新型コロナは悪いことばかりじゃないぜ。 温室効果ガスが大幅に減ったり、ベニスの水路にイルカが戻ったり、ウェールズの街中に野生の山羊が降りてきたり。人間中心に考えるのを止めると、新型コロナは良いことかもしれない。
金子みすずの詩、「大漁」のコンセプトと同じだ。
「朝焼け小焼だ、 大漁だ
おおばいわしの 大漁だ。
浜は祭りの ようだけど、
海のなかでは 何万の、
いわしのとむらい するだろう」
あ゛~、ダウナーなみすずさん、童謡界のモリッシーか。
4月22日はアースデイ「地球の日」だね。
アースデイ・プレイリストを作ってたら、なんだか憂鬱になってきたよ。 本当に、地球は終わりに向かって直進してるんだって実感しちゃってさ。 イヤなことは目を背けたいけど、地球の温暖化だけは、直視しなきゃいけないと思ってる。 かろうじて、好きなアーチストが耳に心地よい声で歌ってくれることが救いかも。
And It Rained All Night / Thom Yorke (2006)
そして一晩中雨が降り、汚れたものが洗い流され
ニューヨークのエアコンの効いた排水溝に流れていく
大きな黒い電車のガタゴトいう音
百万個ものエンジンのギアはニュートラル
時限爆弾はチクタク音をたて
50フィートのコンクリートの地下道
少しでも漏れれば池ができると
僕のイヤホンに囁く
だから僕はリズムに身を任せる
カチコチカチコチ
僕はふらふらでやり返せない
カチコチ鳴る古い柱時計の振り子
見えるが
決してに手が届かない
そして昼夜と雨は降り続き
そのしずくは顔や手に匹敵する大きさ
ミミズが何が起きたかと這い出し、
僕らは川から車を引き上げる
それは容赦なく
姿は見せず
飽くことが無く
議論の余地もなく
確実だ
なのに、どうしてこんなに美しいのか?
どうして月が空から落ちてくるのか
見えるが決して手が届かない
見えるが決して手が届かない
<syco訳>
異常気象、豪雨
the Earth Die Screaming / UB40 (1980)
静寂を破るを破るのは乾いた生暖か風の音だけ
静まった道路が地上を傷跡のように横切る
人々は目を閉じたまま横たえる もう夢を見ることもない
地球が叫び声をあげて死んでいく
まるで散らばる石ころのように、車が音もたてずに止まっている
オイルが枯れたエンジンがほこりや砂にまみれる
だらりとぶら下がった死体、血も乾ききった
地球がさ悲鳴をあげて死んでいく
地球が悲鳴をあげて死んでいく
地球が悲鳴をああげて死んでいく
国家はきみを必要としている 音楽をかき鳴らせ
地球が悲鳴をあげて死んでいく
地球が悲鳴をあげて死んでいく
苦難を物ともせずに、我々の地を守ろう
食べかけの皿が食卓の上で腐っている
骨と皮だけの手にお金がしっかり握られてるが
銀行はシャッターを下ろし、取引はない
地球が悲鳴をあげて死んでいく
<syco訳>
干ばつ 核
Silent Sigh / Badly Drawn Boy
ぼくらが何を話してるか聞きに来てごらん
人々は月に移住するって
だめ、ベイビー、行かないで、ここに留まって
ここで生きることを諦めないで
きみの魂から心を食い尽くすまで
きみの音無き溜息を押し殺すまで
音無き溜息、音無き溜息、音無き溜息
押し殺して、全てが僕を下におろす
僕らは愛しあうことができるのか
ぼくらが何を話してるか聞きに来てごらん
人々は月に移住するって
だめ、ベイビー、行かないで、ここに留まって
ここで生きることを諦めないで
きみの魂から心を食い尽くすまで
きみの音無き溜息を押し殺すまで
音無き溜息、音無き溜息、音無き溜息
押し殺して、全てが僕を下におろす
僕らは愛しあうことができるのか
でも愛しあっちゃだめだ
だめだ、愛しあうな
もう以前のようにはなれない
<syco訳>
地球終わった。
さて気を取り直して、オマケの写真。 先週、今年初の登山をしました。
Grandfather Mountainという山で、登山口まで家から車で10分なので、私は年に5回ぐらい登る。 標高は1800mだけど、登るのは1000mぐらい。 寒かったせいか、日曜なのに、3組ぐらいしかすれ違わなかった。
ハッピー・アースデイ!!