シェイン・マガウアン 1957-2023

ポーグスのシェイン・マガウアンが亡くなった。 ずいぶん前から、体調がよくないことは聞いていたし、もう見るからに長く生きられそうもないなって感じだったけど、とうとう逝ってしまったよ。 享年65歳だってね。 

ジョー・ストラマーが大好きだった私には、シェイン・マガウアンはアイルランド・フォークを歌うジョー・ストラマーに聴こえた。 アイリッシュの血なんて一滴も私の中には流れていないけど、あの土着的な田舎臭さが私の中の何かに刺さった。 

シェインは5歳の時からアルコールを摂取していたってね。 常に酒場でライブをしていて、人生シラフでいた時間の方が少なかったシェインは、長生きしないことは当然目に見えていたわ。

アルコールに溺れなければよかったのにとか、健康に気を付けてもっと生きて欲しかったとか、そんな言葉は聞きたくないね。 だって酒無しのポーグスは考えられないから。 最高に自堕落で楽しいアイリッシュ・フォークを教えてくれてありがとうとだけ言いたい。

一つ後悔するのは、私は昔デトロイトでポーグスのライブに行く予定だったのに、連れがもたもたして遅刻し、ほぼ見逃してしまったこと。 着いた時は最後の曲で、会場でみんなが輪になって踊っていたのを覚えている。 もう二度と見ることは出来ないんだなぁ…。  

 

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If I Should Fall From Grace with God (1988)

もしオレが神の恩寵から外れたら
どんな医者も救えないだろうな
もしが土の下に埋められたら
天使はオレを拾ってくれないだろうな

行かせてくれよ、みんな
行かせてくれ
泥の中に沈めてくれ
川がすべて涸れるところに

この土地はいつも俺たちのものだった
先祖の誇り高き土地だった
昔っから俺達のものだ
他の誰のものでもない

行かせてやれよ、みんな
行かせてやれ
泥の中に沈めろ
川がすべて涸れるところに

海に葬ってくれ
殺された亡霊に悩まされることもない
波の上で揺れれば
誰かの死体の下になることもない

三度浮かんでくる
沈めてもまた浮かび上がる
泥の中に沈めてくれ
川がすべて涸れるところへ

もしオレが神の恩寵から外れたら
どんな医者でも救えないだろうな
もし土の下に埋められたら
天使はオレを拾ってくれないだろうな

行かせてくれよ
行かせてくれ
泥の中に沈めてくれ
川がすべて涸れるところに

<syco訳>

 

先週、娘のいるニューヨークに行って、今週の初めに戻ってきた。 本当はニューヨークのことも書いておきたいし、ロケンロールのカウントアップも続けたいけど、溜まった仕事が忙しくてちょっと無理だな。 それでも人は亡くなっていく。 あー、ウィスキーを飲もっかな。

 

ポーグスの名曲「Fairy Tale of New York」を紹介した過去のエントリー↓↓

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バグ・クラブを見に行ったよ 

先週のヤードアクトに続き、今週はバグクラブのライブに行ってきたよ。 

ヤードアクトは会場は中年ばっかりでびっくりしたけど、今回もびっくりした。 というのは、若者どころか人そのものがいない!

家から車で一時間かかるラーレイという町だったんだけど、道に迷っちゃって着いたときはもうライブが始まっていた。 会場はガッラガラ。 数えたら私を入れて29人しかいなかった。 たぶんそのうちの3,4人は前座のバンドのメンバーだと思うから、チケットを買ったのは25人ほどになる。 

以前ラーレイにベテランのレゲエ・シンガー、フレディ・マクレガーが来た時も、フロアに30人いるかいないかぐらいだったのを憶えているけど、今回はそれを下回ってる。 

ライブチケットの値段はたったの10ドル。 てことは、売り上げ総額は250ドル!? 場所代や前座のバンドなんかと分けたら、いったいいくら残るのさ? 遥々イギリスのウェールズから来てくれたのに、その日のメンバーのホテル代にも満たないよ。 

そんな私の心配もよそに元気にライブをやってくれたよ。 大好きな曲Fixerが始まって、慌てて動画を取った↓↓

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ボーカル/ギターは、大学の芸術科によくいそうな男子、ベースの女の子はピクシーズのキム・ディールを思わせる。

こんなにいいバンドに人が集まらないなんて、ノースキャロライナはカスだ、クソだ、オラこんな村イヤだ~。 明日はDC、その次はNYに行くらしい。 大都市ならきっと人は集まるよ。 たくさん稼いでウェールズに帰って欲しいよね。 

家に帰ってさっそく私はBandcamp からニュー・アルバムもDLしたよ。 レコードは出してるけどCDはもう出さないんだね。 

ほんと、ストロークスか、はたまたヴェルヴェット・アンダーグラウンドか、っていうぐらいカッコいいバグ・クラブを聴いてほしい。 特に若者、ゲームソングやアニソンばかり聞いてないで、ロケンロールを聴けーっ!!!

 

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My Baby Loves Rock & Roll Music (2021)

太陽が照らないくらいで
驚きを見せないで
夜にみんなで
集まる時
雨ごいは止めて
もうやって来て
そして去ってしまった
何か良いものを後に残して


自分が選んだリンゴの
傷を数えないで
見かけでは
味は変わらない
虫眼鏡で
火を起こさないで
そのあとに
すぐ逃げるんだろう

光から逃げないで


だって
ベイビーはロケンロールが大好き
ベイビーはロケンロールが大好き
ロケンロールが大好きなんだ


夜明け前に
呆れた顔をしないで
そうさ、玄関先で
彼女は気がつく
さよならを言うときに
泣かないで
だってきみはみんなの声なんだから

ああ、夜になると
月の光が
床の穴を
照らし出す
飛び込んで
皆に告げよう
君の神へ想いを
あぁ、フィーリング


あぁ、ベイビーはロケンロールが大好き
ベイビーはロケンロールが大好き
ロケンロールが大好きなんだ

僕のパパはロケンロールが大好きさ
僕のママもロケンロールが好き
僕の兄貴もロケンローが好き、
僕の友達はみんなロケンロールが好きなんだ

<syco訳>

ロケンロール100選 71-80

このバンドは「クロージングタイム」って曲がアメリカで大ヒットしたんだけど、それよりもこっちのほうが何倍もいい曲だと思う。突然挿入される「71」は何が71なのかよくわからない。 でも人間はしばらくこの世に生きられるように出来ている、って内容なので、その「しばらく」が71年ぐらいってことじゃないかな。 私も71年ぐらいがちょうどいい。 

