同タイトル選手権 ① Rock and Roll

また中年ロックオタクが一人遊びを始めたよ。 

同じ題名で全く別の曲を聴き比べて勝敗を決めようぜ。 

まずはベルベット・アンダーグラウンド VS. レッド・ツェッペリン の「ロックンロール」!

ぜんぜん方向は違うけど、どちらもロック界の神的存在だね。 

 

Rock and Roll / the Velvet Underground (1970) 

ジェニーが言うには、5歳の時
なんにも面白いことが無かったんだって
ラジオを点けても
面白いものはなんにも流れてこないんだって
全くなんにもね

それである晴れた日のこと、ニューヨークのラジオ局を聴いてみた
そこから流れてる音を聴いて、耳を疑った
その飛び切りステキな音にのって、からだが動き出した
わかるだろ、その子は、ロックンロールに救われたんだよ

すべて持っていかれたって
ただ、おもてに出て
ラジオから流れるロックンロールで踊ればいいんだ
それで充分 そうだろ
それでいいんだ

ジェニーが言うには、5歳ぐらいの時
親は自分にとっては死ぬほど退屈な存在で
二台のテレビと二台のキャデラック
わかるだろ、そんなんで楽しめるわけがない

それである晴れた日のこと、ニューヨークのラジオ局を聴いてみた
そこから流れてる音を聴いて、耳を疑った
それから、その素敵な音にのって、踊りだした
わかるだろ、その子は、ロックンロールに救われたんだよ
そうさ、ロックンロールさ

すべて持っていかれたって
ラジオから流れるロックンロールで踊ればいいんだ
そうだろ、それで充分
それでいいんだ
あ、あの子が来たぜ
すべて持っていかれたって
ラジオから流れるロックンロールで踊ればいいんだ

それでいいんだ
それで良かったんだ
聞いてくれよ
それで良かったんだ
そうだろ、信じてくれよ
それてよかったんだ
それでいいんだ、それでいいんだ
もう大丈夫
もう大丈夫
もう大丈夫
Oh baby, oh baby
oh baby, yeah-yeah-yeah-yeah
もう大丈夫だよ、心配ないよ
ほんとにもう大丈夫さ

 <syco訳>

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Rock and Roll / Led Zeppelin (1971)

ロックンロールをしてからずいぶんと経ったな
ストロールを踊ってからずいぶんと経ったな
Ooh 戻してくれ 戻してくれ
Baby 俺の故郷へ連れ戻してくれ

 

随分と経った 随分と経った
とても長いこと孤独な 孤独な、孤独な、孤独な、孤独な時を過ごした
そうさ、ほんとうに
愛という文字からずいぶん経ってしまった
愛のない生活でどれだけ涙したことか
戻してくれ 戻してくれ
戻してくれ 俺の故郷に連れ戻してくれ

随分と経った、随分と経った
とても長いこと孤独な 孤独な 孤独な 孤独な 孤独な時を過ごした

Oh 月が照らす中、歩いてからずいぶんと経ったな
結婚を誓っても役に立たない Oh YEAH
両腕を広げて 両腕を広げて
両腕を広げて Baby 愛を受け入れるんだ
随分と経った、ずいぶんと経った
長いこと孤独な、孤独な、孤独な、孤独な、孤独な時間を過ごした

Ooh yeah, ooh yeah 
Ooh yeah, ooh yeah
随分と経った、随分と経った
長いこと孤独な、孤独な、孤独な、孤独な、孤独な時間を過ごした

<syco訳> 

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ここでの「ロックンロール」とは、エルビスやチャック・ベリーの時代のロックンロール。 40年代生まれのプラントもリードも彼らの音楽を聴いて育ったはず。 どちらも思い出を歌ってる

ロバート・プラントの歌唱力は凄いけど、ジミー・ペイジのギターは凄いけど、逆にルー・リードはめっちゃ歌が下手だけど、でもロックンロール愛で比べるなら、リードに軍配があがるね。 だってロックンロールによって救われたんだぜ。 ロックンロールが無かったら死んでたかもしれないんだぜ。 

