ロケンロール数え歌、10番台に突したけれど、いきなり11は難関だわ。 でも10代に死ぬほど聴いたクラッシュのデビューアルバムからやっとこさ見つけたわ。
ロンドンの夜の11時は行くところがないらしい。 そういや、イギリスってパブも11時に全部閉まっちゃうよね。
11. Remote Control / the Clash (1977)
リモコンなんてまっぴらだ
市役所から
ボタンひとつで
動かす
もっと働け、遅れるな
灰色のロンドンの街
白黒の車が這い回る
さて、
11時を回ったが
何処へ行きゃいいんだ?
音もたてられず
クスリも無く
金もなく
行くところもない
大企業はオマエを好まない
オマエのやることを好まない
オマエは金がないから
権力もない
オマエは役立たずとしかみられない
おまけにオマエは、パーーーンク!!
奴等はメーフェアで会議をする
オマエを意気消沈させ、
何処へも行かせない
自分等の蓄えだけを
心配する
考えるのはそれだけ
オマエのことは頭にない
全くよくならない
先へ進めない
落ちて行くのを止められない
死にたくない
ルールや規制に気をつけろ
国会なんて誰が要るんだ
腰を下ろして一日中法律を作ってる
奴等はみんな太った年寄り
上院になるのを待ってるだけ
抑圧 - 火曜日から始まる
抑圧 - *ダーレクとなる
抑圧 - オイラはロボット
抑圧 - オイラは服従
* ダーレク(テレビ番組『Dr. フー』に出てくるロボット)
<syco訳>
映画 Billy Elliot(邦題:リトルダンサー)の冒頭がこの曲だったのよね~。 それを観てすぐにこれは絶対好きになる映画だわ、って確信したわ。
12歳の時には踊っていたって歌詞が印象的。 子宮から墓場まで踊り通す銀河のダンサーの歌。
12.Cosmic Dancer / T-Rex (1971)
僕は12の時には踊っていた
僕は踊っていた
僕は子宮から踊り出た
そんなにすぐ踊って変かな
僕は子宮から踊り出た
僕は8歳の時には踊っていた
そんなになるまで踊って変かな
僕は踊りながら墓に入った
そんなにすぐ踊って変かな
僕は踊りながら墓に入った
人の中に住む恐れを
理解するって悪いことかな
変わり者ってどんな感じ?
風船みたいなんだろうと思う
僕は子宮から踊り出た
そんなにすぐ踊って変かな
僕は踊りながら墓に入った
しかし、またいつ? もう一度
僕は子宮から躍り出た
そんなにすぐ踊って変かな
僕は子宮から躍り出た
<syco訳>
これは13歳と35歳の社会的にはタブーな恋愛か、もしくは家庭の虐待を逃れる母子の歌かいろいろな説があるけど、歌を作った本人に聞いてみないと分からない。
日本語は性別によって一人称が変わるので、私は勝手にに母と子を想像して訳してみた。
13. 13-35 / Dillon (2011)
強い味
大きな落下
ある考えで頭がいっぱい
解き放たれる
強い味
大きな落下
ある考えで頭がいっぱい
解き放たれる
強い味
大きな落下
ある考えで頭がいっぱい
解き放たれる
強い味
大きな落下
ある考えで頭がいっぱい
解き放たれる
あなたが13歳なら
私は35
二人が身を隠せる場所を探しに
二人っきりでいることが
必要に迫られてくる
あなたが13才なら
私は35
二人が身を隠せる場所を探しに
二人っきりでいることが
必要に迫られてくる、 yeah
チャ、チャ、チャ、チャ、
チャ、チャ、チャ、チャ、
洞穴か掘っ立て小屋か
車の中か、布団の上か
地面に空いた穴か
もしくは墓地か
茂みか森か
もしくはエーゲ海がいいかもしれない
チャ、チャ、チャ、チャ、
チャ、チャ、チャ、チャ、
可愛いね、って私は言う
私の足は棒のようになり
あなたはハートに火を付ける
あなたのために私は
炭鉱の底で通気口を見つけた
かろうじてあなたの両手が入るぐらいの
あなたが行くなら
私に知らせて
あなたが13歳なら
私は35
二人が身を隠せる場所を探しに
巣穴か砂漠か
もしくはインク壺
地下室、井戸の底、戦地
間違いなく役に立つ
あなたのために私は
牢獄の最上階の部屋を見つけた
かろうじてあなたが足を伸ばせるぐらいの
あなたが行くなら
に知らせて
私はハートに火がついて走り出す
<syco訳>
アメリカは13階が無いのよ。 縁起が悪いから。 イギリスもそうなのかなー? だから14階がほんとは13階なのよ。 これはロンドンの公営住宅の14階(13階)に住む人の歌ね。
14. 14th floor / Television Personalities (1982)
ロンドンの街を見下ろしても
ほとんどなにも見えない
だって僕は非常に高い所に住んでるから