71. Semisonic / Made to Last (1998)

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しばらくは壊れないように作られてる
そして転がり続ける
かっこよく動くように作られている
颯爽と
飛ぶ夢を見るように作られている
空高く
泣き叫んで目が醒めるに作られている
どうしてかわからない

美しい人が
太陽の下で眠る
秘密は甘くて尊くて
ずっとずっと持ち堪えて欲しい

一人でやってくるように作られている
そして誰かと一緒になる
転がる石のように閃光を放ち
71

地球との恋愛は
一度だけ
生まれ変わるために
空中で待っている人もいる
(何の価値があるのかな)

君がどこに居ても
近くても遠くても
黒くても白くてもレモンでもライムでも
ずっとずっと持ち堪えて欲しい
<syco訳>

 

やっと大好きなベルセバの登場だ。 機関車ハーモニカに乗った「僕と少佐」。少佐は72年のロキシー・ミュージックを憶えている、という歌詞が出てくるよ。  

72 Me and Major / Belle and Sebastian (1996)

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僕は少佐と親しい友達になれるかも
だって同じ電車に乗り合わせ、少佐は僕に話しかけてくる
僕と少佐は親しい友達になれるかも
同じ電車に乗って、僕に話しかけてくる
でも僕らの間には、長い歴史とたくさんの個人史がある

僕と少佐は数々のことで意見が合わない、
少佐は僕のような男を仲間に入れたい
僕と少佐は数々のことで意見が合わない
少佐は僕のような男を仲間にして
軍隊に入れる
なぜなら女王陛下の軍隊は一人前の男にしてくれるから

でも彼は理解しないし、しようともしない
何かが欠けているに気づき、それは僕らのことだった
僕ら若い世代は、成長も早かった
みんなドラッグをやっていた
僕らに八つ当たりをする 
僕らに八つ当たりをする
僕らに八つ当たりをする

僕と少佐は住む世界が違う
でも僕がエレベーターでいつも上流階級の人間と一緒になる
僕と少佐は住む世界が違う
でも僕がエレベーターで、いつも上流階級の人間と一緒になる
彼らは気高くてでまるで僕が人じゃないみたいに見下してくる

少佐は頭がおかしくなってるみたいだ
歩道に沿って歩いては戻ってくる
少佐は頭がおかしくなっているみたいだ
歩道に沿って歩いては戻ってくる
まるで行進をしているみたい、そうだ、軍のパレードにいるのだ
少なくとも彼はそう思い込んでいる

今少佐はテントから安全な家に戻った
家族はいない、一人暮らしだ
彼はパンクもヒッピーの時代も憶えている
72年のロキシー・ミュージックだって憶えている
何かが欠けていると気づき、それが僕らのことだった
僕ら若い世代は、成長も早かった
みんなドラッグをやっていた
僕らに八つ当たりをする 
僕らに八つ当たりをする
僕らに八つ当たりをする

踊りに行きたい、ウィスキーをひっかけたい
だから少佐のことは忘れて町に繰り出そう
踊りに行きたい、ウィスキーをひっかけたい
だから少佐のことは忘れて町に繰り出そう
だって、雪が降り出したから
そうだよ、雪が降り出した
<syco訳>

 

ベルセバに続いてロビン・ヒッチコックと、インディのカルトバンドが続くね。 軌道を取り戻してきたかな。 

「キリコ通り」だから、あのシュールな画家のキリコね。 なので「73が家までついてきた」と言う意味を解明しようとも思わないわ。  

73. De Chirico Street / Robyn Hitchcock (1996)

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計りが家までついてきた
キリコ通りで
計りは言った「お前は何を知ってる?」僕は言った「それどういう意味?」
キリコ通りで
そして数字が指に変わり
指が蠅に変わった
そして君の肖像画の周りをブンブン飛び回った

73が家までついてきた
キリコ通りで
僕と君を宣伝していた
キリコ通りで
その写真は僕らがキスをしていて
車掌の名前はミロだった
バスが通り過ぎる時、彼が叫んだ
「フレッシュヘッド!」

ハイエナが走ってきて飛び掛かった
キリコ通りで
包帯の下の輪郭が分かった
キリコ通りで
もし君が時計台の下で会ってくれるなら
僕は窓から投げキスを送るよ
だって君はショッキングなことが好きだから
モラルを語るな
やっちゃえよ
もう行ってもいいよ
君は責任を全部放棄してしまった
たった、たった、たった今
キリコ通りで

日時計の針が取れて、あぁ、真っ暗になった
キリコ通りで
割れ目に這うトカゲのしっぽが見えた
キリコ通りで
そして窓を通して
淡い電球の光がちかちかしていた
ストロボの光で歩く夜

世界で一番危うい夢を見る
キリコ通りで
コウモリだ、コウモリだ、コウモリだ、女の子だ
キリコ通りで
ポケットに悪夢のドレス
僕は言う「ジャスパー、これは邪悪だよ。
でも僕の恋人のライオンを愛してる、僕のライオン!」
<syco訳>

ニック・ケイヴこのリストで2度目だね。 彼が語るのは12世紀に実在した聖女クリスティーナのこと。 彼女は一度死から蘇って76まで生きたらしい。  

74. Christina the Astonishing / Nick Cave and the Bad Seeds (1992)

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驚くべき聖クリスティーナ
遥か昔の話
22歳の時
突然発作に襲われた

リエージュの小さな教会で 
彼女は棺桶に入れられた 
アニュス・デイの讃美歌が歌われた後
すぐにに棺桶から彼女は蘇った

教会の天井まで舞い上がり
梁の上に立った
こう叫んだ「罪深い人間の悪臭がする、
罪深い人間の悪臭、
耐えられないほどの悪臭がする」

驚くべき聖クリスティーナは
最も驚くべき聖女
彼女は梁の上で静止して祈った
もしくは背中を丸めた

彼女は人里離れた場所に逃げて行った
塔や木や壁を登って
人間の腐敗臭から逃げて行った
腐敗する人間の異臭
彼女は竈に隠れた

驚くべきクリスティーナの
その振る舞いは恐ろしかった
彼女は野獣のように通りを走り
ムース川に飛び込んで泳いだ

驚くべきクリスティーナの
振る舞いは恐ろしかった
彼女は74歳まで生きた
セント・アンナの修道院で
74歳まで生きた

<syco訳>

 

75は私がよく走った75号線のうた。 ミシガンに住んでいた時、フロリダ目指して、何度も75号線を乗ったわ。 山も谷もなく、ただただ麦畑やトウモロコシ畑が続く退屈な道だけど20時間走ればマイアミの常夏のビーチ、yeah!

