レンタルサーバーを探していて思ったこと

ここ一週間ぐらいレンタルサーバー探しをしてる。 

時代遅れかもしれないけど、私はブログよりもホームページのほうが好き。 私がネットを始めた90年代の終わりごろは、手軽に書けるブログなどなく、書きたいことがあればみんなホームページを作成していた。

私のホームページ作りにはちょっとした歴史がある。

まず始めは大好きなジョナサン・リッチマンの日本語のウェブページを作った。

リンク切れもあるけど、サイトはこんな感じ。

mippi.jp

HTMLタグを勉強して、自分でアイコンを作ったり、壁紙を作ったり、地味に楽しかった。

そして次に作ったのが映画のサイト。 ヤフージオシティーズを使ったけど、このジオシティーズももう3月いっぱいで閉鎖するので、必然的に私のサイトも無くなる。 もう何年も前から放置してるし、昔ほど映画を観ないから無くなってもいいやと思っている。 一応バックアップは取るけどね。

www.geocities.jp

そしてそれから、アメリカのレンタルサーバーを借りて作ったサイトが洋楽の訳詞のサイト。 

thesongstoremember.com

これははじめ、アメリカのジオシティーズを利用していたんだけど、アメリカのは数年前に閉鎖されて、それから有料のサービスに切り替わった。 しかしこれが数か月前から新しいブラウザーでは文字化けして編集ができなくなってしまった。 そして唯一文字化けしないInternet Explorerではこんどは編集するためのファイルが開けないときた。

いろいろ調べまくったし、ヘルプデスクにも聞いたけど、どうにもならない。 やっぱり日本語のフォントだと、アメリカのレンタルサーバーは難しい。 おまけに有料だし…。 ということで、このサイトも閉鎖することにしました。しかし、ファイルを移行して、どこかで訳詞のウェブサイトを続けたい。 というわけで無料で使える日本のレンタルサーバーを調べているのだが…。

久しぶりに無料ウェブページが作れるサービスを探してみて思ったこと。

ほぼすべてがウェブページを作る際に「テンプレートで簡単、おしゃれなサイトが10分でつくれます!」みたいなのを売りにしていて、HTMLタグを自分で使って、一から作っていく機能を持ってない。 私は人のデザインしたテンプレートなんていらないの。 ダサくていいの。 自分で作りたいの。 だってそれが私だもの。 

今は個人の趣味のページは、みんなブログかSNSを使っていて、ウェブページというと、個人でビジネスを始めたい人のためのものなのね。 だから、テンプレートで目を引くオシャレなページを作って、自分たちのレストランやお店とかを紹介するのね。 おかげで、ページを作るのは簡単だけど、ビジネスだから手続きや登録が厳しくなってるし、海外在住だと登録できないのも多い。

私がどうしてもウェブページが欲しくて、ブログじゃダメなわけは、私は情報を自分のやりかたで整理して取っておきたいし、その際に他人とのコミュニケーションも必要ない。 ブログではいくらカテゴリーごとに分類しても、ページは時間軸でしかは並べられないのがイヤ。 結局日記になってしまう。 だったら自分のPCに整理して保存しとけよ、わざわざウェブページで公開することはないじゃない、と思うかもしれないけど、 ウェブ上に公開するのは、モチベーションをあげるためだ。 不特定多数に公開するという目的が無ければ、いい文章を書こうとも思わないし、読みやすいように整理しようとも思わない。 そういうものは自分で後から見直しても詰まんないのよね。

時代はブログ、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムと言う流れで、もう個人のウェブサイトなんて化石みたいなものなのかなぁ。

でも私は、「いいね」とか閲覧回数とかコメントとか言及とかそんなのに振り回されないで、ただただ自分の好きなものを極めていく個人のウェブサイトが好きなんです。

だからレンタルサーバー探しは終わらない…。