愚痴です。 聞きたくない人はスルーしてね。
私の住んでいるところは田舎なので、田舎にしかないもの、アウトレットモールがある。 私のワードローブは全てここから来ている。
今日もスーパーに行ったついでにフラッと寄ったら、めっちゃ混んでいた。そうか、今日はイースターの週末でホリディだった。 忘れてた。
ある洋品店の試着室、混んでいたけど、一つ空いていたので、入って試着してたら、いきなり誰かが戸を開けようとした。
「すみません、使ってまーす」と私
「あら、ここ私が使っていたのよ、そこに私のカバンがあるでしょっ、」と言って、しつこく開けようとする。 私はシャツを脱いでいたので、ドアを押さえて
「ごめんなさい、ちょっと待ってください、今すぐ出ますから…」と言ったにもかかわらず、
「信じられない! 私のカバンがそこにあるのに!」って言って、ドアを開けようとする。
「ちょっと待ってください、今シャツを着ますから!」と私は片手でドアを押さえて、もう一方の手で慌ててシャツを着て、
「ごめんなさい、使っていたとは知りませんでした、どうぞ。」
ドアの外には白人の60歳ぐらいの中年女。 この年齢のアメリカ人にはよくいるブクブクのおデブ。
「私のカバンがあるのに、あなたわからなかったの?」
店が混んでいると、試着室に試着した後の服がたくさん置きっぱなしになっていて、そんなのに紛れてカバンなんてわかんなかった。
「いろいろなものが置いてあったんで見えませんでした。 ごめんなさい」
そして、奥の試着室があいたので私はそこに入ったんだけど、その女は友達に、「なんか私のカバンがいじられてる感じがする」と私に聴こえるような声で話してる。 「カバンの中身をチェックした方がいいわよ」と友達。
この会話で試着室の中の私のムカつきスイッチが入ったわ。
カバンを試着室に置くことで、混んでいる試着室を専用する、そして自分で勝手に離れて店内で服を物色しに行きながら、置いておいた私物が盗まれていないか心配するバカ女。
私はカバンがあることすら気づかなかったのに、この女は私がカバンの中から何か盗もうとしたと妄想してる。 「カバンがあることも知らなかった、」と私が言ったのはウソだと、この女は思っているんだ。
私は試着室から出て、あの女を探した。そしたら、女は店の中で、まだ私が試着室を使ったことを友達に愚痴っていた。
私は女に言ってやった。
「カバンの中身は大丈夫でしたか? わたし、何か盗んでいませんでした?」
「私が使っていた試着室なのに、カバンまでおいてあったのに、あなたは使ったのよ、信じられない!」と女はまた同じことを言う。
「だから、ごめんなさいって言ったじゃないの」と私。
あ、これじゃ中年女どうしのみっともないけんかだ。 まわりが注目し始めた。私はシャツをレジに持って行くことで、その場を去った。 女は店を出て行った。
「大丈夫ですか。」と店員は私に言う。
「私が彼女の試着室を使ってしまったらしくって、怒ったみたいなんです。 謝ったんですけどね…」
「よくあることよ、あなたは全然悪くない。 気にしないでいいわ。」ちなみに店員は黒人さん。
ここで人種的要素がどれくらい関わっているのかはわからない。 でも見ず知らずの他人から嫌な思いをさせられると、もしかして私がアジア人だからかな、とか、英語にアクセントがある移民だからかな、とかいつも思ってしまう。 そして、私だって、あの白人のクソデブ女、だから田舎の白人は嫌なんだ、なんてステレオタイプ化してしまう。 心の温かい田舎の白人をたくさん知っているにも拘らず。
ただ言えるのは、私も相当おばちゃん化してきたことね。 若いころは謝ってすぐその場を去ったと思う。 今じゃ、恥なんかよりも、不当に疑われていることをはっきりさせる方が大事。 あとから、何か無くなっていた、なんて店にいちゃもんつけに来たら本当に嫌だから。 年を取ることよって出来るようになることもあるって、いいかもしれない。
最後に窓ガラスに張り付いていた蛾と一緒に春の前庭を撮った写真を張ります。