今回の12日間のイギリス旅行で最後の3日はロンドンに泊まったんだけど、これは無くてもよかったな。 ロンドンは詰まらなかった。
80年代にあんなに愛したロンドンなのにね。 ただ歩いているだけで楽しかったのに。 街が変わったのか私が変わったのか…、たぶんどっちもだと思う。
街の景観が変わった。 近代的な高層ビルが増えた。 テムズ沿いも近代的なアトラクションが勢ぞろいしてた。 前はあのデカい観覧車もなかったし。 昔はテムズに浮かぶ誰かのボートハウスなんかを眺めながら薄暗い川沿いを歩いていたような記憶がある。
カムデンタウンの辺りも、お土産屋さんやおしゃれなギャラリーやカフェレストランが何処までも並んでいて観光地化されててびっくりした。 前は古着屋とかレコードやとか怪しげな露天とかが運河沿いにちょっと広がっていただけだったのに。
ナショナルギャラリーの前のトラファルガー広場も柵が巡らされあの有名な鳩の大群が一掃されていたし、ハイドパークも3分の2ぐらいがフェス会場の準備で柵が巡らされていて憩いの場じゃなくなって、木もベンチも少なくなっているような気がした。
最近は自分が大都市や人混みが苦手になっているのは気づいてた。 4,5年前にアムステルダムに行ってなんか詰まんないなって思ったのが始まり。 去年タイに行った時も大都市バンコクよりも北部の小都市チェンマイの方が良くって、ニューヨークもマンハッタンよりかはブルックリンの方が楽しい。
ロンドンは本当に移民が増えたと思った。 今じゃ、大都市だったらどこでも人種のるつぼなのかもしれない。 お土産屋さんもカフェもレストランもホテルも、ほぼインド系、アラブ系、アジア系が観光客をもてなしていた。
私は移民が入ってくるのに悪い感情は持っていない。 誰もがより良い生活をしたいだろうし、国粋主義とか信じていないし。 日本だってもっと外国人労働者を入れればいいと思っている。 でも、ロンドンの顔が見えないというか、地元民のロンドン愛が感じられないというか、どこでも同じになってしまっているというか、要するに観光客としてガッカリしたわけよ。 ロンドンでは伝統的なパブがどんどん閉店しているという。 そうでしょうよ。 だってアラブ系もインド系もあまりアルコールを飲まないものね。
35年前に行ったパリにもう一度行きたいとずっと思っていたんだけど、たぶん、パリもロンドンと似たような状況じゃないかと思う。 だからパリは再訪しないと決めた。 あの時の楽しかったパリの風景をそのまま記憶に残しておきたいからね。
街が変わって行くのは仕方がないし、たぶん80年代にも、60年代に来た時のロンドンはもっとクルービーでサイケデリックで良かったなんて思う観光客はきっといた。
旅は自分の適齢とその町の旬がある。 今の私はメメントモリを感じれるパワースポット巡りが旬かもしれない。 それとゆっくり日本の温泉巡りもしたいな。 BBAになったものだな。
カムデンタウンで見つけたエイミー・ワインハウス像。 彼女は愛される存在になっていたのね💛

カムデンタウンに戻ってきたのは私だけじゃない。 モリッシーだって戻ってきたんだ。
Come Back to Comden / Morrissey (2004)
君に伝えたいことがあるんだ
君は腹を抱えて笑うかもしれないけどね
でも、ふと周りを見回すと
僕はひとりぼっちだ
ひとりだ
永遠に
タイルの玄関、手すりに沿って
色褪せた茶色の階段を上ると
見つけるだろう 失望と僕
わずかに残された心で君に呼びかける
僕の心は
永遠に
テラスの椅子に座って憂鬱気に
テムズの味のする紅茶を飲むと
見つけるだろう、僕の思い
そしてこれが、僕の心からの最後の願いだ
僕の心よ
永遠に
タクシーの運転手が休みなく話しかけてくる
どんよりした灰色のビクトリア朝の空の下
見つけるだろう 失望と僕
僕はここにいる......僕は足の先まで全て君のものだ
君のものだ
永遠に
君の足が僕の足と重なった
そして君は膝を立てて寝そべった
そして僕も僕の心も
僕らもわかっていた
永遠に
タクシーの運転手が休みなく話し続ける
どんよりした灰色のビクトリア朝の空の下
見つけるだろう 僕と僕の思い
それでも僕らは言う
カムデンに戻ってきてと
僕は素直になるから、素直になるから、素直になるから…
<syco訳>
スコットランドの古本屋(オックスファム)でモリッシーの自伝を見つけたよ。 読むのが楽しみ💛!
