ハイウェイ40号線上の女

ノースキャロライナを東西に走る40号線を毎日行ったり来たりしてる中年女は何を考える? 

反対語タイトル選手権 ⑥ High VS. Low

「高く上がる」ロバート・スミスと、「低く沈む」エジンバラの3人組、ヤング・ファーザーズ。 

いつも聞いているBBC6でよく流れるヤング・ファーザーズは、私の最近のお気に入りのバンドのひとつだ。 古いのばかりじゃなくて、私だって新しい音も聴いています…、といっても、デビュー・アルバムが2014年なんだね、突風のように走り過ぎる時間がこわーい…。

 

High / the Cure (1992)

空に精いっぱい高く上がる
凧みたいな君を見たけど
僕はあんなに上まで行けない
君の動きや
雲を吹き飛ばす姿は
僕もそこに行きたくさせる

唇のように濡れる君を見て
トリップして舐めたくなるけど
あんなに高くて、舐められない
でも君が唇を突き出して
大声で叫ぶと
僕もしたくなる
少女のようにはしゃぐ君を見ると
それはまるで魔法にかかって泳いでいるみたい
僕は見ていて爪を噛んでしまう
君を放してあげることもできたと考えながら

そして君が昔のように
やさしくステップを踏むのを見ると
僕は言うよ、君を離さないって
しっかり腕の中に抱いて
絶対にすり抜けては行かせないと

そして子猫のような君を見ると
そうだよ、メロメロになる
そんなに小さくなれないけど
君はフワフワで
喉をゴロゴロ言わせて
僕は猫のように撫でたくなる
そして君が、空想に満ちた世界に生きる
子どものようにはしゃぐのを見ると
僕の全身の毛は逆立って
君を解き放てばよかったと思うんだ

そして君が昔のように
やさしくステップを踏むの見ると
やっぱり僕は君を離さない
しっかり腕の中に抱いて
絶対に離さない
<syco訳>

 

youtu.be

 

Low / Young Fathers (2014)

お前が森に種を撒いたのを見たかって
それはドル箱の木かい?
いや、貧困者のためだとは、俺に言わないでくれ
お前の大邸宅にクソをしてやろう
俺は人生の見た目を良くしてあげたいだけだし
お前は俺に嘘で安心させたいだけだ

護衛の生き残り 古い玩具で遊ぶ 
差し迫った明日 手作りの悲しみ
勇者が勢ぞろいで戯言を言い
それを暗号化するビジネス、お前ら地獄で会おう
その場しのぎで繕う 伸縮するアホども
指をしゃぶり 昔の流行に向かって行進し
袋に入れられた虎、新聞配達の少年、人形を釣るす紐
空のテープを擦りながら、ユートピアのように忍び寄る
ガスマスクを被って結婚、黒い服を着た女の子
弁護士にドラッグ、感謝の気持ち
要点を言うと、ともすれば12000ドル
大砲の試し撃ち 証拠はクソだ

お前はウソをついた この俺に、この俺に この俺に

テレビのニュースはぎりぎりまでがんばれという
俺の意欲は寝てる間に窒息する
密告者の靴では一時間で家に着けない
歩けば歩くほど、俺は寒さで震える

輝きは確実に消えていき、彼の重荷を和らげる
ベールの後ろには怒り、許しがたいオプティミスト
覆面のペシミスト
父親の罪のシャワーを浴びる赤ん坊、
でも俺は親父のいいところに似るために生まれてきた
それは常時俺のチェックリスト
俺の人類愛はマネキンに終わり、山師のように頭を働かせるのは簡単だったが、
今は厳しい
俺の人類愛はマネキンに終わり、山師のように頭を働かせるのは簡単だったが、
今は厳しい

出発する時が来た
町は沈みかけている
出発する時が来た
町は沈みかけている
出発する時が来た
町は沈みかけている
出発する時が来た
町は沈みかけている
町は沈みかけている
町は沈みかけている
町は沈みかけている
町は沈みかけている

<syco訳>

 

youtu.be

音楽は薬物効果をもたらすと思う。 気持ちを刺激してハイになる曲もあれば、鎮静させてロウになる曲もある。  私は音楽がないと仕事ができない、運転できない、家事ができない。 生活に支障が出るのでやっぱり中毒だ。 

キュアの「ハイ」はドラッグでトリップしてる好きだった女の子のことを歌っているような気がする。 手を放したら、そのまま上空に飛ばされて行ってしまいそうな危ない女の子のことね。

一方ヤング・ファーザーズの方は、ポエティックな言葉が羅列され、何のことを歌っているのかはっきりとはわからない。 でも、今、日本も、中国も、ヨーロッパも前代未聞の異常な雨量で洪水、浸水なので、町が沈んでいるという歌詞は比喩なんかじゃなくって、非常事態を歌っているように感じるわ。 

どちらの曲も大好きだけれど、今の気分はロウなのでヤング・ファーザーズの方がしっくりくる。 

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