ロケンロール100選 31-40

少し間が空いたけど、100数えるまで終わらない! 気長に行くぜ。

 

ロケンロールの歌詞に出てくる数字は、案外、高速道路の番号も多いのね。 んで、31はミシガン湖の東の湖岸を走るハイウェイ31号線の歌。 そう、ヴァーヴ・パイプはミシガン出身のバンドだから、私が90年代に住んでいたミシガンのラジオからはよく流れてた。 イギリスのヴァーヴじゃないわよ。 ビタァ・スィィート・シンフォーニー♬じゃないよ、もっと堅気なグランジバンドね。

スライドショーのミシガンの風景が懐かしいわ…。 

31 Veneer / the Verve Pipe (1996)

youtu.be

31号線の13マイル、乾いている
「道路のスポンサーになりましょう」のサインと
空き缶のマスカレード

31号線の13マイル、乾いている
ラベンダー色の空には真っ白な雲が浮かび
それは指でペイントされた雫を威嚇する
水溜まりで飛び跳ねる
黄色いレインコートを着た子供たちは
深い紫色のべニア板にしぶきをかける 

次々と現れる動物の列、身体を震わせ
様々な色に塗られる
そして色を塗られた草を食む動物たちの
歯も緑色が染みこむ
無関心に降り続く雨を眺めている
雫は斑点模様と交じり合う
そしてべニア板に筋を残す

ラブリーレディ、風で毛皮を飛ばされる
ラブリーレディー、人口色の泥を浴びている
ラブリージェントルマン 

31号線を85マイルで、僕は飛ぶ、僕は飛ぶ
<syco訳>

 

ロケンロールに出てくる数字は銃の口径も多い。 コルト45とか38スペシャルとかね。 次は悪魔に魂を売ったロバート・ジョンソンの32-20リボルバーのうた。
32. 32-20 Blues / Robert Johnson (1936)

youtu.be

俺が呼んでも、あの子が来なかったなら
俺が呼んでも、あの子が来なかったなら
ホットスプリングの医者が全員かかっても、あの子を治せやしない

あの子が手に負えなくなって、言うことを聞かないなら
あの子が手に負えなくなって、言うことを聞かないなら
俺の32ー20のリボルバーであの子を真っ二つにしてやるぜ


あの子は38スペシャルを持っているが、あんなのは大したことないぜ
あの子は38スペシャルを持っているが、あんなのは大したことないぜ
俺の32-20のリボルバーで必ず仕留める、大丈夫だ


俺は撃ってやる、撃ってやる、機関銃のように撃ってやる
俺は撃ってやる、撃ってやる、機関銃のように撃ってやる
お前は俺を虜にした だからお前のもとに来た

ベイビー、昨日は何処にいた?
ベイビー、昨日は何処にいた?
その髪は乱れているし、まともに話せてない

彼女の38スペシャル、驚いた、やるじゃないか
彼女の38スペシャル、驚いた、やるじゃないか
おれは32-20のリボルバーが燃え上がる


俺が呼んでも、あの子が来なかったなら
俺が呼んでも、あの子が来なかったなら
ウィスコンシンの医者が全員かかっても、あの子を治せやしない

ベイビー、昨日は何処にいた?
ベイビー、昨日は何処にいた?
お前は朝日が昇る頃まで帰ってこなかった

なんてことだ、俺は休む暇もない
なんてことだ、俺は休む暇もない
32-20をしっかり抱きかかえたまま
<syco訳>

 

33はスマッシング・パンプキンズ。 33と言う数字は歌詞の中には出てこないので、何を意味しているか分からない。 当てずっぽうだけど、これは33歳ぐらいで結婚して家庭を持ちたいなぁ、という歌だと思うな。 愛の歌であることは間違いないし。 ウェディングに流したい曲だね。

33 33 / the Smashing Pumpkins (1996)

youtu.be

聞こえる言葉で話してくれ
僕が出かける前に笑わせてくれ
心の奥ではみんなを許すよ
散らかった通りがまた僕を迎えてくれるように

遅れちゃいけない
夕ご飯が食卓で待っている
明日はただの言い訳でしかない
だから僕はコートの襟を立て寒さに向かう
ただひとりで

重い足取りの下で、地面が
僕が立てる冒涜的な足音を笑う
尖塔が僕を心の中へ、そして家へと導く
太陽が顔を出し、昇りまた沈む

きっとできる
愛は永遠に続く
白鳥は優雅に舞い降りる
転びはしない

そして君も
永遠の愛を誓える
きっとできる
そして少しの間自分自身を失う
世界の歓喜に包まれて

あちこちを旅してまたここに戻ってきた
昔と変わらない場所に、まだ友だちがいる
まだ謎は明かされてはいないけど
同情は返してあげられる


努力をするよ
愛は永遠に続く
白鳥は優雅に舞い降りる
転びはしない
明日とはただの言い訳
明日とはただの言い訳

そして君も
永遠の愛を誓える
永遠の愛を誓える
永遠の君

<syco訳>

 

