甥っ子夫婦が日本から私の娘ちゃんが住むNYに遊びに来たので、私も週末だけNYに行ってきた。甥っ子はジャズファンで趣味でジャズバンドでウッドベースを弾いている。お嫁さんはクラッシックピアノやブロードウェイミュージカルの大ファンだ。
私はジャズやブロードウェイには全く疎い。 マンハッタンのミッドタウンで上原ひろみのライブがあるので行くという。 あっ、上原ひろみなら知ってるよ。 狂ったようにピアノを叩いてるのをYoutubeで見たことがある。
で私も観に行ったのだけれど、思ってたのと違った。 私は彼女の神技的な速弾きピアノソロで昇天させてもらいたかったんだけど、今回のツアーはカルテットで、やけにトランペットがフィーチャーされていると感じた。 トランペットの後ろで上原ひろみが伴奏してると言ってもいい。 ツアーのタイトルはHiromi's Sonic Wonder なのに、ひろみさん、そんなに控えめでいいんかい?
トランペットばかりが鳴り響くSonic Wonder ↓↓
ほんと、ジャズファンには申し訳ないぐらい退屈した私です。 コンテンポラリージャズは私は無理だわ。
古き良きデキシーランドジャズとか、ビッグバンドのスウィングジャズはノレるのだけど。 ラグタイムやボサノバだって大好きだし。
たぶん私は、ジャズがクラッシックに対して大衆音楽だった時代のジャズが好きなんだな。 ジャズからロケンロールが生まれた時点で、ロケンロール側に乗っかるタイプなんだってわかったわ。
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それから、ブルックリンの小さなジャズクラブにも行った。 フランス人のおっさんギタリストが率いるジプシージャズのカルテットだった。 こちらはヨーロッパの街角で鳴り響いてそうなノスタルジックなサウンドで気に入った。 カバーチャージも無くて気軽にこんないい音楽が聞けるなんて、やっぱブルックリンは良いわ。
ウッディ・アレンの映画「ミッドナイト・イン・パリ」のサントラから曲を演奏してくれて、ニューヨークだからウッディ・アレンをリスペクトして弾いてくれてるんだろうな、なんて思ってた。 しかし、後でネットで調べたらなんとこの人が作曲したオリジナルだった! そして、2011年のアカデミー賞のステージでこのオッサンはこの曲を演奏したというのだ。 Stephane Wrembelというこのフランスのおっさん、けっこう大物だったのね。
この人です↓
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甥っ子のお嫁さんは大学のサークルでゴスペルも歌っていた。 それで日曜日にはBlue Noteでハーレムのゴスペルが聴けるということでみんなで聴きに行った。
神を称える讃美歌が、ここまでファンキーでパワフルになれるってキリスト教ってめちゃくちゃ自由じゃない? 全て裏打ちして私も神を称えてました、ハーレルーヤ!
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今回私はブルックリンのサンセットパークにホテルをとったのだけど、これが倉庫や修理工場などが集まるかなり寂れた地区だった。 どおりで安いと思ったよ。
ホテルから2,3ブロックほど歩くとガラクタの向こうに自由の女神が見えた。↓