同タイトル選手権 ⑩ Roadrunner

ロードランナーと言えば、米国アニメでお馴染みのあの鳥のことだよね。 子どもの頃あれを見て、ダチョウとオオカミの追い駆けっこだと思ってた。 ダチョウの鳴き声は「ミミ―ッ」だと思ってた。 

しかし、あれはダチョウではなくて、ロードランナーという鳥。「ミミ―ッ」じゃなくて、Beep Beep。 車の「ブッブー」に値するオノマトペだった。 そしてオオカミじゃなくてコヨーテだった。 全部間違い! 

ロードランナーという鳥は、アリゾナで初めて見たけど、ハトよりも小さいんだよね。 アニメだとコヨーテとほぼ同じサイズだから、大小関係メチャクチャだね。

私にとってロードランナーとはジョナサン・リッチマン! 私のブログにしつこく登場し続けるよ。

Roadrunner / Jonathan Richman & the Modern Lovers (1976) 

1.2.3.4.5.6.
ロードランナー、ロードランナー
時速を上げて走る
ストップン・ストップを通り過ぎる
ラジオを聴きながら
僕はマサチューセッツが大好き
寒い日のネオンの光も好きで
深夜のハイウェイも好き
ラジオをつけて
走る僕はロードランナー

オーライ
モダンな月明かりに恋をしながら
走る暗い夜の128号線
マサチューセッツが大好き
ラジオをつけて走るのが好き
夜中の孤独な気分を忘れさせてくれる
夜中の寂しい気分を忘れさせてくれる
車に乗ったらもう寂しくない
ラジオをつければひとりじゃない
ロードランナーみたい
そうさ

1956年のスピリットにようこその看板
57の次に広がる林に我慢
急いで走ればハイウェイが君のガールフレンド
郊外の林、郊外の速度
楽園のような匂い
ロードランナー、一回
ロードランナー、二回
ロックンロールが大好き
朝まで外を走り続ける
ロードランナー
そうさ

ロードランナー、ロードランナー
時速を上げて走る
次のドライブインまで走る
ラジオを聴きながら
モダンな月明かりが大好き
モダンなロックンロールが大好き
モダンな女の子とモダンなロックンロール
ラジオをつければひとりじゃない
ロードランナーみたい
オッケー、うったってよ、モダンラバース

ラジオをつけて!
AMラジオがある
ラジオをつけて
AM 車とAMラジオがある
ラジオをつけて!
AMラジオの音がある
ラジオをつけて
ロックするモダンなネオンの音がある
ラジオをつけて
マサチューセッツから走る車がある
ラジオをつけて
夜中にマサチューセッツのパワーがある
ラジオをつけて
モダンなマサチューセッツのサウンドがある
世界がある ターンパイクがある
AMラジオのパワーがある
夜中のロックンロールがある
工場と交通標とモダンサウンドのパワーがある
オーライ
そうさ
バイバイ!

<syco訳>

 

youtu.be

 

もう一曲のロードランナーは、このブログにはまず出てこない日本のバンドだよ。 タランティーノの映画「キルビル」で初めて知ったthe 5678's。 

私は日本語をロックやファンクのリズムに乗せることにものすごーく違和感を感じてしまうので、日本の歌謡曲やフォークや演歌は好きだけど、日本のロック、ファンク、ラップは聴かない。 

でもthe 5678'sは日本語使ってないし、下手な英語がガレージサウンドにマッチしてて、そしてなんといっても、おばちゃん感Maxなのがいいわ。 

Roadrunner / the 5678's (2002)

Beep Beep!

 

youtu.be

ガレージロッカーの二者対決になってしまった。 世の中の99.99...%の人は、どーでもいいと思ってるよね。しかし私にとってはどちらも捨てがたい。 どちらもロックンロール愛が溢れている。  

疾走感でいうならthe 5678'sだけど、運転しながら聴いたら事故を起こしそうなんで、臨場感のあるジョナサンリッチマンの勝ち。  

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