おまけにとても狭い
そしてすごく腹が立つ
なぜならエレベーターがまた故障してるから
夜遅く仕事から戻った後
14階まで階段を上がらなければならないんだよ、
きみに言いたい…
14階 いやだ、狭すぎる
14階 役所にとってはただの数字
14階 いやだ、何にもすることが無い
14階 屋上はあるけど、何にも見えない
もう7年もここに住んでいる
でも誰も知らない
たぶん隣に住んでるのはジャマイカ人だと思うけど
アイルランド人かもしれない。
塔のてっぺんに住んでいては、
毎日楽しいことなんて無い
扉の内側に閉じこもっていると
もう14階はうんざりという気持ちになる
きみに言いたい…
14階 いやだ、狭すぎる
14階 役所にとってはただの数字
14階 いやだ、何にもすることが無い
14階 屋上はあるけど、何にも見えない
やだ、やだ、やだ、なんにもすることがない
14階
やだ、やだ、やだ、眺めなんてない
14階
やだ、やだ、やだ、ほんとうに出ていかなきゃ
14階
昨日までで充分
14階
役所にとってはただの数字
<syco訳>
ビデオの踊る人の群れに、パルプのジャーヴィス・コッカーとか俳優のノア・テイラーとかがいる。 他にも私が知らない著名人がたくさん出ているらしい。 みんな、酔っている感が半端じゃねーな。 外に15フィート(約5メートル)の雪が積もっても、ニック・ケイヴと酒で乗り越えよう、ってことね。
15.15 feet of Pure White Snow / Nick Cave (2001)
モナは何処へ?
長いこと見ていない
メアリは何処へ
一緒に去っていった
二人とも手袋もしないで
15フィートの純白の雪が積もる中?
マイケルは何処に?
マークは何処に?
マシューは何処に?
外はもう暗くなるのに
ジョンは? みんな出かけたままだ
15フィートの純白の雪が積もる中
その電話を止めてくれないか
15フィートの純白の雪が積もる中
隣人に手を振った
隣人も僕に手を振った
でも隣人は
僕の敵だ
僕は手を振り続ける
見えなくなるまで
15フィートの純白の雪が積もる中
誰かいるなら
返事をしてくれ
ここは余りにも静かだ
そして、寒さで凍りつきそうだ
膝から氷柱が
ぶら下がる
15フィートの純白の雪が積もる中
他にもこれほど気持ちが沈んでいる人はいるか?
15フィートの純白の雪が積もる中
空に向かって両手を掲げろ
空に向かって両手を掲げろ
空に向かって両手を掲げろ
奇跡はあるのか
神よ
神よ
神よ
神よ
ドクター、ドクター
僕は狂いそうだ
これは人生において
最悪の日
こんなに酷い日が
今まであっただろうか
15フィートの純白の雪が積もる中
僕のナースはどこだ?
治療してくれ
感覚が失われ
麻痺してしまった
もう盗みたくなるものすら
無くなってしまった
15フィートの純白の雪が積もる中
ここにそれを知らない人がいるか?
15フィートの純白の雪が積もる中
空に向かって両手を掲げろ
空に向かって両手を掲げろ
空に向かって両手を掲げろ
奇跡はあるのか
神よ
神よ
神よ
神よ
自分で守れ!
自分で守れ!
自分でやれ!
そうだよ、自分で守れ!
自分で守れ!
自分で守れ!
自分でやれ!
そうだよ、そうだよ、そうだよ!
自分で守れ!
自分で守れ!
自分でやれ!
そうだよ、そうだよ、そうだよ!
<syco訳>
この辺りから、昔集めた「ティーンエイジャーのうた」のエントリーと被る。
16. Half the Person / the Smiths (1982)
根暗とでも、病気とでも呼んでくれ
僕は6年間君の痕跡を辿った
6年の長い間
君を追っていた
根暗とでも、病気とでも呼んでくれ
僕は6年間君の痕跡を辿った
僕の人生の6年間を、全て君の追跡に費やした
そして君が5秒の時間をくれるなら、
僕の人生を語りたい
16歳で不器用でシャイで
ロンドンへ行って、そして僕は
YWCAのホステルに部屋を取った
僕は言った: 『ここが気に入ったんだけど、泊まれるのかな?』
ここが気に入ったんだけど、泊まれるのかな?
背中を洗いたいんだけど
空室はあるかい?
不機嫌なまま、彼女を後に残し、
そのあと、彼女は同じくらい不愉快に手紙をよこした
『あなたの救いようの無いくらい
貧しかった時代のほうが、
好きでした...。』と書いて
そして君が5秒の時間をくれるなら、
僕の人生を語りたい
16歳で不器用でシャイで
ロンドンへ行って、そして僕は
YWCAのホステルに部屋を取った
僕は言った: 『ここが気に入ったんだけど、泊まれるのかな?』
ここが気に入ったんだけど、泊まれるのかな?
僕も男が商売相手なんだけど、
空室はあるかい?
