先月、Big Beautiful Bill 「ビッグで美しい法案」、独裁者オレンジの国語力の無さが滲み出るネーミングの予算案が国会を通った。
障がい者の社会保障や低所得者の健康保険料や子供の給食費の補助などを大きく削減して、上位1%(国の30%の富を保有している)の税率を大きく下げた悪魔のような予算案だ。
私が怒りの頂点に達したのは、ICE(移民局)の予算を160億ドル(2兆4千円)に引き上げたことだ。 この額はアメリカ軍の予算よりも大きい。 ということは、世界中のどの国の軍事予算よりもデカいのだ。
もちろん移民は国内に潜むので戦闘機やミサイルはいらない。 必要なのは移民をくまなく探すICE(移民管理局)エージェントと移民を詰め込む強制収容所だ。 収容所は今アメリカ各地に建てられている。 民間企業に委託しているからコスパしか考えない劣悪な環境の収容所だ。
しかしICEエージェントは評判が悪いのでなり手がいない。で、独裁政権はどうしたかというと、募集条件を年齢不問、学歴不問に変えて、さらに採用時点でボーナス5万ドル(約7百万円)支給、学生ローンの返済免除を加えた。
これでどうなるか? 頭が悪くて金が欲しくて外国人を逆恨みする差別主義者が集まってくるだろう。 警察官の訓練も軍の訓練も受けずに、ナンバープレートのないバンを運転し、マスクを被って顔を隠し、機関銃を掲げて私たちを拉致しに来る。 権力を持ったバカほど怖い者はいない。 彼らはもはや独裁者オレンジの私兵団だ。 そのうちに、ホームレスや精神疾患者も捕まえ始めるだろう、イヤ、既に先週からワシントンDCで始まってた。
アメリカは独裁国家まっしぐら。 真剣に帰国を考えてます、私。
この曲が頭に浮かんだ。 ニューエイジ・ステッパーズの『プライベートアーミー』
Private Army / New Age Steppers (1981)
「武装した少年たち、青いユニフォームを着ている
あなたの外見が気に食わない
気をつけろ」
この声はビビアン・ゴールドマンね。
ラフトレのコンピレーションアルバムでこの曲を聴いていた。 本場ジャマイカのダブと比べるとなんか暗くて、当時の私にはハードルも高かった気がする。 でも今聞くとベース’n’ドラムが最高じゃないの。 CDは今でも手に入るのかな、とアマゾンを覗いたらニューエイジ・ステッパーズの1stが10ドル出ているじゃないの! こういうレアな中古はバカみたいな値段がついてることが多いんだよね。 思わずクリック。 ICE絡みで衝動買いしちまった。
もひとつビビアン・ゴールドマンで大好きだった曲が「コインランドリー」。 以前Youtubeを検索したときはミュージックビデオはなかったのに今は上がっている。イエーイ! ショートカットのビビアンがキュート! 私が一番ロンドンに憧れていたころの風景が再現されているわ。
Launderette / Vivien Goldman (1981)
私たちが出会ったのはコインランドリー
私の洗濯物の袋が破れて、服がビショビショ、
私は誰かの手が必要で、
彼はアパートを住むところを探していた
そこから私たちが下り坂を転げ落ちて行ったのを、
あなたのせいにはしたくないけど
私はあなたを追い出すことができない
コインランドリーだって一緒だし、
あなたの靴下と私の靴下が、
乾燥機の中で一緒に回る
あなたのジーンズが私のシャツに絡まる
あなたから離れることができない
あなたはいつもだらしなくて、
髪の毛がそこらへんに抜け落ちていても平気だし
汚いコーヒーカップも2週間も置きっぱなし
出て行ってほしいのだけど、
それが言えない私
コインランドリーだって一緒だし、
あなたの靴下と私の靴下が、
乾燥機の中で一緒に回る
あなたのジーンズが私のシャツに絡まる
あなたから離れることができない
<Syco訳>
ICEに激怒していたのが、ポストパンク/ダブの思い出に変わってしまったわ。
『ICE廃止』のステッカーを車に貼った。
