パンクなグレタ・トゥーンベリ VS.なんとなくクリステル環境大臣

地球温暖化への対策は”fun”であり”cool”であり”sexy”でなくてはならないって! 

On tackling such a big-scale issue like climate change, it's got to be fun, it's got to be cool. It's got to be sexy too, - byシンジロウ・コイズミ

国連での言葉です。 恥かしいったらありゃしない。 はっきり言っておくと、”fun”とか"cool"って、小学生に難しいことを教える時、先生がよく使う言葉よ。「算数は難しく無いわよ。 楽しくカッコよく勉強しましょうね」って感じで。 そして最後にSexyだって。 これは高校生にスポーツ用品や化粧品を売るときの形容詞ね。 この人はいったい誰に向かって、この言葉を言っているんでしょう? 少なくとも頭のいい人に向けては言ってません!!

それに比べ、グレタ・トゥーンベリの国連でのスピーチ。 彼女だって英語はネイティブじゃない。 しかも16歳。 小泉”なんとなくクリステル”環境大臣とは真逆でギシギシ心に響いて、いたたまれない気持ちにさせられる 大人の私たちに向けられてる。 弱者が強者に向けて怒っている。 パンクだ。

youtu.be

私はパンク世代ど真ん中だったんで、こういうF**K YOU的なスピーチは超響く。 しかし、日本語でも英語でも彼女に対してネガティブなコメントがyoutubeに溢れているのが私には信じられない! 子供を利用しているとか、彼女の外見や表現の仕方や、特に” HOW DARE YOU!”の言い方がからかわれている。 彼女はアスペルガー障害を持っているから、少し言い方が変わっているだけなのに。 地球温暖化の被害者となるのは次の世代なんだから、子供が怒って当然だ。 それを聴く大人はただただ反省しろ、自粛しろ。

笑われるべきなのは"sexy","cool", "fun"の「なんとなくクリステル」の方なんだけど、なにせ世界から注目すらされませんね…。 いずれにせよ、グレタちゃんはこれだけ注目されているということはありがたいです。 ガンバレ、グレタちゃん。