映画 ”We the Animals ” オスカーにはノミネートされないけど...

今晩はアカデミー大賞があるね。 酒とつまみも買ってあるし、お家でまったりと鑑賞するつもりよ💛

オスカーにノミネートされてる「1917」とか、良い映画はたくさん見ているんだけど、感想を書こうと思ってるうちに、次にまたいい映画を観てたりして、溜まっちゃって、面倒になって、まぁ、イイかで終わる。

オスカーにノミネートされるような映画は、将来も話題になるだろうし、私が忘れても誰かが思い出させてくれるだろうから、記録しておかなくても、まぁ、いいでしょう。

感想を残しておきたいのは、あまり注目されなかったけど、私を号泣させた作品だ。 いくら良くても、タイトルとかストーリーとか書いておかないと、絶対忘れてしまうんだよ。 そして、過去のどこかに埋もれてしまって、一生取り出せなくなってしまうんだよ。

あー、前置き長い!

この映画、結構前に観たんだけど、号泣させられたよ。 ”We the Animals” 「僕ら、ケダモノ」 2018年の作品です。

お父ちゃんがプエルトリコ人のろくでなしのDV野郎で、お母ちゃんはそんなダメ男でも別れたくないというか、別れるというオプションがないダメな女。  子供の前で喧嘩とイチャイチャを交互に繰り広げる二人は親としてもダメですね。  喧嘩してお父ちゃんが出て行って、お母ちゃんは鬱になって布団から出なくなってしまい、子供たちは食べるものもなく、畑に行って作物を盗んで空腹をしのいだり、嵐が吹き荒れているような家庭環境だ。

でも男の子の3兄弟(みんな小学校の高学年ぐらいかな…)はめっちゃ元気なのよ。 常に大声で叫んでその辺を走り回っていて、昭和に居たよね、異常に元気で、意味もなく近所を走り回っているガキ集団が…。あんな感じね。

でも3人兄弟の末っ子のマニーは上の二人よりもちょっと甘えっ子で、母親思い。 お母ちゃんも、末っ子だから、マニーをペットみたいに可愛がっている。 でも気が向いた時だけ。

だんだん、夫婦関係や、貧困も悪化していき、それが子供たちにも徐々に影響していって、上の二人はお酒を飲んだりタバコを吸ったり不良少年化していくけど、末っ子のマニーは、絵を描くのが好きで、辛かった時は特に、ノートに絵を描くことで、気持ちを整理していた。

マニーのお絵描きが時々アニメになって動き出すの。 キース・へリングのグラフィティみたいで、アート系にもアピールするかも。 全編を通して、映像も綺麗よ。

でも何にも増して、子供たちの演技が凄くって、なんだろう、まるでドキュメンタリーを見ているみたいに自然なんだよ。 白人と黒人のミックスの3人の男の子が、もう可愛くってさ、おばちゃん、養子に欲しくなっちゃうよ。 

そしてラストは、私は驚いた! まぁ、伏線は張ってあったけんだけど、それでもショックだったな。 でも、そんなに悲劇ではないから、安心してね。 日本では公開されるのかな。 

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