ラジオの歌 ③ Starman, On My Radio, Rock & Roll

3.Starman / David Bowie (1972)

夜中に一人でラジオを聴いていると、不思議な音が入ってきて、それがスターマンから子供たちへのメッセージだったっていう歌です。  

今ではボウイーがスターマンになっちゃいました。 しみじみしちゃいますね~。 

スターマンからのメッセージは

Let the children lose it
Let the children use it
Let all the children boogie

なんだけど、これがいろんな人がそれぞれ違った和訳をしてる。 文がすごくシンプルが故に訳しづらい。"It"が何を指しているかわかんない。直訳だと、「それを無くそう、それを使おう」になるけど、論理的に考えて、無くしたら使えないよな。 

lose it” は慣用句でキレるとか我を無くすみたいな意味があるんだよね。「子供たちにいったん理性を失くさせて、それを体験させて、そしてブギを踊りましょうよ」って感じかな。 この頃、ボウイーも息子ができたせいか、新しい世代に向けて呼びかけるような詩が多かったような気がする。 こんな曲がラジオから聞こえてきたら、感化される若者はきっと多かったと思うわ。

このビデオの"Pick on you ♪"って歌うところで、ボウイーがカメラ目線で、指をさすところがたまりません💛

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2. On My Radio / The Selecter (1978)

大好きな2トーン・レーベルのスカです! スペシャルズの次に好きだったセレクター。 ポーリーンが元気で可愛くってね。

 

せっかくラジオを彼に買ってあげたのに、それにあわせて踊ってばかり。 そして結局は捨てられて、残されたラジオには馴染みの番組が流れてるだけ…。 

 

ラジオから流れてくる曲にのって、踊り狂ったことはないし、そんな人も見たことはないけれど、ジャマイカのキングストンや、イギリスのジャマイカ移民居住地区の路上でスカダンスをするルードボーイを想像して楽しくなる。

本当はフラれて悲しい歌なんだけどね…。

私はカーステから流れてくる曲で上半身ダンスはよくしてるかな。 主に首と肩の動きが中心のダンスです。

 

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1. Rock and Roll / the Velvet Underground (1973)

この曲を一位に翳したいがために、このリストを作りました!

 

ジェニーが言うには、5歳の時
なんにも面白いことが無かったんだって
ラジオを点けても
面白いものはなんにも流れてこないんだって
全くなんにもね

それである晴れた日のこと、ニューヨークのラジオ局を聴いてみた
そこから流れてる音を聴いて、耳を疑った
その飛び切りステキな音にのって、からだが動き出した
わかるだろ、その子は、ロックンロールに救われたんだよ

すべて持っていかれたって
ただ、おもてに出て
ラジオから流れるロックンロールで踊ればいいんだ
それで充分 そうだろ
それでいいんだ

ジェニーが言うには、5歳ぐらいの時
親は自分にとっては死ぬほど退屈な存在で
二台のテレビと二台のキャデラック
わかるだろ、そんなんで楽しめるわけがない

それである晴れた日のこと、ニューヨークのラジオ局を聴いてみた
そこから流れてる音を聴いて、耳を疑った
それから、その素敵な音にのって、踊りだした
わかるだろ、その子は、ロックンロールに救われたんだよ
そうさ、ロックンロールさ

すべて持っていかれたって
ラジオから流れるロックンロールで踊ればいいんだ
そうだろ、それで充分
それでいいんだ
あ、あの子が来たぜ

すべて持っていかれたって
ラジオから流れるロックンロールで踊ればいいんだ

それでいいんだ
それで良かったんだ
聞いてくれよ
それで良かったんだ
そうだろ、信じてくれよ
それてよかったんだ
それでいいんだ、それでいいんだ
もう大丈夫
もう大丈夫
もう大丈夫
Oh baby, oh baby
oh baby, yeah-yeah-yeah-yeah
もう大丈夫だよ、心配ないよ
ほんとにもう大丈夫さ

ラジオから流れてきたロックンロールが少女を救ったんです。 これって私のこと?っていったら少女じゃねーだろ、このババぁふざけるな!ですけど私は音楽で救われてます。 音楽の即効性はハンパじゃない。 私は根は楽天家だと思うけど、もしも音楽を聴いても何も気持ちが奮起しなくなったら、 って考えるだけで怖い。 音楽に代わるものなんてあるかしら。

youtu.be

ということで、ラジオは人生を変えたり、人を救ったり、慰めたり、踊らせたりするのです。 あ、していたのです(過去形)。