車を売って仕事も辞め、スペインに行くというのはいいけど、34歳と言う年ちょっと微妙だ。 でもマーク・E・スミスらしいわ…、と思ったらカバーだった。 

34 I am going to Spain / the Fall (1993)

youtu.be

車を売った、仕事もやめた 俺は34歳だ
世界を見る時が来たと思うけど、オーストラリアは行かない
車を売った、仕事もやめた 俺は34歳だ
世界を見る時が来たと思う なぜって俺は寒いのと雨と灰色の空にはウンザリしたから

俺はスペインに行く
去年いとこのノーマンが、楽しかったと言っていた
雨は降らないと言っていた
言葉をすぐに覚えられるといいな
言葉をすぐに覚えられるといいな

工場仲間がエルトン・ジョンのテープを僕にくれた
旅先で聴きたいな、でもさよならを言うのがつらい
だって俺はスペインに行くんだから
いとこのノーマンが去年、すごく楽しかったって
雨も降らないって
言葉をすぐに覚えられるといいな
言葉をすぐに覚えられるといいな

おふくろが泣いた 金曜の夜
おれがスペインに行くことを告げたらね
でも涙を拭いて、債券を現金に換えて俺にくれた
俺はスペインに行くぜ
去年いとこのノーマンが、楽しかったって言っていた
雨は降らないと言っていた
言葉をすぐに覚えられるといいな
言葉をすぐに覚えられるといいな

俺はスペインに行く
俺はスペインに行く

レートもいいし文化もいい
スペインに行く
去年いとこのノーマンが、楽しかったって言っていた
雨は降らないと言っていた
言葉をすぐに覚えられるといいな
<syco訳>

 

35は再びディロンの「13-35」で。 何度聞いてもいい曲だしね。

35. 13-35 / Dillon (2011)

youtu.be

歌詞は「11-20」のエントリーに在り。

 

36-24-36はスリーサイズのこと。 このサイズだとボンキュッボンだね。 バイオレントファムズはいつも強迫性障害っぽさを感じる。 病んでるなー、って感じ。

36. 36-24-36 / Violent Femmes (1993)

youtu.be

36-24-36!

あの通りを歩いている女の子を見たかい、ああいう子とデートがしたい
髪型のせいじゃなく、服でもなく、足でもない… なんかもっと秘めた何かを持っている
俺は積極的じゃないし、自信もない…、ただ手が届かないものが欲しいんだ
俺の精神衛生のためにも、そこに行って世の中の素晴らしい物を手にしたい

36-24-36 -- 何かが壊れた、修理が必要
どう説明したらいいかわからないけど
退屈過ぎて、36-24-36のような刺激が欲しい

なんだよ、なんだよ、なんだよ、なんだよ、わかってくれるといいけど、最強の計画がある
失敗しない、いたって単純、、、楽しみながら金を稼ぐ
過労で死なない限り、今年は最高の夏になるさ
体験だ、パパがいつも言うように、経験こそが大事なんだ

36-24-36 -- 何かが壊れた、修理が必要
どう説明したらいいかわからないけど
退屈過ぎて、36-24-36のような刺激が欲しい

彼女の性格になにか惹かれる
彼女の体になにか惹かれる

36-24-36 -- たくさんのカワイイ子と遊びたい
36-24-36 -- たくさんのカワイイ子と遊びたい
36-24-36 -- たくさんのカワイイ子と遊びたい
36-24-36 -- たくさんのカワイイ子と遊びたい
<syco訳>

 

次はニコがボーカルのVUの「ファムファタール」。 彼女にとって、きみは37番目の男って、ちょっと番号が大きすぎ…。 

ルー・リードが作詞だから、一人称は男性で訳してみた。

37 Femme Fatale / Velvet Underground (1967)

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あぁ、彼女がやってきた、足を取られないよう気を付けて
あなたの心を真っ二つに割くから、本当だ
難しいことじゃない
彼女の偽の目の色を覗いてごらん
彼女は君を突き落とすために、持ち上げる 道化だよ

