1996年、四半世紀前か…。 私がデトロイトで大学院に行き始めた年だ。 妊娠して一年で辞めたけどな。 何がやりたかったんだろうな、今でもわかんない。
アメリカでサブライムのこのアルバムがリリースされたのは、ボーカルのブラッドリー・ノーウェルがヘロインの過剰摂取で死んだ2か月後だ。
でも、彼が無くなったからこのアルバムが注目されたわけではなく、この事故がなくとも、このアルバムはヒットするべくしてヒットしたと思う。 フランダースの犬のネロ少年のように、ノーウェルは成功するとも知らずに死んじゃったんだ。 バンドもすぐに解散し、もう、無念としか言いようがない。
アメリカのレゲエバンドで検索すると、サブライムがトップに出てくる。 私はレゲエが大好きだったけれど、サブライムをレゲエとしては聴いてなかったと思う。 なんでかなぁ。 LA出身と聞いただけで、レゲエのイメージから遠のくし、アメリカのアクセントで、白人の透き通った声だと、リズムはレゲエでも全然別物に聴こえてしまうんだよな。 それにベースよりも断然ギターの方が前に出ているバンドだし、だいたいアメリカン人がレゲエって、私の想定外だ。
じゃぁ、どういう風に聞いていたかというと、気持ちがいいから聴いていた。 ノーウェルのスムーズなボーカルと愛のある歌詞が気持ち良かったから聴いていた。 スカやパンクな曲も入ってるけど、やっぱりノーウェルのボーカルが心に染みるのは、スッチャッ、スッチャッのレゲエのリズムだ。 と言うことはやっぱり、レゲエが気持よくさせてるんだ。 このリズムは私の中でセロトニンを出しまくるんだな。
Santeria
俺はサンテリア教は信じてないし、水晶玉も持ってない
100万ドルあったけど、みんな使っちまった
もしヘイナとあいつが拾ったサンチョを見つけたら
サンチョをボコボコにして、ヘイナの頬をひっぱたいてやる
俺が本当に知りたいのはさ、
いいかい、ベイビー、
俺が本当に言いたいのはさ、
上手く言えないけど
そうさ、愛が欲しいんだ
あぁ、ヘイナを見つけて戻るまで、俺の魂は待ちぼうけだ
父ちゃんはお前が大好きさ
心は傷ついて、悲しくて
切ないんだけど、やっていかなきゃな、oh yeah huh
誓って言うよ、俺が本当に知りたいのは、
ベイビー、俺が言いたいのは、上手く言えないけど
この愛が俺を前進させる、でも俺の魂は…
俺が本当に言いたいのは、ベイビー、
俺が本当に言いたいのは「俺にはおまえがいるから、
きっとやれる、そうさ、やってやるさ」
サンチョに言ってくれ、お前が何をしたらいいか知ってるか
走って逃げるのが身のためだ
父ちゃんは45口径を買ったぜ
俺は決めた、サンチョの喉にぶっ込んでやる
本気だぜ、とっておき物のをあのパンク野郎にお見舞いだ
結局何が知りたいのかと言うと
あぁ、何を言いたいのかと言うと、戻り道はただひとつで
俺はそれを成し遂げる、Yeah でも俺の魂は待ちぼうけだ
Yeah, yeah, yeah
<syco訳>
他のサイトでこの曲の訳詞を見ても、誰もが肝心の父ちゃんが子供に語る部分をきちんと訳してない。 ただの、男を作った自分の女への嫉妬の歌になっている。 これは、息子がいるから父ちゃんはガンバれるんだよ、っていう歌だと私は思うよ。結局ガンバれなくって死んでしまったけどさ…。
サブライムのWhat I got の和訳はここに ↓