思わず騙されるところだった、こわーいフィッシング詐欺

先週のことになっちゃったけど、私のところにこんなメールが来た。

f:id:sycoB:20181118002858p:plainアップルからのメールで、音楽の配信サービスのプランの自動更新のお知らせだ。  解約するなら、48時間以内に手続きをしろ、解約はこのリンクからどうぞ、という内容。

私はアップルの音楽配信サービスなど使ったこともない。 どうやら私はアイフォン6でそれを利用しているらしいが、私はアイフォンどころか、スマホさえ持っていないんだよ。 

何かの間違いに決まっているけど、10ドル請求されているんだからとりあえず解約するリンクをクリックした。 すると、

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こういうアップルのサイトが現れた。 私はもう長いことアップルからダウンロードをしてないので、IDとパスワードなんて覚えていない。  そこで自分のいろんなIDとパスワードを書き溜めている秘密の手帳を調べて、ログインしたら、次に現れたページは、名前、住所、電話番号、クレジットカード番号、そして極めつけはソーシャル・セキュリティー・ナンバー(社会保障番号)の入力まで問われてるではないの! ソーシャル・セキュリティー・ナンバーはアメリカの国民総背番号(永住者も含む)で、私が私であることを証明をする最強の番号。 オンラインでの確認は10桁のうち最後の4桁を入力するのが普通で、10桁聞かれることはない。私BBAだけど、サクサクと自分の個人情報を入力するほど、ボケてないわっ。 

これは電話で問い合わせるしかない。 ページの下にあった1-800-myappleのに電話をした。 応答は音声ガイダンスだったけど、「注文について」を選択、「注文していないのに注文している」を選択、「注文番号」を入力、すると録音の音声で「それは詐欺ですので、メールのリンクなどは決してクリックしないでください」と言われた。、 えー、もうクリックしちゃったし、アップルIDとパスワードも入れちゃったよ~。 

「えーぃ、人を出せ、人と話させろ、」と音声ガイダンスに叫んだら、人が出てきました。 この電話番号も偽サイトに載ってたから、まず、私は本物のアップルの人と話しているのか?と聞いた。 

でも考えてみれば、これも馬鹿な質問だ。 嘘つきに、お前は正直者か?と聞いているようなものだ。 もちろん、そうですって答えた。 そして私がIDとパスワードを入力してしまったって言ったら、それは大変です、すぐにパスワードを変更しましょう、と言って、私を本物のアップルのサイトに導いてくれた。 公式サイトはapple.com/で始まるからこれは本物だ。 偽サイトはapple-purchase.com/で始まっている。 ドメイン名が違うじゃん。 パスワードを変更して、フィッシングの詐欺をアップルにリポートして、嘘メールもアップルに転送して、一件落着。

アハハ、偽アップルサイトに本物のアップルの問い合わせ電話番号を載せるとは馬鹿な奴だ。  それに、サービスをキャンセルするだけで、ソーシャル・セキュリティー・ナンバーが必要なわけないだろ、このボケ。

と、一瞬慌ててたくせに、態度が大きくなる私。 

この先どんど惚けの道を下る一方だから、気を付けなくっちゃね。