まぁ、VUの「ロックンロール」は私の生涯ベスト10に入るぐらいの曲だから勝負は元から決まっていたんだけどね…。

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余談だけど、ロバート・プラントは、デトロイトの空港でばったり会ったことがある。ロバート・プラントみたいな人はアメリカにはたくさんいるけど、その日の2,3日前に、ロバート・プラントがアメリカのトーク番組に出てたのを見たばっかりだったの。 その時とほぼ同じアロハシャツとサンダルだったので、即分かった。 ひとりで空港の公衆電話で話していて(90年代初期だからケータイはない)声もブリティッシュアクセントも絶対ロバート・プラントだった。

電話を終えたあと、すかさず、「ロバート・プラントさんですよね」って鼻息荒く、声を掛けたわ。 そしたら、ぜんぜん、煙たそうな態度も見せず「Yes」だって!

私:「あなたの音楽が大好きです。 日本ではレッド・ツェッペリンはどのバンドよりも一番人気があります」(…たぶんだけど...)

ロバ:「そうかい、今、ジミー・ペイジは日本をツアーしてるよ」

私:「またレッド・ツェッペリンでツアーをしてくれると嬉しいです」

ロバ:「そうだね」(と言ってくれたかそのあとはよく覚えてない)

あぁ、でもとっても気さくな人だった。 あのナルシスティックなロックの王子様じゃ全然なかった。 

今のところ偶然出会った有名人の中では一番の大物だと思う。 

有名人に会ったよ自慢はこれでおしまいね。 

「ココディココダ」ホラー映画のすすめ

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何もしたくない、何も考えたくないときは、私はホラー映画を観る。 ホラー映画は、ただ、「死にたくない」という生物万有の本能を刺激するのみ。 だから、無になって見れるの。

ホラーは10本見てアタリが1本ぐらい、という心構えで見ている。 これは大当たり! 

森の中でキャンプしているカップルが殺人鬼に襲われるという話は、すでに何百回と見ているけど、これはちょっと違うんだな。 殺人鬼というのが、いろんなことを象徴しているみたいで、怖いと言うよりシュールで、そして身も蓋もない話で、ヨーロッパにありがちな不条理系のホラーだ。 制作国はスウェーデンとデンマーク。

ストーリーをもう少し明かしたいんだけど、カップルが森で頭のおかしな3人組に襲われる、ほぼそれだけの話で、それ以上明かしようがない。

そしてこの映画の題名「ココディココダ」は映画の中で殺人鬼がうたっている歌なんだけどさ、聞き覚えがあるぞ。 私が小学校の音楽の時間で輪唱させられたあの唄だ!

今でも歌詞を憶えているぞ。

 

「こっこけこっこ夜が明けた、

空は綺麗な朝焼けだ

元気よくさぁとびおきて

朝のあいさついたしましょう

みなさんおはようございます」

 

「ココディココダ」はたぶん日本語の「こけこっこ」なんだね。 メロディは、「カエルの歌が 聞こえてくるよ」とほぼ一緒、子ども心にも、すっげぇ詰まんねぇ歌だと思った。 それをエンドレスに輪唱させられて地獄だった。

そしてそのエンドレスな悪夢がこの映画のテーマだった。 凄い!私の幼少時代とつながる!

万人には勧められないけど、ミヒャエル・ハネケやデビッド・リンチが大好きってひとなら、きっと大丈夫だと思う。

それからこの映画に挿入されているアニメはたぶん、ユーリ・ノルシュテインの「話の話」に影響されている感じがするな。 50年前のロシアのアニメーションだけど、とぉーっても良いので、暇だったら見てみて。

(台詞がないので、字幕なしでも大丈夫よ!)

