ドライブソング ④ - Foina Apple/Fast as you can

4位 Fast As You Can - Fiona Apple 

 

90年代の半ばに、初めてフィオナの"criminal"のPVを見たとき、曲は凄いんだけど、クスリをやってる拒食症のスーパーモデルを演じて、若い子にアピールしてるのね、なんて思っちゃったんだけど、実際フィオナ・アップルってすごいトラウマを負った女の子で、それで一生病んでしまった人なのね。 だからあの心が擦り減らされるような詩もホンモノよ。

7年間も沈黙したり、ほんとうに彼女は拒食症で、一時は危ないんじゃないかぐらい痩せてたし、30過ぎてから、クスリで捕まったり、最近はアルバムはまた出してないし、youtubeで、トランプとその傘下のレイプ疑惑のあるカバノー裁判官に対してむやみやたらに「ファック・ユー」を叫んでるし、ちょっとフィオナ・アップル心配です。

この曲は「車」も「ドライブ」も出てこないけど、運転をしながら聴いてると、思わずスピード出してしまいます。 

youtu.be

久しぶりに歌詞を終わりまで訳してみる。

 

「フルスピードで走って」

 

私は野獣を早く受け入れてしまった

彼の首に両手を掛けずにはいられない

いつも争う、それでもまだ、

ダーリン、あなたはとでもやさしい

私が狂っていると思っているのね

どれだけ頭がおかしいと思ってるの?

少しのことじゃ動揺しないと言うあなただから、

私から去りはしないだろうけど、でも

あなたが去ることをどこかで願っている私

フルスピードで走って、私から自由になって

フルスピードで逃げて


あなたの腕の中では柔らかかもしれないけど、

すぐに私は争いに飢える 

ぜったいそしてあなたに勝たせない

私の小さな口から、

あなたを人間不信に至らせるような言葉が飛び出る

だからあなたの皮膚から浸透して

心臓を探る私を捕えたいのなら

フルスピードで走って、私を掻き消して自由になって

フルスピードで走って


 時々私は頭がフリーズしてしまうけど

でもたいていは大丈夫

それに気持ちを高めてもらう場所に行くし、

そうでなきゃ、疑問や過去の中に溺れてしまう

それが徳というなら、私はあなたの女になるわ

そして、あなたはもっとクスリを分けてくれる

わかった、あなたのペットになるわよ

それが徳とあなたが言うなら

だって私は疑問を持つことに疲れたの

なぜという言葉で窒息しそう

もう少し答えの方が欲しい

 

私は野獣を受け入れて、そして

それを許そうとまでしたけど、

許すのは早すぎた だから、

何度も何度も何度も争うの

そしてもう少しだけの間は、

生暖かい風に身を任せ、

愚痴ったり、不毛な土地のせいにしたりするの

でもあなたがなにかいい考えが浮かんでも

黙っててね、私はその中で花を咲かせるから

フルスピードで走って ベイビー、ただ私を見守って

私は出ていくから

フルスピードで走って、もう手遅れかもしれないけど

フルスピードで走って、私と距離を離して

このことはもう自然に任せて

フルスピードで走って

フルスピードで走って

フルスピードで走って

フルスピードで走って

(訳 Syco)