75. Two Babies / Corey Smith (2005)

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俺のベイビー、今すぐ戻って来てくれよ
会いたくて病気になりそうだ
3日間は長すぎる、あぁ二人のベイビー、家に帰って来てくれよ
あのバックアイの州を去る時が来た
南に、南に、75号線を南に向かう
ブルーグラス地帯をまっしぐら
メイソンとデキシーの境界線を突っ切って
お願いだ、オハイオからジョージアまで連れて来てくれないか
二人のベイビーを

お前たちが去ってから、おかしくなっている
クジラにのみ込まれたヨナの気分だ
復活の日を祈っている、あぁ、嬉しい、あと数時間だ
あぁ、俺の二人のベイビーが家に戻ってくる

南に、南に、75号線を南に向かう
バックミラーに映るテネシー川を後にして、
お願いだ、オハイオからジョージアまで連れて来てくれないか
二人のベイビーを

あぁ、
皿洗いも洗濯も全く手につかない
でも俺はこの曲を書いた、気に入ってくれるといいんだが
二人のベイビーが心の底から恋しいんだ 週を二つ跨ぐには遠すぎる
もう二度とお前たちを離さない

南に、南に、75号線を南に向かう
アトランタのスカイラインを通って8号線に入る
オハイオからジョージアまで連れて来てくれないか
オハイオからジョージアまで連れて来てくれないか
俺の二人のベイビーを
<syco訳>

 

国際カシコレラさんのサイトで知ったこの曲が良かったのよ~。 幹線道路に関する歌はどれもノリがいいね~。歌詞にたくさん固有名詞が出て来て、ほとんど誰なのか何なのかわかんないんだけど、そんなのも気にならないぐらいグルービーな曲だ。 

I-76はフィラデルフィアからオハイオに続く高速道路、セブンティシクサーズはフィラデルフィアのバスケチーム。 たぶんフィラディルフィア愛がいっぱい詰まった曲なんだと思う。 

76. I-76 / G. Love & Special Sauce (1997)

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カットマン
65 25パークライン・ドライブ
そして俺はいつものようにライブで舵を切っている
仲間に電話して、来られるか聞いてみる
朝飯からデカい音立てようぜ
ボブ・マーリーから始めよう
林に戻って新鮮なパセリを取ってこい
もしかしたらニックJに火が付くかもしれない
それから市内に即行だ
でもダウンタウンに早く行きたいなら
76号線を行くしかない
もちろん景色を楽しみたいなら別の話
イーストかウェスト・リバー・ドライブが最適だ
でも急ぐなら
クルーズの出航に向けてペダルを踏め
76号線に乗るんだ
だって1996年は
裏技は通用しないから


G-Love  
1980年を思い出す
あぁ、ほんとに良かったな
学校の成績が良けりゃ
親がセブンティシクサーズの試合に連れて行ってくれた
恥じることのない試合だった
モー・チークスのビック・ショット
そしてモーゼス・マローン
ジュリアス・アービングはフィラデルフィアを故郷と呼んだ
ボビー・ジョーンズ、ダリル・ドーキンス
アンドリュー・トニーの3Pシュート
ロッキー・バルボアは南フィリー出身
だから試合に遅れたくなかったら

取るべきルートはただ一つ
フィッシュタウンに行くには渋滞を避けて
195号線を行くのを走ればいい
 早く行きたいけど、ちょっと心配なら
676号線を行けばいい
一番金をかけて作られた
広い高速道路だ
あまり有名な選手はいなかったけど
いい試合をやる
仲良くやれよ、セブンティシクサーズ
チャールズ・バークレーがラリー・バイアーをディスった
仲良くやれよ、セブンティシクサーズ
チャールズ・バークレーがラリー・バイアーをディスった

スマイルズ
ミドルマンのシーフープス
ジョイを装っていた
バレンタイン・スマイルズからカットマンの策略
革の座席でくつろげば76号線は快適
キャデラックD.B.L. クリストファーが強盗を働いた
高速でのパフォーマンス、ソーダ缶をぺちゃんこにする
もう一つくれよ、ベイビー、新年のアートパーティー
その質問の答えはこんな感じかな
フィラデルフィアの住民はみんな人生が職業だ
ア・ラ・スペクターを逃走させる運命だ
無法地帯さ、イェイ、
金曜の夜はブロンコスとペッパー・シェイカーがラップする
街ではアイス・ドッグ・ラブが摩天楼のショーダウンだ
76号線で
俺はオットー・ショウプがデイビー・クイックネスを歌うのをいい気分で聴いている
ヴァリのリリは毎日のようにリンガを愛用
ハイ・ヒルからフィラデルフィアを称えるぜ

カットマン
早く着きたいのなら
76号線に乗るしかない

もちろん景色を楽しみたいなら別の話
イーストかウェスト・リバー・ドライブが最適だ
でも急ぐなら
クルーズの出航に向けてペダルを踏め
76号線に乗るんだ
だって1996年は裏技は通用しないから


仲良くやれよ、セブンティシクサーズ
チャールズ・バークレーがラリー・バイアーをディスった
仲良くやれよ、セブンティシクサーズ
ドクターJ! モーゼス・マローン
仲良くやれよ、セブンティシクサーズ
ジェリー・スタックハウスとアイバーソン
<syco訳>

 

ノリのいい曲が二つ続いたけど、77は一変して、ピーター・ガブリエルの社会派プロテストソング「ビコ」。 80年代の南アフリカはまだアパルトヘイトがあったんだね。ライブエイドとか、バンドエイドとか、ロッカーによる救済コンサートが盛んだった。 ロックが世界を変られると信じていたんだね。 ロックは私を変えたけど、世界はあまり変わってないなー。

77. Biko/Peter Gabriel (1980)

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77年の9月のこと
ポート・エリザベスは晴れていた
警察の619号室では
いつものようだった

あぁ、ビコ、ビコ なぜなら
あぁ、ビコ
ビゴ、なぜなら
あぁ、ビコ
キラ・マジョ キラ・マジョ
その男は死んだ、その男は死んだ

夜眠りたくても
赤色の夢しか見ない
外の世界は白と黒なのに
死の色はひとつしかない
あぁ、ビコ、ビコ なぜなら
あぁ、ビコ
ビゴ、なぜなら
あぁ、ビコ
キラ・マジョ キラ・マジョ
その男は死んだ、その男は死んだ


ろうそくの火は吹き消せても
炎は消せない
一度火が飛んだら
風が炎を舞い上げる

あぁ、ビコ、ビコ なぜなら
あぁ、ビコ
ビゴ、なぜなら
あぁ、ビコ
キラ・マジョ キラ・マジョ
その男は死んだ、その男は死んだ

キラ・マジョ キラ・マジョ
その男は死んだ、その男は死んだ
<syco訳>

 