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最後にまた私の落書き

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アパラチア絵日記 ②

 小鳥に異常に執着してしまうのは、自粛のせいか、おばちゃんになったからか。

窓から見る小鳥がもうカワイくってしょうがない。 ちっちゃくって丸っこくってモクモクしてて、チュリチュリとかツイツイとかピロピロとか、いろんな声で鳴くの。

これはチカディー。 シジュウカラの仲間です。 頭の黒い帽子がカワイイ♥

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もっと近くで撮りたいんだけど、バルコニーに出ると逃げるし、はじめから出て待っているとやって来ない。

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ひっそり待ってたら、こんなのがやって来た。

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振り向いてくれた。

 

子どもの時好きだったこの絵本、エッツの「わたしとあそんで」といっしょだね。

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初めこの女の子は生き物を追っかけて、逃げられてばかりいる。 でもじっと静かに待っていると、次々と戻ってきてくれるの。 これは最後のページ。 

キチンと真実を描いてたんだねー。

そして、夜にはこんなのも来た

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 ラスカル~。

 

最後に、90年代の隠れた名曲「モッキンバード」を聴こうぜ!

Mockingbirds / Grant Lee Buffalo (1994)

破滅の時がついに来て俺たちは会った
ずいぶん月日が経ったあとで、この路上で会った
おまえが自ら名乗り出る気がしていた
ただ王座を手に入れるためにわざわざやって来た
そして俺は退かされた
俺は退かされた

俺は考えた もし素直に従ったとしても
モッキンバードは俺を輝かせてはくれない

破滅に向かって俺のドアは大きく開かれた
おまえは俺を受け入れたのに、プライドまでも呑み込んだ
おまえは何かを隠している気がした
記録したつもりだったが忘れてしまった
今は動揺している
俺は動揺している

俺は考えた もし素直に従ったとしても
モッキンバードは輝かせてはくれない

俺は考えた もし素直に従ったとしても
モッキンバードは輝かせてはくれない

いつかこの地面は割れる
そして俺のために開かれる そう願う、そう願う

ついに跪いて敬礼する時が来た
早朝にラッパの音で目が覚めた
過酷な領域にいる夢を見ていた
俺の船の帆は炎上し、俺は舵に鎖で繋がれた
そして今は俺は服従する
俺は服従する

俺は考えた もし素直に従ったとしても(破壊の時がついに来た)
モッキンバードは俺を輝かせてはくれない

俺は考えた もし素直に従ったとしても (破壊の時がついに来た)
モッキンバードは俺を輝かせてはくれない
<syco訳>

 

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ビデオをみてわかった。 これは鳥に逆襲されて、人が鳥かごに入れられてしまった気持ちを歌ったうたなんだ。

コロナで家に閉じ込められて小鳥を眺めている私のうただった!

 

ハッピー・バレンタインデー 究極のラブソング -イラスト付き-

ここ一年は、彼氏彼女がいない人は出会うチャンスもなかったよね~。 オンラインで出会っても会えないし、今世界中が愛に飢えているのかも。

 

そんな中、ひとりセンチメンタルに浸りたいならこの2曲。

まずはこれ。 しっかり彼女の顔を見つめて聴こうね

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Nothing Compres 2 U / Sinead O'connor (1990)

あなたの愛を失った時から
7時間と15日が経った
あなたの愛を失った時から
夜は出歩き、昼間は寝ている

あなたが去ってからは、何をするのも私の勝手
誰とでも出歩けるし
高級レストランで食事もできる
でも何も
何もこの悲しみを吹き飛ばすことは出来ない

だって何だって
あなたとは比べものにはならないのだから

あなたがいないこの場所はとても
まるで歌を忘れた小鳥のよう
何をしても寂しさで涙が流れる
教えて、どこで私は間違ったの

いろんな男の肩に腕を回すけど
それは私にあなたを思い出させるだけ
医者に診てもらったら、なんて言われたと思う?
医者はなんて言ったと思う?
「何をするにしろ、もっと頑張って楽しみなさいよ」だって
でも医者は何もわかっちゃいない

だって何だって
あなたとは比べものにならないのだから

あなたが裏庭に植えた花はね、ママ
あなたが去ったらみんな枯れてしまった
一緒に暮らすのは時には苦しかったけど、
もう一度やり直したいのよ

何も敵わない
何もあなたとは比べものにならない
何も敵わない
何もあなたとは比べものにならない
何も敵わない
何もあなたとは比べものにならない
<syco訳>

 

