90年代半ばのスウィング・ジャズのリバイバルの時に出て来たこのバンド。 当時ラジオにヘビロテしてた、♪イーン・ズィ・アフターライフ♪ という出だしで始まるジャズにもパンクにも聞こえる不思議なその曲が大好きだったんだけど、アメリカのラジオは曲名もバント名も言わないから、私はずっと当時人気を博してたチェリー・ポッピン・ダディーズの曲だと信じてたの。 それで、チェリー・ポッピン・ダディーズのCDを買ったのに私の好きなあの曲が入ってない。 おかしいなぁ…、その年の前のCDも買ったけど、やっぱり入ってない。 いったい、どのCDに入っているのか謎のまま月日が経った。
そして10年ほどたって、スクイレル・ナット・ジッパーズを何かのきっかけで聞いて好きになり、アルバム”Hot"を購入して聞いたら、なんと、♪イーン・ズィ・アフターライフ♪のあの曲が入っているではないの!! やっと謎が解けたよ。 曲は"Hell"というタイトルで、チェリー・ポッピン・ダディーズの曲ではない。 そしてまた10年ほど経って、今度はその”Hell"を生で聴けたぜ~💛
スクイレル・ナット・ジッパーズは地元ノースキャロライナ出身のバンドなんだけど、オリジナルのメンバーはずいぶん入れ替わってた。 私も、オリジナルは誰がいたなんてよく分かんないんだけど、ボーカル以外はみんな若いんだもの。 あのビリー・ホリディのようにうたう女性シンガーも別の女性だった。 後ろのバンドのメンバーはニューオーリンズから来たと紹介されてた。 この時期ということもあって、たくさんクリスマスソングをニューオーリンズ・ジャズ風にアレンジして披露してくれた。 でも私は、彼らの得意とする、時代をトリップするような古めかしいジャズやブルースをもっと聴きたかったな。
でも"Ghost of Stephan Foster" では、会場はあのPVのアニメーションのように、上下揺れで盛り上がったし、名曲中の名曲”Hell”はやっぱり凄かった。 鳥肌立ったよ。
こっちがスクイレル・ナット・ジッパーズの”Hell"で↓
こっちがチェリー・ポッピン・ダディーズ↓
顔を見ないと同じ人が歌っているように聴こえませんか?