次はパンクバンド、スティッフ・リトル・フィンガーズよ。 しばらく聞いてなかったよ。 懐かしい。 

RPMというのはRevolution Per Minutes の略だから、1分間に78回転するレコードのことだけど、"revolution" は「革命」という意味もある。 それに掛けて、一分間に78革命を起こせ、って歌ってるのね。

78. 78RPM / Stiff Little Fingers (1979)

youtu.be

69年は順調だった
お前は言う 79年まではお手の物
でも俺は言ってやる

70,71年で警鐘が鳴らされた
72年、俺たちは地獄を見た
73年、74年と、事態はさらに悪化する
死ぬほど、死ぬほど、死ぬほど退屈

 

でも今
新しい年が来た
78年になった
一分間に78回革命を起こす
一分間に78回革命を起こす
一分間に78回革命を起こす今、

 

75年、代り映えのないジャイブ
なぜまだここに生きるのか 教えてくれないのか?
76年、クスリはいらない、賭けてもいい
でも、ちがう、俺たちはまだ死んでないんだ

でも今
新しい年が来た
78年になった
一分間に78回革命を起こす
一分間に78回の革命
一分間に78回の革命

77年はマシになってきた
お前は言った、とてもじゃないが天国とは言えない
俺たち言った、許容範囲まで詰め込めと
詰め込むんだ、俺たちはれが
革命、革命、革命、革命じゃなかった

 

1-2-3-4-5-6-7-8、心を浮き立たせ、夢中にさせる
祈らせ、七十八と言わせる
一分間に革命が78回
一分間で革命が78回
一分間に革命が78回
今だ
今しかない
明日は無い、今やるのだ

<syco訳>

 

パンクが続く。 死ぬほど聴いたトム・ロビンソンのアルバム「パワー・イン・ザ・ダークネス」からの「79年の冬」だ。 でもこのアルバムが出たのは1978年なんだよね。 未来なのに思い出のように歌う、珍しいパターンの曲だわ。 でも名曲であることは間違いなし。

79. Summer of 79/ Tom Robinson Band (1978)

youtu.be

ただ座って愚痴をこぼすだけの若者
79年当時、お前たちはそこにいたはずだ
若者は苦しめられてると言うが
あの子たちを見ると俺の心が痛む
スパーズがアーセナルに勝った、凄い試合だった
血は下水に流れていた
都市間列車が走った
それがこの街をバラバラにした
ナン・ハリスが死んで
チャーリー・ジョーンズは自殺した年
私たちが知っていた世界が破裂した
79年の冬

俺は仕事にしたり辞めたりしててあ
パイントはまだ10シリングで買えた
新車のボンネビルを高く買わされた
俺は多かれ少なかれ諦めていた
春には社交界が閉鎖され
何人かの共産主義者が逮捕された
徴兵制度が戻ってきた
79年の冬
マルコのカフェが火事になり
ヴァンボ・ボーイズのせいにされ
SASが俺たちの名前を名乗った
79年の冬

俺たち貧乏人が職を失い
地下鉄の運賃が上がり、バスが動かなくなったけど
トップの人間は降りることをせず
政治家は決して辞任しなかった
レゲエのクラブは爆破され
ナショナルフロントは勢力を増していた
デイブとダゲナム・ロンがやられた
79年の冬
ゲイの男たちが投獄され
有色人種の子供たちが磔にされた
何人かが反撃し、何人かが死んだ
79年の冬

何人かが戦い
そして何人かが死んだ
79年の冬

<syco訳>

 

最後はレディオヘッドで。 あまり80という数字のインパクトがない曲だけど好きだから入れた。 80年代に女の子に(整形)手術をしていた、しかし重力には勝てないってうたう。 確かに!

80. Fake Plastic Tree / Radiohead (1995)

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プラスチック製のニセモノの木
緑色のプラスチックのじょうろは
プラスチックのニセモノの土にの上の
中国製のニセモノのゴムの木に使う

それはきみがゴム男から買ってきたもの
ゴムの木でいっぱいの町で
売りさばかれるもの

それはきみを磨り減らす きみを磨り減らす
きみを磨り減らす きみを磨り減らす

きみは壊れた男と暮らしている
ヒビの入ったポリスチレン男
今にも崩れて焼け落ちる

80年代頃彼は
女の子を手術していた
しかしやはり重力には勝てない

そしてそれは彼を磨り減らす 彼を磨り減らす
彼を磨り減らす 彼を磨り減らす

きみはほんもののように見える
きみは本物の味がする
僕のニセモノのプラスチックの恋人

怒りが湧き起こるのを
抑えることが出来ない
背を向けて走り去ることが出来るなら

そしてそれは僕を磨り減らす 僕を磨り減らす
僕を磨り減らす 僕を磨り減らす

そしてもし僕が君の望むものになれたら
君の望むものになれたら
いつでも、いつでも

<syco訳>

 

オマケ4コマ (my 80's)

 

ヤード・アクトを観たよ

あぁ、たまげた。 今ホットなヤード・アクトが、はるばるイギリスからこんなノース・キャロライナの田舎町ダーラムに来たんだよ。 それも小さなライブハウスによ。なぜなのか全然理解できないんだけど、まぁ、嬉しいに越したことはないんで行ってきたわよ。 チケットも安心価格の18ドルだったし。

まだデビューアルバムしか出していない新人バンドだから、きっと若者ばっかで、おばちゃん、しかもアジアンのおばちゃんは私ぐらいよね、でもそんなこと慣れっこだから気にしないわ、、、と思いきや、ざっと見ると中高年ばかり。 白髪や薄毛のシニア達がステージ前を陣取っている。 これじゃ私も自然に溶け込めるわ。

しかしなぜ、ヤード・アクトがノースキャロライナに来たのかに加え、なぜ会場に若者がいないのかという新たな謎が加わった。 私はそれが気になって気になって、ちょっとライブに集中できなかったよ。 

今の若い子はロックは聴かないんだね。 アメリカのヒットチャートなんてみんなポップだし、ラップかヒップホップかR&Bが上位を占めている。 ヤード・アクトのような、エッジーでシニカルでカッコいいバンドはハードルが高いのかしら? それじゃ、カレッジキッズは何を聴いているの? 娘にヤード・アクトを聴かせたら、お母さんの好きそうなパンクだね、って言われた。 パンクですら親父世代の音楽なんだよな。

でもイギリスからは、次々とかっこいいロケンロールバンドが生まれている。 来週はバグ・クラブのライブも控えている。 ウェールズ出身のガレージバンドだ。 これもシニアで埋まっていたら笑っちゃうな。 てか、私だってほぼシニアだろうが。 こうなったら、シニアの特権で金と暇を使っちゃうよ。 マーチャンダイズも買っちゃうよ。 だから新人のみんな、頑張ってロケンロールを続けてくれよな。

ヤード・アクトのボーカルのジェームス・スミスはめちゃくちゃいい人っぽかった。 「ダーラムは何が有名なのかい?」とステージからの問いに、「タバコ!」「バーベキュー!」と答える私たち…。 話すと好青年なのに、歌い出すと激しくてそのギャップがまたいいの。 タバコとバーベキューの町に来てくれてありがとよ。 

年末には来日するらしい。 歌詞もいいしノリもいいし、みんな観て欲しいな。 来年の初めに出るセカンドアルバムも楽しみ!