根暗とでも、病気とでも呼んでくれ
僕は君を追うことに時間をかけ過ぎた
必要以上にかけ過ぎた
君の後を追うことに
あぁ...
そして君が5秒の時間をくれるなら、
僕の人生を語りたい
16歳で不器用でシャイ
それが僕の物語
16歳で不器用でシャイ
僕の物語
それが僕の物語
それが僕の物語
それが僕の物語
僕の物語
それが僕の物語
それが僕の物語
それが僕の物語
それが僕の物語
それが僕の物語
それが物語
<syco訳>
ハウス・オブ・ラブの「ビートルズとストーンズ」は音楽にハマる十代の心の歌ね~。
17. Beatles and Stones / the House of Love (1990)
叫んでいるのを見なよ
海の稲妻のように大声で
爆弾を欲しいんだ
それは僕らも同じ
空からの爆弾は
完璧な犯罪だ
肩を並べて、熱気が漂う中
ビートルズとストーンズは
脊髄から髄質を吸い取る
ベトナムにVサインを入れた
ビートルズとストーンズを聴くと
ひとりでいることが心地良くなった
ひとりでいることが
僕をごらん、こんなに嬉しい
17歳でいることがこんなに好き
ポケットにスマイルを閉じ込めて
学校を卒業したばかりで
校則から解き放され
あぁ、僕はぼーっとなる ぼーっとなる ぼーっとなる
ビートルズとストーンズ
脊髄から髄質を吸い取られた
ベトナムにVサインを入れた
ビートルズとストーンズ
ひとりでいることが心地よかった
ひとりでいることが
ひとりでいることが
ひとりでいることが
<syco訳>
メンフィスはミシシッピー河を挟んで東側だから、18マイルでメンフィスと言うことはたぶん今はアーカンソーだね。 テキサスまで3度車で横断したから、よくわかるのよ。 ブログタイトル通り、ハイウェイ40号線上の女ですから…。
18. 18miles from Memphis / Stray Cats (1983)
夜通し走る
君たちの街に行くためさ
すでに走った500マイル、みんなぐっすり眠っている
18輪を回転させて、バスはビュンビュン走る
バスの運ちゃん、ちょっと止まってくれないか、俺たち腹がすいたんだ
ステーキと目玉焼きを14皿
それにオレンジジュースとコーヒーを14杯
バスに戻ろう、この場所は俺が来たかった街の一つだ
メンフィスまで18マイル
18マイルでメンフィスだ
イェーイ、18マイルでメンフィスさ
18マイルでメンフィスに着く
ポケットにはロケット弾、導火線に火が付いた
君たち目指して発射した、知らせが届いたかい?
メンフィスまでたったの18マイル、そしてみんなをロックするまで俺たちは帰らない
アラバマ、ミシシッピ、フロリダ、ルイジアナ、デカいテキサス
ニューイングランドから南のジョージア、カンサスシティ、コロラド、カリフォルニア
そうさ、今夜がツアーの最後の夜だ
俺たちはロックで屋根を吹き飛ばすぜ、待ってろよ
<syco訳>
ベトナム戦争に駆り出された兵士の平均年齢は19歳、ジュ、ジュ、ジュ、ジュ、ジュ、ジュウキュウサーイ!
19. 19/ Paul Hardcastle (1985)
最後はレジーナ・スペクターのピアノソロが炸裂する「20年間降り積もった雪」。 相変わらず歌詞は抽象的で、何を歌ってるのかわからない。 こういうのを聴くとやっぱりロシアの血だな~、って根拠もなく思ってしまう。
20.
その男はけがを負った生き物
マッチ箱みたいな家に住む
彼はけがを負った生き物
このあたりにいた
彼は滅びゆく種だ
彼は滅びゆく種だ
彼の娘は20年間の降り積もった雪
見知らぬ者同士が瞳を覗きあう20年間
20年間の純潔
彼女は心の底から誰かを憎んだり、何かを嫌ったりしたことはない
彼女は滅びゆく種だ
彼女は滅びゆく種だ
彼女は苔が好きだという
彼女はその口が好きだという
湿地の赤ちゃん
南部の赤ちゃん
私は20年間の純潔
そして私は心の底から誰かを憎んだり、何かを嫌ったりしたことはない
20年間の純潔
20年間の純潔
でもここから抜け出さなければ
ここは汚らしい大人でいっぱいだ
そして地図を持ったナビゲーターたち
カビた頭で角砂糖に放尿してる
あなたが私のブーツを凝視する中
言葉がホログラムのように浮かび上がる
言葉がホログラムのように浮かび上がる
言葉がホログラムのように浮かび上がる
ワルツを感じろ、ワルツを感じろ、と言う
カモン、ベイビー、ワルツを感じろ
ワルツを感じろ、ワルツを感じろ
カモン、ベイビー、ワルツを感じろ
<syco訳>
おまけ:田んぼにパンク
ふぅ~っ、次は20番台、行けるかな~。