キャンプUSAとレッド・ギターズ

ロードトリップで、初めてソロキャンプをした。 最後にキャンプをしたのは学生の頃だから、うん十年前になる。 ソロキャンプと言ってもテントを担いで山の中に入るわけじゃなく、キャンプ場に駐車して、自分の車の脇でキャンプだからピクニックみたいなもんだね。

12日間のロードトリップの間、キャンプしたのは半分ぐらい。 国立公園や州立公園の中にある、アメリカ国営のキャンプ場は14ドルから20ドルぐらいで使えるんだけど、電源もないし、水源は共同、トイレはあるけどシャワーはない。 

これは通りすがりのオクラホマの国営キャンプ場。 ぽつんとテントを張った。 私の以外二つしかテントを見なかった。 

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人気の国立公園は何か月も前から予約が満杯になっていて、誰かのキャンセルを狙って何とか3泊は国営キャンプ場を確保できたけど、2泊は周辺の私営のキャンプ場になってしまった。

私営のキャンプ場はちょっと高めで、30ドルから40ドルぐらいするから、安モーテルとあまり値段が変わらないね。 自然の中にあるわけでなく、住宅街の中の駐車場と言う感じ。 

アリゾナの私営のキャンプ場は公園の砂場のような一画だった。 

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自分専用の電源や水源やBBQグリルがある。

私営のキャンプ場はWifiも入るし、敷地内にはシャワー、ランドリー、プール、ショップ、レストランなどがあり、ホテルと比べて足りないのは頭の上の屋根だけ。 

テントを張っている人はほんのわずかで、どデカいキャンピングカーがずらりと並んでいる。

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こういうキャンプ場は自然を楽しむ所ではなく、キャンピングカーで旅行したい人の駐車場として役目を果たしてるみたいな…。   

 

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敷地内で、こんなかわいい幌馬車にも泊まれる。 草原の少女ローラ・インガルスの気分になれるかも。

 

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しかし目の前にはキャンピングカー…。

家ごと移動する、みたいな旅行がアメリカ式休暇なんだなー。 RVパーク(キャンピングカー専用のキャンプ場)は町でも田舎でもアメリカのそこら中にあった。
キャラバンでジプシーのように放浪するのって憧れるけど、アメリカ式はちょっと遠慮する…。 だって、シャワー、トイレまでついているわけでしょ、自分の排出物と一緒に旅行したくない。 旅先で出たものは旅先で捨てたいわ。

 

でも、レッド・ギターズのブルー・キャラバンなら乗りたい。

youtu.be

80年代のインディバンド、レッド・ギターズ。 大好きだったな。 彼らの2枚のLPと、12”シングルを何枚か持っている。 知名度が低くて、歌詞を検索しても出てこない。 仕方ないから、耳で聞き取りで訳したので聞き間違いがあるかも…。

 

Blue Caravan / the Red Guitars (1986)

クイズ番組を見るためのテレビも入れた
灰のための灰皿もある
枕を置く場所もあるし
ゴミを入れるゴミ箱もある 

僕の身体は移動している
僕の生活は筒の中
海の近くに場所を取った
青いキャラバンを買ったんだ 

さぁ、乗れるうちに乗った方がいいよ
さぁ、僕の青いキャラバンに乗りなよ 

これは僕の創造したもの
見てごらんよ
僕は想像力もあるよ、
それは僕から奪えない 

さぁ、乗れるうちに乗った方がいいよ
さぁ、僕の青いキャラバンに乗りなよ
僕は乗れるうちに乗るさ
僕の青いキャラバンに乗るよ

僕の世界は青いキャラバン、
僕の世界は青い、
僕の青いキャラバン!

僕の身体は移動している
帽子はスタンドに掛けた
密かに移動して
魔法の国も見つけた 

行けるうちに行くさ 
僕の青いキャラバンに乗るよ
乗れるうちに乗るさ、
僕の青いキャラバンに乗るよ

 <syco訳>

 

レッド・ギターズめっちゃ良いので、こっちも貼っちゃおう。 一番好きな曲。

youtu.be

 

こっちは歌詞が見つかった。

National Avenue (Sunday Afternoon) / Red Guitars (1986)

突然で驚くと思うけど
ただの僕だよ どんなにしてるかと思って訪ねてみたんだ
元気そうだね 君が工場をやめて以来だよね

ポールはどう?
まだ働いているの? やめた?
今時、誰が働くんだろうね?

でも君は前にキャラバンの工場で働いていたよね
それさえも無くなったよね、今は。
中古車のビルの横を君がよく散歩してたのを憶えている

君が僕のものだとしたら
今君が僕のものなら
今君が僕のものなら
君は解き放たれて、どこかに行ってしまうだろう

君の生き方を見ると、君が僕にしたことはよく理解できるよ
最近はそれもあまり思い出さない
君は幸せにしてくれるまともな奴とは、全く付き合わなかったよね
メリーアンはどうしている?
結婚した? まだしてない?
今じゃ誰も結婚しないよね

彼女は今僕の中にいる
僕の中にいる
僕の中にいる

何を言いに来たかっていうと、しばらくの間、どこかに行こうと思うんだ
でももう一度君が歌うのを聞きたくてさ
ポールはどうしてる?
会いたいな

あぁ、でも彼も今僕の中にいる
僕の中にいる
僕の中にいる
僕があるのは時間だけ

彼女は今僕のもの
彼女は今僕のもの
彼女は今僕のもの
僕は彼女から去る
僕は彼女から去る
彼女は今僕の中
彼女は今僕の中

彼女は今僕のもの
彼女は今僕のもの
彼女は僕のもの

この町が恋しくなるよ
君の顔が恋しくなるよ
あぁ、君は今僕のものだ
今僕のものだ
僕のもの

<syco訳>

レッド・ギターズはイギリスの北東部の町ハルのバンド。 これはハルの町のことを歌っているのかしら。 

同じハル出身のバンドは、エブリシング・バット・ザ・ガールとか、ハウス・マーチンズとかいるよね。