 

*************

ライブはこの曲で始まった。

youtu.be

希望の最後の砦
かって偉大だったこの国に残るのはユーモアだけ
だからあきらめろ、嘲り続けることによって
このバカだらけの国が
最後に笑うだろう
腫瘍の重みで
水中に引きずり込まれる
それはナショナルフロントの新しい髪型で
あおられた恐怖によって形成された

 

では、かつて加減を知ることがなかったこの島国の
加減を知ることがなかった住民はどうなるのだろう?
すべての輸出品が時代遅れとなったら?
本気でごまかそうとするのか?
我々の文化は大丈夫だと?
下種なモリスがシャム69に合わせて踊っている時に

 

メイポールの周りをまわるラグマンに痰を吐け
サウンドをハイジャックし、自分の主張を貫け
自分が出したカードは全て、自分の主張だ
いつもだれかに新たな罪を擦り付ける
イングランドよ、俺は心が裂けそうだ なぜ俺を見捨てた?
ああ、俺もお前を見捨てたよ お互いさまってこと
嘘をつかれたのは俺じゃないし、
自分と似ていない人間を恐れたりしない、お前とは違う

 

横柄さにある馬鹿さ加減
自らの愚かさに縛られている
すでに死を宣告されていることに
全く気づいていない

 

希望の最後の砦は
かつて偉大だったこの国に残されたのはいい音楽だった
しかし、我々はそれを育てず、無視することを選んだ
そうさ、我々はそれを好まない奴らの罠に嵌められてきた
それを聴いたことがないなら
俺は死んだ馬に鞭打って、私は立ち往生しているってことだな
国境の南から

 

そんな感じでSOSを送ったりスルーしたりあれやこれやで
俺はバタつきのパンで、それを誇りに思っている
都合のいいように、価値観をころころかえるんだ
それを見て見ぬふりをする
なぜならマスコミは
人種差別はネタにして笑ってもいいということを良いとした

 

希望の最後の砦
かつて偉大だったこの国に残された最後の希望は
その場をなだめ、小分けにして、団結させて、話し合うとこだ
しかし、誰も声をあげない
全ての情報が消費されていくメディアによって
理性が押しつぶされている
そう、フェイクニュースだ
そうだ、フェイクニュースだ

横柄さにある馬鹿さ加減
自らの愚かさに縛られている
すでに死を宣告されていることに
全く気づいていない

ほんとうに横柄だ

<syco訳>

 

Vo.はちょっと仲本工事系だった@Motorco, Durham

 

ヤード・アクトに関する私の以前のエントリー↓↓

sycob.hatenablog.com

sycob.hatenablog.com

 

ライブに行ったので中断してしまったけど、ロックンロール100選まだ終わっちゃいませんぜ!

ロケンロール100選 61-70

しばらく空けてしまったな。 まぁ、気にするなっ。

さて、60番代はディランから始めようぜ。 ハイウェイ61はディランの出身地のミネソタからルイジアナまで南北に走る道路だね。 伝説のロバート・ジョンソンが悪魔に会ったクロスロードもハイウェイ61の途中だったな。

61. Highway 61 Revisited/ Bob Dylan (1965)

youtu.be

神がアブラハムに行った「お前の息子を生贄にしろ」
アブラハムは言った「俺をからかっているんだろ」
神は言った「本気だ」アブラハムは言った「何だって?」
「好きなようにするがいい、でも
次に私がお前の下に現れたら、走って逃げるがよい」
アブラハムは言った「それじゃ、どこで殺しをやればいいんだい?」
神は言った「ハイウェイ61でやりなさい」

ジョージア・サムは鼻から血を流していた
福祉相談所も着替えをくれなかった
彼は哀れなハワードに聞いた「俺は何処に行けばいいんだ?」
ハワードは言った「一か所だけ知っている」
サムは言った「早く教えろ、俺は急ぐんだ」
ハワード銃で指して言った
「あそこを行くんだ、ハイウェイ61だ」

マック・ザ・フィンガーは王様のルイに言った
「俺はトリコロールの靴紐が40本ある
そして、鳴らない電話が1000台あるんだが
どこに捨てればいいか知ってるかい?」
王様のルイは言った「うーん、ちょっと考えさせてくれ」
それから言った「そうだ、簡単に処分できるところがある
全部ハイウェイ61に持って行けばいいんだ」

さて、12夜で、5番目の娘が
一番目の父親に何かがおかしいことを告げた
「私の肌って」と彼女は言った「白すぎないかしら?」
 父は言った「こっちの明るいところに来てみなさい」
「うん、お前の言うことはわかる、2番目の母親にこの件は済んだと言っておく」
しかし2番目の母親は7番目の息子と一緒に
ハイウェイ61に行っていた

さて、放浪するギャンブラーは退屈していた
次の世界戦争を起こそうとしていた
彼はプロモーターを見つけたが、プロモーターは床に転げ落ちそうになって言った
「今までにそんな事に関わったことがないぜ
でもOKだ。簡単に出来るだろうね
ただ太陽の下にベンチを並べればいいんだ
ハイウェイ61沿いにね」

<syco訳>

 

62は1962年からずっと同じスーツを着ている校長に虐められる可哀そうなモリッシー少年のうただ。 

あ、これからは19〇〇年は○○の二けたのみで対応できることにした。 そうでもしないと探せません。

62. Headmaster Ritual / the Smiths (1985)

youtu.be

殺気だった鬼どもが
マンチェスターの学校を仕切る

腰抜けの豚ども
凝り固まった思考

教師が隊を率いり
若さに嫉妬し
1962年からずっと同じスーツ

僕の首の後ろまで
軍隊のツー・ステップを仕掛けてくる

家に帰りたい
ここに居たくない
教育なんて要らない
大間違いだ

週の半ば運動場で
先生は僕の膝をぴしゃりとたたく

お腹を膝で蹴られ
顔を肘で小突かれ
皿よりも大きな青あざができる

家に帰りたい
ここに居たくない

Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da
Da-da-da

殺気だった鬼どもが
マンチェスターの学校を仕切る

みんな腰抜けのクズ野郎

先生は隊を率いり
若者に嫉妬し
1902年からずっと同じジョーク

僕の首の後ろまで
軍隊のツー・ステップを仕掛けてくる

家に帰りたい
ここに居たくない
人生を最大の過ちとして
諦める

体育を休ませてください
ひどい風邪をひいたようなんです
先生は僕を掴み食いつき
蹴とばしてシャワーを浴びせる
蹴とばしてシャワーを浴びせる
僕を掴んで貪り食う

家に帰りたい
学校に居たくない
<syco訳>

 

