映画「イエスタディ」

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書きたいネタはたっくさんあるんだけど、3月の半ばから、私の仕事もテレワークになっちゃって、いろんな新しいアプリの使い方を覚えるのに忙しくって。 通勤時間が無くなる、わーい! なんて思ってたのにさ。 ちっ。 おまけに家に居ると、24時間仕事が気になって、真夜中でもふとPCを開いてしまう。 

まぁ、テレワークが可能な仕事であることに感謝しなきゃいけないんだけどね。 アメリカじゃ、失業率が30%に上るらしいよ。 こわ~い...。

私の州ノースキャロライナも「自宅で避難令」(room in shelter) が出てるので、スーパーと薬局以外は全部閉まってる。 スーパーに行っても、店内の人数制限をされてて並ばないと入れないし、精肉と冷凍食品が空っぽよ。 しかしなぜか野菜と果物と魚介類はフツーにある。 ちょっとアメリカ人の食生活ヤバ過ぎ!

さてさて本題の、この「イエスタディ」という映画。 先回に続きビートルズネタが続くわね。 

売れないシンガーソングライターが事故で意識不明になり、回復して目が覚めたら、そこはビートルズが存在しない世界だった。 

この一行あらすじだけで、うわっ、おもしろそう! って思っちゃうのがビートルズ世代だと思う。

つまり、ビートルズの歌を知っているのは、この映画の主人公、ジャックだけなの。 ジャックが友達にイエスタディをうたってあげたら、「今までのお前の曲の中で一番いい曲じゃん」って言われて、「いや、これはビートルズの曲…」っていうと、「ビートルズ? 新しいバンド? ミュージシャンって、誰も知らないようなバンドの曲を知っているんだよね…」とか言われる。びっくりしてジャックはビートルズをググると、コガネムシ(beetle)しか出てこない。 もちろん、ジャックはビートルズの数々の名曲をひっさげて、ロック界のスターダムにのし上がるのです!

この映画を観ると、あらためて、ジョン、ポール、ジョージ、リンゴの曲作りは神業だったんだって、思わされる。 私はビートルズ世代よりもちょっと下だけど、十分に彼らの曲に魅せられた。 私の娘も中学の時、ビートルズ好きな友達ができて、ビートルズばかり聴いてた時期があったし、ビートルズの曲は世代を超えて誰でも好きになるんだ。 

なぜ、万人がビートルズの曲は良いと感じるんだろう? コードチェンジ? 詩? 声? ハーモニー?  

これと真逆に、少し前のエントリーで、なぜエド・シーランは人気なのか理解できなくて、ググったのを思い出した。 

sycob.hatenablog.com

なんとそのエド・シーランがこの映画に大役で出てきたんでびっくり。 ジャックを発見して世に出すエド・シーラン本人の役だった。 そして、自分の曲とジャック(ビートルズ)の曲とどちらがいいかバトルをして、自分の負けを認める。(あったりまえだよ!)。 

映画「ボヘミアン・ラプソディー」がクイーンを知らない人にも受けたように、この映画もビートルズを知らなくても受けるのかな? ビートルズが世界中の誰もが認める偉大なバンドだということを前提として(だから、ビートルズの居ない世界が面白くなる)書かれた脚本だから、ビートルズを知らない人にはピンと来ないと思う。  

でも「僕が64歳になっても面倒を見てくれるかい?」と聞くと、「64という数字はどこから来たの?」とか、「ジュードって誰のことを歌っているの?」とか、細かいビートルズネタが満載で、ビートルズファンはニンマリしちゃうよ。