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次もめっちゃエモです。

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Somebody / Depeche Mode (1984)

僕は欲しい
誰か僕と一生をともにしていく人
僕の奥底の部分を共有出きる人
僕の細部まで知り尽くせる人
僕の側にいて
いつも支えてくれる人
そしてそのお返しに
彼女は僕に支えられる
僕らが住んでるこの世界や
人生一般のことを
僕が話す時
間違ってるかもしれないのに
耳を傾けてくれる人
かなり屈折してても
彼女は最後まで聞いてくれる
そして僕の考えに
簡単には納得しない
実際はかなり意見が食い違う
でも、最後には
僕を理解してくれる
あぁ...。

僕は欲しい
誰か情熱を持って僕を大切にしてくれる人
全ての思いと
全ての呼吸で
別な灯りの下で
僕に物を見させてくれる人
嫌っていた全てのものを
好きにさせてくれる人
僕は誰にも
縛られたくないから
そういったことを

わざと避けようとしている でも眠りに就く時
誰が欲しくなる
肩枕をしてくれる人
そして優しくキスをしてくれる人
でもそんなことを考えると
嫌気がしてくる
そんな事態になったなら
僕は逃げ出したくなると思う
あぁ...。

<syco訳>

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もういっこオマケ

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 80年代はこのファッションから、絶対ゲイかと思っていたけど女性と結婚したし、いろいろびっくりさせてくれるよ、マーチン。 素晴らしいソングライター💛

Happy valentine's day 💛💛💛

 

80’s 私のアイドル イラスト付き 

Addnitのペンで、夜な夜なお絵描きしてたらどんどんハマっていき、気が付いたら、私の10代の頃のアイドルを描きまくっていた。 

まずはこのお方…

 

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ちょっと上を向いた鼻とぽってりした唇がすきでしたね~。サイケで神秘的な楽曲にもうっとりでした。 しかし、けっこう他のアーチストをディスったり、性格はあまり御よろしくないようです。

 

Killing Moon / Echo and the bunnymen (1983)

青い月の下、君を見た
すぐ僕は連れ去られ
君の腕の中、許しを請うには遅すぎる
または無しにすることも
しかし僕はわかる
殺されるときが来た
それは不本意ながらも僕のもの

運命は
僕の意志に反し
困難な状況であろうとも
彼は待つ
君が身を委ねる時まで

星が輝く夜 君をみた
とても冷酷に、僕にキスをくれた
君の唇は魔の世界
君の空は散りばめらた宝石
殺戮の月が
もうすぐ空に浮かぶ

運命は
僕の意志に反し
困難な状況であろうとも
彼は待つ
君が身を委ねる時まで
君が身を委ねる時まで

ラ、ラ
ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、
ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、
ラ、ラ、ラ、ラ、
ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、

<syco訳>

 

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「ドニーダーコ」という、大変出来のいい映画の印象深いシーンで、この曲が使われて、割と有名になったと思う。 今はこの曲を聴くと、マッカロクでなく、ジェイク・ギレンホールと超不気味なバニーマンの着ぐるみを思い出す。

 

次はこの師匠

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 いつも口紅がはみ出してて可愛かった。 アメリカではゴスの大御所みたいに思われているけれど、それは偏に、スミスのメイクのせいだと思う。 音楽はぜんぜんゴスじゃない。 初期はパンク、そしてポップになって、後期はダンスミュージックでしょ。 あぁ、でもやっぱりキュアはキュア。 

 

Just Like Heaven / the Cure (1987)

「お願い、その手品の種をあかして
びっくりさせるあれは何なの」 ときみは言った
「私を笑わせるあれ、」ときみは言った
そして僕の肩に手を回した

どうやるのか教えて
約束する、約束するから
あなたについて行くから
あなたについて行くから

グラグラする岸壁で回りながら
きみの頬や額にキスして
きみを光らせる
いろいろなことを夢見た
「なんであなたはこんなに遠くなの」と君は言う
「なんで私が恋に落ちてるってことに気づこうとしないの?
 私はあなたに恋してるのよ」