またまたマッドネス。 63歳の新聞屋のジョージは実は近所の下着泥棒だったって話。

63. In the Middle of the Night / Madness (1979)

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角の新聞屋のナイスガイ、ジョージ
大金持ちではないが決して貧しいわけじゃない
陽気なジョージ、63歳で幸せ者だ
背はそんなに高くないけど、俺より健康だ
誰もが知っているメロディを口笛で吹きながら通りを歩く
脛にはバネが入ってて、足の裏にはゴムが付いているみたいだ


でも真夜中に
ジョージは君の庭を通り抜け
君のストッキングに忍び寄る
赦しも請わず
そよ風のように柔らかに
腕いっぱいに下着を抱え
這うようにして
パンティーの夢を見る

こんにちは、新聞屋のジョージ
車の調子はどうだい、暖かくなってきたね
朝刊を手に取りながら、ジョージとおしゃべりをする
下着泥棒の記事を読む
去る時は「良い一日を」と言ってくれる
早めに店を閉めることなどなく、いつも床を掃いている

でも町が暗闇に包まれるとき
きみの洗濯物が干してあると
そこからパンティーがもぎ取られる
恐ろしい予感がする
時計が8時を打って
君が布団に包まっている時
彼は門の前に潜む
下着は危険にさらされる

角の新聞屋のナイスガイのジョージ、
今日は店が閉まっている、庭の芝でも刈っているのか
一軒先の店で新聞を買うことにする
おい、第一面に載っているのはジョージじゃないかい?
まさか、でも確かにジョージだ
この写真じゃ分かりにくいが

警察は彼を追う
間違いない
彼の所に電話をし
家の戸を叩いた
でもすでに彼は消えていた
仲間の所に逃げてしまってた
だって彼は朝早く
朝刊で自分の顔を見つけたのだから
<syco訳>

 

64はやっぱ、これでしょ。

64. When I am 64 / the Beatles (1967)

youtu.be

年を取って、髪が薄くなったら、
今から何年も先のことだけど
バレンタインカードを送ってくれるかな
誕生日のカードやワインのボトルもね

僕が3時になっても帰ってこなかったら、
鍵をかけてしまう?
変らず僕を必要として、ご飯を作ってくれる?
僕が64になっても

君だって年を取るよね
そして君が一言いえば
いつも君のそばにいるよ

僕は結構役に立つ、ヒューズだって直せるし
電気が消えてしまったら
君は暖炉のそばでセーターを編めばいいさ
日曜日の朝はドライブしたり
庭仕事や草取り
これ以上何が望める?
変らず僕を必要として、ご飯を作ってくれる?
僕が64になっても


毎年夏にはコテージを借りよう
ワイト島さ、あまり高くなきゃね
倹約してお金を貯める
膝にのっける孫たち
ベラとチャックとデイブだ

ハガキを送ってよ
君の思いを記して
言いたいことをそのまま書いて
「敬具」なんて疲れるから
返事をくれよ、必要事項を記入して
永遠に僕のもの
変らず僕を必要として、ご飯を作ってくれる?
僕が64になっても
<syco訳>

 

65歳で父親が亡くなって、母親が亡くなって、一人ぼっちになっちゃった。 いつ聞いてもしみじみするわ。

65, Alone again (naturally)/ Gilbert O'Sullivan (1971)

youtu.be

もう少し経っても
気分が晴れないのなら
僕は自分に約束する
近くのタワーに行って
てっぺんまで上り
そこから身を投げてやる
そうすることで
表明するんだ
打ち砕かれるってこういうことなんだと

僕は教会に突っ立って、人々にささやかれる
「なんてことなの、あれは辛いわ
彼女に置き去りにされて
私たちはもうここにいてもしょうがないわ」
「そうね、帰りましょう」
まるで自分がしたかのように
また一人になった、当然の如く…

つい昨日のように感じる
僕が元気で明るくて陽気だったころ
これから演じる役を楽しみにしていた
誰だってそうだろう?
でも僕は打ちのめされたように
現実を見せられた
少しも実現することなく
僕はずたずたに切り裂かれた

それは僕に神の存在や慈悲への
疑念を抱かせた
あぁ、神が本当に存在するなら
僕が一番必要としている時に
なぜ見捨てられたのか
僕は本当に確実に
また一人になった 当然の如く…

この世界には
修復されず置き去りにされた
壊れた心が
溢れているように思える
僕らは何もできない
僕らは何もできない

また一人になった 当然の如く…

昔を振り返ると
他のことも思い出す
父が亡くなった時泣いた記憶
涙を隠そうともしなかった
65歳だった
そして母、神様、母の魂を救ってあげて
唯一愛した人を奪われ
母はひどく傷ついた心で
ひとり残される
どんなに僕が慰めても
無言のままだった

そして母が死んだとき
僕は一日中ずっと泣いていた
また一人になった 当然の如く
また一人になった 当然の如く
<syco訳>

 

「ルート66」を選びたいんだけど、懐メロばっかで、ヤングにバカにされそうなので、ここでナウい曲をお届けします。 曲中に出てくる「バッファロー66」はヤングは知らないでしょ? 1997年の当時最高にイケてた映画なのよ~。

66. Wet Dream / Wet Leg (2022)

youtu.be

 

私を連れ出して
仲間に入れて
3,2,1,
さぁ、始めましょう
行くわよ
行くわよ
行くわよ 行くわよ、行くわよ

私はあなたの見る卑猥な夢の中で
車を運転していた
道路の脇に立つあなたを見た
他に誰もいなかった
あなたは自身を触っていた
自身を触っていた
触っていた
自身を触っていた
自身を触っていた

あなた言った「ベイビー、俺の家に来ないかい?
『バッファロー66』のDVDがあるんだけど
あなた言った「ベイビー、俺の家に来ないかい?
『バッファロー66』のDVDがあるんだけど


私を連れ出して
仲間に入れて
3,2,1,
さぁ、始めましょう
行くわよ
行くわよ
行くわよ 行くわよ、行くわよ

私はあなたの見る卑猥な夢の中で
車を運転していた
あなたは自身を触る時
あなたは私のことを想うだけの価値があって?
自身を触っていた
触っていた
自身を触っていた
自身を触っていた


