私の家から車で20分ぐらいの牧場と畑しかないところにHowriver Ballroomというライブハウスがある。 昔の紡績工場を改造してつくったウェアハウス系のオシャレなヴェニューで以前にティーンエイジ・ファンクラブを観たことがある。 そして今回はステレオラブだ。 最近何年かぶりにアルバムを出したらしいけど、私は2000年以降のステレオラブはほとんど聴いていない。 でもせっかく欧州からこんな田舎に来てくれるのだもの。 行かなくちゃだめよ、私。
700人も収容できるライブハウスは思ったより混んでいた。 ステレオラブと言えば、私の好きなバンドの中で一番オッサレーなサウンドかもしれない。こんなアメリカの田舎でもおしゃれユーロビートが好きな人がいるのね。
でもね、歌詞を聞いてくれよ。 おしゃれ民が一番関心が薄い政治のことばかり歌っている社会派バンドなのよ。 レティシアの柔らかなフランス訛りの英語やアートなプロモビデオに惑わされちゃだめ。
ライブでも聴けた最新アルバムの中の一曲。とってもポップだけれど、歌っていることはかなり絶望的だった。
Melodie is a Wound / Stereolab (2025)
ダメになった 身柄引き渡し要求が
消えていった 良心を持つことの自由が
何らかの正義は可能か、それとも
真実を知る国民の権利にさよならか
権力者によって猿ぐつわをされ口を塞がれた
無知と憎悪を煽る
目的はコントロール
力づくで脅す
明白さいう概念そのものを消し去る
真実と信頼への渇望を絞め殺す
知恵や知性やを窒息させる
戦争経済は暴力を行使して神聖化する
その利益と相反するあらゆる知性を抑圧する
真実はもはや葬られてしまった
<Syco訳>
レテシアさんのはダバダバ系のジャズボーカル寄りで、何を言っているのか聞き取れないから、ほぼインスト曲を聴いている感じ。 フランス語で歌われるとなおさら。 カクテルを飲みながらゆったり座って聴きたいなって思ったけど椅子はない。 そしてライブハウスは蒸留酒のライセンスがなくて、ビールかワインしか飲めない。 仕方ないのでビール片手に立ったままゆらゆらとステレオラブのサウンドに身を委ねてみたよ。

レテシア姉さんは左利きだった。

アメリカのもしくは世界の情勢が念頭にあるのかピース、ユナイトを連呼していた。綺麗なレテシア姉さん、とても57歳には見えません!
観客はおしゃれ民1%、服装には関心ゼロの白人男性が占めていた。

ステレオラブってゲーマーとかインドア系ナードに人気なのかもって思った。 SFファンタジーな雰囲気もあるし。 ファン層を考察するのもライブの楽しみだね。 もちろんアジア系は唯一私だけ。 特別感を得られるわ。 さて明日も頑張ろう。