きみ
柔らかくて、たった一人の
きみ
困惑して寂しい
きみ
天使のように不思議で
海の一番深いとこで踊る
水の中で揺れる
君はまさに夢のよう
君はまさに夢のよう

日の光で我に返った
何日も眠っていたに違いない
うわ言で彼女の名を呼んでいた
目を覚ますと
僕は一人ぼっちだった
荒れる海の上で一人ぼっち
海が僕が愛した唯一の人を連れ去った
僕の中の深い底で、彼女は溺れた

きみ
柔らかくて寂しくて
きみ
困惑して寂しくて
きみ
まさに天国のよう

<syco訳>

 


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最後はこのお方

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眉毛が無くてもいい男。 女の子みたいなデビッド・シルビアンよりも、超男前なミック・カーンが好きだったわ~。 日本での異常な人気はルックスで火が付いたという説は正しいけど、もともと根暗な音が好きな私なので、音楽も好きだったわよ。

 

Communist China / Japan (1978) 

君の肌は白く染まったセンセーション
医療は役に立たない
そして我々は愛を君の中に
ポンプで圧力を加えて流し込む

共産国チャイナ
天国に連れていけ
間違った誰か
我々はあなたの顔の上の
メガネを通して見る
それを新たなプロパガンダと呼ぶ
我々はまだ長いこと待っている

月明りの下、君を連れ出す
傾いた地平線は役に立たない
君が握りしめるナイフが
白い壁を突き刺す
きみに貫通を捧げる

共産国チャイナ
天国に連れていけ
間違った誰か
我々はあなたの顔の上の
メガネを通して見る
それを新たなプロパガンダと呼ぶ
我々はまだ長いこと待っている

面と向かって対立する
個人的な問題は
会話がどんどん悪意に満ちてくること 
誰かのふりをしても無駄だ

<syco訳>


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昔、音楽雑誌のグラビアを切り取ってスクラップブックにしてたなぁ、ハサミとのりを使ってさ。 友だちと自分と別の雑誌を買って、お互い好きなアーチストのグラビアを交換したりしてさ。 今はただコピー&ペーストしてじぶんのデジタルフォルダーに入れるだけなのかなぁ、便利だけど寂しいね。 

アパラチア絵日記

アパラチア山脈の中に家を持っている。 

古くて小さいけれど、私にとってはノイシュバンシュタイン城だ。

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実はこの家は隙間だらけで、冬になると野ねずみが寒さをしのいで入ってくる。 

約2か月ぶりに戻ってきたら、去年の冬から仕掛けていた2台のねずみ捕りのどちらにも、ねずみがバッチンと挟まれてた。そして去年買ったばかりのソファーベッドの脇にねずみによって開けられた穴を発見! むっか~。 即ホームセンターに走ってねずみ捕りを大量に購入、ついでにバードフィーダーに入れる鳥のエサも無くなっていたの買って来た。

ねずみ捕りとバードフィーダー、同じ野生動物でも随分待遇がちがうじゃない。 ねずみも小鳥も冬はおなかを空かしてる。 ねずみは餌を仕掛けて殺し、小鳥は餌を与えて育む。 ねずみは家の中を荒らすと言う理由で真逆の待遇。 ねずみは家が人間の物なんてわからんよ。 寒いから暖を取りたいだけなんだよ。 

しかし、このモヤモヤも解決する。 罠にかかっていた二匹のねずみの死骸が家の中にあるのが嫌だから、ネズミ捕りごと袋に入れて外のポーチに出して置いたら、翌朝袋が破られてねずみだけが消えていた。 夜中に狸か狐が漁ったんだな。