だってみんな知っているよ
(彼女はファムファタール)
喜ばすためにやることときたら
(彼女はファムファタール)
ちょっとそぶりを見せたり
(彼女はファムファタール)
あの歩き方を見なよ
あの話し方を聞きなよ

君は釣り糸にかかった魚
君は37番目、ここをごらんよ
君を苦しめるために微笑むんだ、道化だよ
坊や、彼女は路上の女だ
君は始まる前から、すでに打ち負かされている
彼女は君をもてあそぶだけだ、そうさ、本当だ

だってみんな知っているよ
(彼女はファムファタール)
喜ばすためにやることときたら
(彼女はファムファタール)
ちょっとそぶりを見せたり
(彼女はファムファタール)
あの歩き方を見なよ
あの話し方を聞きなよ

<syco訳>

数字が深い意味を持っている歌じゃないけど、この辺までくると、見つけるのが難しい。 条件として良い歌じゃないといけないし。 

これはバンドがワールドツアーをしている時のスナップ写真のようなの歌だね。

38 Nice to be Out / Stereophonics (2001)

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僕がどこに行っていたかって?
うん、ちょっと思い出させて
38年にニュレンベルクで
ヒットラーが演説した場所に
僕は立っていた
彼は完璧な人種を作ろうとし
黒人は我々の完璧な子孫と
共に生きることはないと話した。

ダラスにも行っていた 図書館だ
ケネディが殺された土地だ
オズワルドが拳銃を撃った場所に立った
僕が思うに、もっと大きな筋書きがある
コスナーの背中と左
ピケットフェンスとマシな賭け
パリは去って夏が来た
トンネルは今では花壇になる

ジェフ・ハーストを有名にした芝生
ウォッカが僕の喉を癒す
ゴールデン・ゲートとアルカトラス
太った男が僕たちを遮る
レイジング・ブルのジミーズ・コーナー
デニーロのジョークと薬の瓶
ウッドワードからのエルビスの
リチャード・バートンの話はないかい?

旅行客が土産屋を覗く
写真をもう一枚、お守りももう一つ
気分転換にもう一つ
考えさせてくれるし、正気に戻れる
自分のことを話していると
鏡もあった、覗いてみる
小切手はいつでも通用する
去ってはまた人が来る

レストランでおしゃべり、爪楊枝をもらう
舌を噛んだり肉を噛んだり
寝たり、飲んだり、寝るために飲んだり
もう一週間で僕らは会える
僕らがしたことを話そうね
僕らが出発した一か月前のことから
叫ばなきゃならないのかなんて論争になる
でも結局は、旅に出るっていいことだね

<syco訳>

 

私が人生で初めて買ったアルバムがクイーンの「オペラ座の夜」で、その中でもこの「39」がいっちばん好きだったんだよ。 しかし、たった今このビデオを観るまで、'39とは、1439年とか、中世の39年だと思ってた。 だってクイーンてそういう雰囲気でしょ。 ヨーロッパ人が航海して新大陸を発見した歌だと思ってた。 40年以上たって、あ、そうか新しい惑星に着陸した歌なのか、って納得したわ。

39 39 /  Queen (1976)

youtu.be

日本語訳はビデオの字幕にあるので省略!

 

最後はUB40を持ってリバプールに行くうた。 UB40っていうのはイギリスの失業手当の証明書らしい。 でもバングルズってアメリカのバンドでしょ。 おかしいって思ったら、やっぱりこれもカバーでした。 オリジナルはカトリーナ&ウェイブス。

 

youtu.be

40  Going Down to Liverpool / the Bangles (1984)

ねえ、ちょっと
何も持たないでどこに行くの
私は言った、ねえ、ちょっと
緑輝く奇麗な大地を抜けて

私はリバプールに行くの そこで何もしないで
私はリバプールに行くの そこで何もしないで
私はリバプールに行くの そこで何もしないで
人生の日々を過ごす
人生の日々を過ごす

ねぇ、ちょっと
UB40持ってどこに行くの
私は言った、ねぇ、ちょっと
緑輝く大地を抜けて

私はリバプールに行くの そこで何もしないで
私はリバプールに行くの そこで何もしないで
私はリバプールに行くの そこで何もしないで
人生の日々を過ごす
人生の日々を過ごす

<syco訳>

 

オマケ