あなたはボンネットに登り
フロントガラスを舐めだす
今までに見たことのない厭らしさで
思わず赤面してしまうほど
思わず、思わず、思わず赤面してしまうほど

もうたくさん、もうたくさん、もうたくさん
もうたくさん、もうたくさん、もうたくさん
もうたくさん(赤面してしまう)もうたくさん、もうたくさん
もうたくさん、もうたくさん、もうたくさん
もうたくさん(赤面してしまう)もうたくさん、もうたくさん

私を連れ出して
仲間に入れて
3,2,1,
さぁ、始めましょう
<syco訳>

 

産業ロックのシカゴが出てくると、このカウントダウンも限界に来たんじゃないか、と心配になる。 でも、一曲で67と68をクリアできるんだぜ。 おまけに日本語バージョンもあるんだ。 下の訳詞は日本語バージョンの歌詞を持ってきた。 メロディに乗せて一緒に歌えるよ。 しかし最後に「質問67と68」ってうたう意味が謎だわ、そこまではベタなラブソングなのにね。

67,68. Questions 67&68 /Chicago (1969)

youtu.be

二人の胸の中で
あぁ、感じあうもの
それはとても不思議な
突然のこと
お願い聞かせて そのわけを
だけど、どうでもいいさ
この幸せを胸に抱きしめて
ただ信じたい、奇跡を

二人の見つけた愛は
あぁ、突然の物
それともこれは全て
わけがあるのか
お願い聞かせてそのわけを
だけどどうでもいいさ
この幸せを胸に抱きしめて
ただ信じたい、奇跡を

第67問と68問

<片桐和子さんの訳です>

 

1969年のフリーラブ、ヒッピー文化が戻ってきたって歌ね。 このバンドはこの曲しか知らないけど、本国オーストラリアでは有名なのかもしれないね。 

69 . Miss Freelove '69 / Hoodoo Gurus (1991)

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どこにでも連れて行ってくれ
俺は服を脱いで下着姿になってもいいぜ
もし君が半分でもチャンスをくれるならね
ヒッピーのフリーラブ、素晴らしいじゃないか!
すべての灯りを消すよ
そして君だけのために踊ってもいいよ
それはある午後に始まった
リビングである仲間たちと
熱燗をやっていた
すぐにほかの仲間もやって来て
皆で騒ぎ出した、
その後はどうなったかわかるだろ!

ミス・フリーラブ、またいつか戻って来て
69年のミス・フリーラブ

キラキラ汗ばむパッションに火が付いた
それぞれのファッションで愛し合った
みんな大いに楽しんだ
モンキーダンスでファンキーな気分
俺はまるでディスコジャンキー
そして、ぜんぜん構やしない
頭が正常に働いていないのかも
ただ気分が最高なだけ
君のそう? 嬉しいね
たぶんひと時の流行りだろうけど
でも俺たちは楽しんだよね
君が立ち寄ってくれた時にさ

ミス・フリーラブ、またいつか戻って来て
69年のミス・フリーラブ

そしてすべてが遠くに行ってしまった
みんな居なくなった、でも大丈夫
すべてがグルービー、と君はいうだろうか?
君は言うだろうか?

誰かが警察を呼んだ
警察は逮捕する勇気がなかった
俺たちのエロい場を目の当たりにして
バッジを入口で外して
フロアのアクションの仲間入りをした
(警棒を置いた)
ミス・フリーラブ…
ララララ ラブ
ララララ ラブ フリーラブ! 

<syco訳>

 

最後はまた、懐メロに戻って、ニール・ヤングで終わろう。 1970年にリリースした曲だから、当時の「今」を意味して1970年と言うフレーズを使ったと思うけど、それももう50年以上も前になっちゃったよ。 

しっかしニール・ヤングのおっさん、まだまだ現役で頑張ってる。 今年新作アルバムも出る。 ♪ ヘイ、ヘイ、マイ、マイ、ロケンロールは死なない…

70 After the Gold Rush / Neil Young (1970)

youtu.be

鎧を着た騎士が現れる夢を見た
女王についてなにか言っていた
農民はうたい、太鼓をたたいて
射手は木を裂く
ファンファーレが太陽に向かって鳴り響き
そよ風に乗って流れた
ごらんよ、1970年の母なる自然が奔走するのを
ごらんよ、1970年の母なる自然が奔走するのを

焼け落ちた家の地下に寝転がって
満月を見ていた
空で太陽が破裂してしまったあとに
代わりとなるものが現れることを願って
僕の頭の中でバンドがプレイをしていた
ハイになって行く気分がした
友達がに言われた言葉を思い出した
それが嘘であることを願った
友達に言われた言葉を思い出した
それが嘘であることを願った

太陽の黄色い靄の中にかすむ
銀色の宇宙船の夢を見た
選ばれた者のまわりで
叫ぶ子供達、飛び交う色
全てが夢、全てが夢
搭乗が始まる
母なる自然の銀色の種子が
太陽の中の新しい家へと飛ぶ
母なる自然の銀色の種子が
太陽の中の新しい家へと飛ぶ

<syco訳>

 

オマケ

ポールもミックもディランもニールヤングもオサリバンもみんな現役で創作活動を続けてる。 ロケンロール・シニア軍団頑張れー!

ロケンロール100選 51-60

アメリカは50の州から成り立っている。 51番目の州がイギリスだってうたっているのがザ・ザのマット・ジョンソンだ。 弱肉強食、福祉国家の崩壊でイギリスもアメリカと同じじゃんって言ってるけど、いやいや、10人に一人は医療保険に入れないで早死にしていくアメリカに比べたらイギリスは天国です。 日本もアメリカの51番目の州にならないで欲しいねー。

51. Heartland / the The (1986)

youtu.be

古い鉄橋をくぐり
ビクトリア公園を横切る
怯えた連中はみんな
日が暮れる前に家路に急ぐ
新たな市街地の
今にも地面に崩れ落ちそうな
マチネの映画館や
悪臭漂う商店街を通り抜ける

俺は季節の変わる臭いを嗅いだ
また日が暮れるこの街を眺める

また冬が来て
長い影と大きな希望を投げかける
また冬が来る
ユートピアを待つ
凍りつく地獄を待つ

ここは何も変わらない国
赤いバスと、青い血を流す赤ん坊の国
年金受給者がレイプされ
福祉国家から心臓は切り取られる国
金持ちが蜜を味わう一方で
貧乏人にミルクをやれ
金持ちが金を数えてる間に
浮浪者に幻想を懐かせろ

