コニーアイランドベイビー

ロンドンからニューヨークの空港に着いて、また娘ちゃんのアパートに二日ほど泊まらせてもらった。 

お母さん、どこに行きたい? と聞かれたので、週末だし暑いし、コニーアイランドに行きたい! 

 

ブルックリンにあるコニーアイランドはニューヨーク市民が電車で一時間以内で行ける海水浴場だ。 遊園地も付いてる。 そこで毎年7月4日の独立記念日に開催されるホットドッグ大食いコンテストは、長年に渡って日本人が優勝していたこともあるけれど、日本からの観光客がわざわざ行くような観光地ではない。 

でもルーリードのファンならやっぱり行ってみたい。 ルー・リードの地元ブルックリンのコニーアイランド・ベイビー💛

 

 

この曲は「グローリー・オブ・ラブ」という題名だと勝手に思っていた。 アルバムタイトル曲だったのね。 トランスのレイチェルに捧げると歌っているけど、彼女もルー・リード自身も、ブルックリンの子供たちもコニーアイランド・ベイビーだ。

youtu.be

Coney Island Baby / Lou Reed (1976)

そうだな、俺がまだ高校に行ってた頃
信じられないだろうがコーチの下でフットボールをしたかったんだ
先輩たちはみんな あのコーチは厳しくて意地が悪いと言っていた
でも、俺はコーチのためにフットボールをしたかったんだ
ラインバックをやるには体重が軽すぎると言われた
だから僕はディフェンスをやるって言ったんだ
コーチのためにフットボールをしたかった
だって、いつかは
背筋を伸ばして立つ
転んだりしたら
命を落とす
俺が知る中で一番男らしい男が
いつも俺の前に立ってくれた
だから俺はコーチのためにフットボールをしなきゃと思った
コーチのためにフットボールをしたかった

真夜中
一人ぼっちで寂しい時に
君は気づく
自分の魂が売りに出されていることに

そして、君は自分のしてきたことを
全て思い出して
そして嫌になる
何もかもを

でも、丘の上に住んでいるプリンセスを思い出してごらん
彼女は君が間違っていると分かっていても愛してくれる
そして今だって輝いているかもしれない
そして

愛の尊さ、愛の尊さ
愛の尊さが訪れるかもしれない

君の取るに足らない友だちはみんな
君を利用して去っていった
奴らは陰でこう言っている
君はまともな人間にはなれないってね
そしてまた考え始める
自分がしてきたことを
そしてそれが誰だったか
そしていろいろな場面でしてきた様々なことを

ああ、でも町とは奇妙な場所だって覚えておいて
サーカスのような、下水道のような
そして覚えておいて欲しいのは、人が違えば趣向も違うってこと
そして

愛の尊さ、愛の尊さ
愛の尊さが真の君を見てくれるかも
そうだよ、さぁ
愛の尊さ、愛の尊さ
愛の尊さが真の君を見てくれるかも
愛の尊さ 愛の尊さ 愛の尊さ
愛の尊さ、愛の尊さ
愛の尊さだ 愛の尊さだ
愛の尊さを、さぁ、今、愛の栄光を
愛の尊さを君に 愛の尊さは真の君を見てくれる
あぁ、僕のコニー・アイランド・ベイビー、さぁ
(僕はコニー・アイランド・ベイビーだ)
ルーとレイチェルのために、この曲を送りたい。
そして*P.S.192の子供たちみんなに
コニー・アイランド・ベイビー
君のためならすべてを捧げると誓うよ

<syco訳>

P.S.192とは当時にブルックリンの公立の幼少中学校の制度

 

コニーアイランドはこんな感じだった。 アトラクションは結構古そう。

 

偶然行ったこの日は海開きで、自由参加のマーメード・パレードがあった。 

『サーカスのような、下水道のような…♪(コニーアイランド・ベイビー)』


何でもあり。

 

昔はブランコが付いていた乗り物。 廃墟っぽくていい感じ。

 

うちのコニーアイランド・ベイビー。 周りのおばあちゃん達も誰かのコニーアイランド・ベイビーです💛 シニア率高…。

 

水は冷たかった。 実は北海。 近くにまたシニア、遠くにヨットの群れ。

娘ちゃん曰く、「あれはヨットじゃない、セイルボートだ。 ヨットは公共交通機関の船だよ」。 

ググったら英語でヨット(yacht)はフェリーのことだった。 日本じゃあれは絶対ヨットなんだけどな。 アメリカで遭難して、SOSに「ヨットに乗ってます」って言ったら見つけてもらえないわ。 気を付けなきゃ…。

などと考えたコニー・アイランドの一日でした。