クタクタに疲れた時は

前にも言ったと思うけど、疲れて何もしたくないし、何も考えたくない時、私はホラー映画を見る。 それも、サイコホラーとかひねりがあるのじゃなく、ただ、人々がギャァギャァ叫んで逃げながら、殺されていくやつ。 殺される側に思いっきり感情移入しシチュエーションを楽しむ。 実は私はマゾヒストなのさ。

金曜日にめっちゃ疲れて、ご飯食べて、ネットフリックスを点けたら、一番最初に出てきたお勧めが「テキサスチェーンソー」。 古いやつかと思ったら、2022年版じゃないの! 新作出てたとは知らなかった。 「テキサスチェーンソー」は1974年制作の「悪魔のいけにえ」と呼ばれていたころからファンだ。 この一番最初のやつは多分私が70年代に見た映画の中で2番目に怖かった映画だ。 あのブンブン振り回される電ノコ、ウィーンウィーン唸る音、乾いたテキサスの土、屠殺場と狂った一家、絶対に迷い込みたくない異常な世界が広がる。 

じゃぁ、1番怖かった映画は何かって? それはもちろんダリオ・アルジェント様の「サスペリア2」に決まってるじゃない💛

さて、この2022年版、すでにリメイクもザ・ビギニングも出尽くした後、なんとあの74年の事件から48年後のガチ対決だった。 ちょっと、レザーフェイスはいくつの設定なのよ、軽く70超えてるおじいちゃんのはず。 それが復讐に燃えるあの唯一生き残った女性と闘うのよ。 彼女もすでにおばあちゃん。 しかし、それは最後の方で、そこまで行きつくには、お決まりで若い子たちが次々とおじいちゃんレザーフェイスに殺されていく。 アメリカ人でメタボ体形で70代だったら、歩くのもままならないはずなのに、なぜそんなに強いのか、などと野暮な疑問は持たないことにする。 

まぁ、人体が切り刻まれるだけの映画で、得るものも残るものも何も無いし、「テキサス」と言われたら「チェーンソー」と答えてしまうようなテキチェン・ファンしか観る価値ない作品だけど、取り合えず私の疲れはとれたな。

しかし、一作目のトビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」は史上に残る芸術作品なので、それだけはしっかり覚えておいていただきたい。

 

オマケ ロックンロールかるた -  

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