そうさ、私はただ、食物連鎖を手伝ってあげただけさ。 狸や狐が私に感謝してるさ。 もちろん、ねずみ捕りに毒はしかけてないよ。 餌はピーナッツバターね。

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新しいスタイラスペンでちょっと描いてみた。 今回はちょっと奮発してAddnit社のいいやつを買ったらスラスラ描けるね~、猫ちゃんも、2,3分で描けちゃったよ。 

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お絵描きは楽し~♪  

年間ベストアルバム 1994年 Mars Audiac Quintet  神のBGM

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ステレオラブを初めて聴いたのはデトロイト郊外のカフェだった。 たぶん「ピンポン」だったと思う。 めっちゃツボって、曲が終わる前に店員さんにバンド名を聞いてメモった。 その頃ネットとかもなかったから検索とかも出来ず、即レコード屋さんに行ってこのCDを購入した。 

エレクトロミュージックなのに、レトロで懐かしい響き。 昭和の最新家電みたいな、アポロ11号みたいな、小学校の夏休みになると見ていたスタートレックみたいな、中途半端な近未来感が何とも言えない良い味を出す。

多分お洒落な人たちにも人気があるんだろうな。 おフランスだし、ボサノバ色入ってるし。 でも実は歌詞は政治色が最強だ。 心地よい音に、耳に痛いお言葉。

私が大好きな「ピンポン」は、実は資本主義を皮肉ったうただった。  レティシアの英語は訛りがあって、何言ってるかよくわかんないところが救いかも。

 

Ping Pong

大丈夫、歴史にはパターンが見られるから
経済のサイクルは繰り返す傾向にあるの
数十年のうちに3つのステージが回ってくる
株の急落、戦争、また一に戻って、そこからまた出発

大恐慌があれば大きな戦争があり、少し復興する
恐慌が大きいほど、大きな戦争が起こり、復興は浅くなる

必ずまた復帰するのは分かっている
物事は自然に元に戻るから何も心配はいらない
必ずまた復帰するから大丈夫
物事は次第に良くなるとしたら何も心配はいらない

仕事や家や、時にはお国の訛りまで無くす人はわずか数百万人だ
悲惨な戦争で死ぬ人もわずか数百万人だから大丈夫

自分の命と自分の親しい人の命が亡くなるだけ
自分の命と自分の親しい人の命が亡くなるだけ

心配しないで楽しんで、ものごとは自然に良くなるから
心配しないで黙って座って成るように任せて、楽しみなさい

ダンダンダン ダダンダン ダダダダダ ダンダンダン アッアー
ダンダンダン ダダンダン ダダダダダ ダンダンダン アッアー

<syco訳>

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そして、この曲も身も蓋もないことを歌っている。「ワオとパタパタ」

Wow and Flutter 

不思議にも思わなかったし、知らなかった
私が見る限り、人生は永遠に続いた
諦めなきゃいけないと気づいたとき
私たちは死ぬべき運命にある人間
皆と同じ
永遠じゃない、不死身じゃない
時に乗って進む
永遠じゃない、不死身じゃない
進歩こそが鍵となる

IBMは世界と共に誕生したと思った
アメリカの国旗は永遠にはためくと思った
冷戦の敵は退散し
資本がそのあとを追う
それは永遠ではないし、不滅ではない
そう、それは消えていく
永遠ではないし、不滅でもない
恐竜の掟

数々のシンボルを見てごらん。 それらは生きている
そして進化して死んでいく

  <syco訳>

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英語にエレベーターミュージックという表現がある。 エレベーターの中とか、スーパーとかでBGMとして流れている曲のこと。 当たり障りのない、耳に心地よいポップが主体だ。 私にとってステレオラブは究極のエレベーターミュージックかもしれない。 24時間流れていても、多分気にならない。 ステレオラブが醸し出す心地よい空間に漂える。

このアルバムはステレオラブの3枚目に当たるけど、まだロックっぽさが少し残っていて、インディーバンドのスカスカ感もあって一番好き。

なんと来月10年ぶりにステレオラブのスタジオアルバムがリリースされるらしい。 巣ごもりライフのBGMがまた増えそう! 楽しみぃ!