2025年を振り返ると、独裁者オレンジが頭から離れなかったな。 吐き気がするほど嫌いなのに、いったい人はどこまで邪悪になれるのか、そしてこの国の国民がどこまで悪魔を支持するのかを確認せずにはいられなかった。 それは私の想像をはるかに超えていた。
ヒットラー政権下のドイツや帝国主義の日本や、現在のロシアや北朝鮮のような独裁国家にまさか自分が住むようになるとは予想しなかったけれど、今それが現実となりつつある。 今のアメリカは三権分立は機能せず、憲法は守られず、軍が私物化されている。 メディアは規制され、学問は軽視され人種差別が日常となっている。
何の捜査もなく、ただ見た目で判断して逮捕することが許される国になったんだよ。 先月オレンジは、ソマリアをゴミ(garbage)と呼び、この国からやってくる移民はロクなやつがいないと言い切る。 「ソマリアとかアフガニスタンやハイチのような肥溜め(hell hole)からの移民は規制する。 なんでデンマークやスウェーデンのような国からの移民はこないのか?」というのがこの国の大統領の言葉だ。 北欧の社会保障が徹底している国民がこの国に来たいと思うかよ。 貧乏人は医者にもかかれないのが現状だぜ。
私は今のところ健康だし、健康保険も払えているからどうにか暮らしているけれどこの先どうなるかわからない。 市民権のない在留外国人なんて、一番最初にベネフィットを切られるのじゃないかな。
嫌なら逃げ出すというのが私の性分なので、やっぱ逃げるしかないな。 2026年の目標は『逃げる』だ。 この国に何の未練もございません。
どこかへふらっと逃げ出したくなる歌を三曲。
Running Away / Sly and the Family Stone (1971)
逃げ出すために家出をする
ハハッハハ
君の靴はボロボロ
君は自分を騙してるだけ
夜昼かまわずブルースを作る
ヒヒッヒヒ
締め切りはもう過ぎてるのに
君は自分を騙してるだけ
近道をすれば早いけど
ハハッハハ
時間はここで止まっている
君は自分を騙してるだけ
借金が嵩んで、ギャンブルができなくなる
ヒヒッヒヒ
遊ぶ金の余裕が欲しい
自分を騙してるだけさ
別の日には、君は遠くに行ってしまう
ハハッハハ
家路はますます遠くなる
<Syco訳>
Tempted / Squeeze (1981)
歯ブラシと歯磨き粉
ネルのタオル
パジャマにヘアブラシ
新しい靴とスーツケースを買って
鏡に向かって言った
ここから出て行くぞ
教会の尖塔を通り越す
丘の上のコインランドリー
ビルの看板
思い出はいまだに
僕を呼び続ける
でも全て忘れてしまえ
やれば出来るさ
他人の果実に誘われ
試したいけど真実を知った
どうなってしまったんだろう
君が去ってからは
もう他は誰もいない
他人の果実に誘われ
試したいけど真実を知った
空港の駐車場に着く
荷物受け取り場
絶えず混んでいる
気が晴れることを願う
何の言い訳もないし
話すことも何も無い
ベッドの脇でポケットも空っぽ
片方だけ靴下を履いた愚か者
君の身体が近づいてくると
僕は時計を手探りで探す
誘惑に警戒する
やめて欲しいと願う
小説と香水を買った
君の幸運のために
でも僕の良心は偽りを嫌うから
本心からじゃない
鏡に向かって聞く
僕に何かできる事があるのか?
他人の果実に誘われ
試したいけど真実を知った
どうなってしまったんだろう
君が去ってからは
もう他は誰もいない
他人の果実に誘われ
試したいけど真実を知った
<Syco訳>
World at Large / Modest Mouse (2004)
大寒波、猛暑、文句は言えない
世界が広いなら、なぜここに留まる必要がある?
別のプランへと踏み出す
新たな場所を見つけるつもり、今度はきっと我慢できる場所
新たな未来に向かって進む
全く知らない街へ、新しい考えで
考え事をしようと軒下に入った
ドアの前に来たけど、またして立ち寄れなかった
どこなのか、いつなのか、わからない
でもまだ君の話を聞く友達はいる
もう少し歩き続ける
もう少し頑張って、考えを変えてやってみる
ああ、ベイビー、僕には何の計画もない
僕らは漂い続ける、解ってくれるかな?
漂い続けるんだ、ベイビー、解ってくれるかな?
そうさ、漂い続ける、たぶん解ってくれるよね?
日が短くなり、夜に寒くなる
秋は好きだけど、この場所はもう飽きた
荷物をまとめて海岸へ向かう
大きな成果はないけど、精一杯やっている気がする
日が長くなり、夜は草木の香りがする
驚くほどじゃないが、春だし、ここを去るべきだ
放浪者についての歌が好き、同じような本も好き
どちらも僕を少しまともにしてくれる気がする
別の場所へ歩いて行った
まだ望む場所にたどり着けない
愛が欲しかったのか?知る必要があったのか?
なぜいつも、いつも波にのまれる気がするのだろう?
蛾たちは火に飛び込んで死んでいく
夏の夜にそよ風がふく
外は海が大気のように灰色だ
あの日何を考えたのかわからない
もう少し遠くまで歩いて、別のプランを立てる
解ったと言ったけど、解ってはいなかった
やり直すことが人生のすべてではないことは分かっている
思考がやかましすぎて、自分の声が聞こえなかった
思考がやかましすぎて、自分の声が聞こえなかった
<Syco訳>