が与えられる
歌ったり踊ったり手拍子したりする機会さ
ただレコード盤に溝を入れただけで
それにのれるわけじゃない
でもみんなが踊りだしたとたんに
すぐ言葉を理解できる

みんな全身で感じるんだ
誰もがみんな感じるんだ
みんな全身で感じるんだ 
誰もがみんな感じるんだ

音楽はそれを知っているし、いつだって
生活に欠かせないものの一つになる  
でもそこには先駆者たちがいたことを
忘れてはいけないよ
それはベイシー、ミラー、サッチモ
そして、中でも王位に就くのはデューク様だ
そしてエラのような声が鳴り響けば
バンドが失敗するなんて絶対あり得ない

みんな全身で感じるんだ
誰もがみんな感じるんだ
みんな全身で感じるんだ 
誰もがみんな感じるんだ

 

★これもあえて注釈入れると、(カウント)ベイシー、(グレン)ミラー、サッチモ(ルイ・アームストロング)、エラ(フィッツジェラルド)。 みんなビッグバンドジャズの大御所だね。

 

↓このビデオは主要ブラック・アーチスト100年を一気に見れますぜ。

youtu.beサー・デュークは全ての音楽への賛歌だね ♪♬♪♬