読書メモ The Knight of Maison-Rouge 「赤い館の騎士」マリー・アントワネットを救え

f:id:sycoB:20211216125636j:plain

 

今年はいろいろな本を読んだけど、全部古本屋で適当に拾ったものなので、よくわからないものも多かった。 でもこのデュマの小説は英語翻訳は現代で訳されてるし、漫画みたいなお話なので面白くて一気に読めた。 というか、「ベルサイユのばら」の外伝みたいな物語。 是非とも池田理代子先生に漫画家してもらいたかった。

マリー・アントワネットが幽閉されたあと、救出作戦を試みる謎の「赤い館の騎士」はデュマによる架空の人物だけど、これはまさにベルばらのフェルゼン伯爵じゃないか。でもこの小説はマリー・アントワネットよりも、脱出劇に翻弄された王党派の美女ジェヌヴィエーブと共和派の青年モーリスとの純愛エピソードがメインだ。 これがベタ過ぎて楽しい。

私のキャラのイメージではジェヌヴィエーブは「ベルばら」のロザリーで、モーリスはアンドレだな。 モーリスの親友のローリンはオスカルというところかな。 「ベルばら」知らない人は何言ってるかわかんないだろうな。 私の中では「ベルばら」は「サザエさん」ぐらいにみんな知ってて当たり前になってる。 あぁ、実家に帰って全巻読み返したい!

 

こちらも私の中では知っていて当然のキラークイーン、フレディー・マーキュリー殿下。
youtu.be

 

Killer Queen / Queen (1974)

彼女はモエ・エ・シャンドンを
小ぎれいな戸棚にしまい
「代わりにケーキを召し上がれば」って
まるでマリー・アントワネットのよう
フルシチョフでもケネディでも
対策法は用意万端
招待状を渡されれば
決して断ることはできない

キャビアにシガレット
熟知したエチケット
群を抜いた上品さ

彼女はキラー・クイーン
火薬にニトログリセリン
いつだって
貴方を悩殺すること間違いなし

この値を払う価値あり
飽くことのない欲望
試してみる?

面倒を避けるために
常に住所を変え
まるで男爵夫人のような口調で
会話をはずませる

中国から来た男と出会って、
ミナと名乗る芸者になったと聞いたが、
それからまた、奇遇は続く
こういった傾向が貴方のお好みなら…

もちろん香水はパリからお取り寄せ
車にはあまり関心がない
細部までのこだわり

突然子猫のようにじゃれてふざけるけど、
ふとじっとしてみたり
一時的にガス欠になったかと思いきや
猛スピードであなたを狂わせる
全力であなたを落としにかかる

彼女はキラー・クイーン
火薬にニトログリセリン
いつだって
貴方を悩殺できること間違いなし

この値を払う価値あり
飽くことのない欲望
試してみる?
貴方は試してみる…?
<syco訳>

 

f:id:sycoB:20211216123006j:plain