多くの人間が
自分の心のうちを言葉に出来ない
腰が曲がり、希望が奪われるまで
誰も彼らを理解出来ないし
理解しようともしない
望むものが手に入らず
彼らは怒る
けれどマニュアルは紙に書かれない
それは壁に記されている
この国が裂けて堕ちていく様
だからクレーンは空中で動く
叩き潰せ... この街を
でもこのハートランドの染みを
消すことは絶対出来ない
病み、悲しみ、混乱したこの国から

また冬が来て
長い影と大きな希望を投げかける
また冬が来る
ユートピアを待つ
凍りつく地獄を待つ

兵器は手渡された
神は崇められるた
でもテレビに映る戦争は
何も説明されてない
すべての銀行家は
自分たちの財布のポンドが
ドルに変わる時
白い襟の下で汗をかく

ここはアメリカの51番目の州
ここはアメリカの51番目の州
ここはアメリカの51番目の州
ここはアメリカの51番目の州

<syco訳>

 

アポカリプス(世界の終末)とカリプソをかけているところに、モノクローム・セットのセンスの良さがひかるね~。 B-52の爆撃機が出てくるよ

52. Apocalypso / the Monochrome Set (1980)

youtu.be

原子爆弾のメロディーでホー!って歌おう
陽気な口笛が聞えてくる
アルミホイルに包まれて
僕の血は沸き立つ
B-52が弱気にパタパタ飛ぶ

唯一僕が欲しいのは、バークレースクエアのアパート
そこに、カラーテレビとリクライニングチェア
ガツガツ食べたいスチャールのチョコの大箱
アンチックな柱時計とお風呂で使える電話

天国の門から落ちてくるミサイルにエールを送ろう!
7/8拍子で陽気にシンコペーションをする
僕は音楽に合わせて
踊るはマルテルのマンボ、空からの攻撃
猟犬の吠える声が聞える

唯一僕が必要なのは、ロールス・ロイス コーニッシュ
ヌーヴォーリシェをしまうカクテル・キャビネット
ペルシャ絨毯、トランクの中にはゴッホの絵
僕の防護服の下にはカルダンの三つ揃い

ガンバレ、機関銃、短音記号と休符
僕の胸にリズムを刻む
お腹の四分音符が
僕の足をジェリー状にする
八分音符にFシャープ、そしてLにG

唯一僕が望むのは、スイス銀行の口座
O.B.Eと伯爵の称号
使用人付きの別荘
急性狭心症と墓に刻む言葉

<syco訳>

 

マンサンのデビューシングル、「気楽にいこうぜ、コッコちゃん(私が邦題付けるとしたらこうなる)」に、M53という言葉が出てくるんだけど、何のことかググってみたら、どうやらチェコ製の戦車らしい。 祖国にウンザリしたから、飛び出してめちゃくちゃやってみましたって歌だね。 なぜ題名にコッコちゃんが入っているのかは謎だわ。
53. Take it easy Chicken / Mansun (1997)

youtu.be

そうだよ、もううんざりだ
このクソみたいなイギリス
切り裂かれる
溺れそうだ


スターがいる
ビールを飲んでいる
俺の壁に
スターの名前が走り書きされている


C.I.D が
俺を追っている
俺がスターを自分の車に乗せて
誘拐したから


TVRに乗って
俺たちはプラハに向かう
マーズに寄る
そして俺たちは

スターを連れて、そうさ、LAに行く
ラスベガスで一日過ごすんだ
太陽の下でさ、のんびりしたいんだ
 気楽にいこうぜ


気楽にいこうぜ
ママがケーキを持ってきた
おなかが痛い
気分が悪い


クウェートで
戦車を盗んだ
フランスを走って
スターが驚いた


トランス状態で
M53が
木に追突して
車が潰れた


スターを殺してしまった
密航して
船の上で
警察をかわした

なんて旅だ
スターをLAに連れて行く
ラスベガスを一日ドライブしよう
太陽の下でのんびりしたいね

気楽にいこうぜ
気楽にいこうぜ
気楽にいこうぜ yeah, yeah, yeah
気楽にいこうぜ
気楽にいこうぜ yeah, yeah, yeah
気楽にいこうぜ yeah, yeah, yeah
気楽にいこうぜ yeah
<syco訳>

 

バンブーハウスの住所は54、SCOTのベーシストのメアリーがボーカルを取ります。 ノースキャロライナのバンドで、私は年に一度はライブを見ている。 この曲は盛り上がるので必ず歌ってくれるのよ。

54. House of Bamboo / Southern Culture on the Skid (1997)

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竹の扉に54の数字
竹の屋根に竹の壁
床も竹でできている!

ソーホーのジョーと会いなさい
エスプレッソを入れてくれるわ
その名もバンブーハウス

枝で出来ている
枝とレンガね
でもとっても楽しいところ
バンブーハウス!

そうね、このカジノじゃ、チノも飲めるし
チャチャも踊れる
ソンブレロを被ってボレロも踊れる
スネイクのようにシェイクするの

子猫ちゃんたちが跳ねてるときに寄りたい
激しいビートでステップを踏むの
子猫ちゃんを踊りに誘って
ジュークボックスを揺さぶるレコードを聴こう!

教えてあげる、気が落ち込んだら
行ってみるといいわ
バンブーハウスに!

<syco訳>

 

55歳で失業、どうしてくれる、イギリスのビッチ野郎! 50番代はイギリスをディスる曲が多いね。 51,53、これで3曲目だ。 かって私も住みたいと思っていた国なのに…。

L.K.ジョンソンさんはかなりのジャマイカ訛りで、訛りどころかジャマイカ限定ワードもたくさん出て来る。 こんなに訛りが強いと、移民として厳しいも伝わってくるわ。

55 Inglan is bitch / Linton Kwesi Johnson (1980) 

youtu.be

ロンドンに来たばかりの時
地下で働いていた
他にどうしていいかわからなかったから
地下で働いた

イギリスはビッチだ
逃げ場がない
イギリスはビッチだ
そこから抜け出せない

俺は大きなホテルで仕事を見つけた
しばらくの間、俺はよく働いた
それから皿洗いの仕事をさせられた
それは最悪で、いつも時計の針を見つめてた

イギリスはビッチだ
逃げ場がない
イギリスはビッチだ
そこから隠れることも出来ない

給料袋をもらっても
税金でごっそり持っていかれる
食べていくので精いっぱいだ
布団に入っても眠れない

イギリスはビッチだ
逃げ場がない
イギリスはビッチだ
嘘じゃないぜ、真実だ

来たばかりの頃、俺は穴掘りの仕事をしていた
俺はロバのように頑丈だった、俺はバカだった
しばらくして、残業するのをやめた
しばらくして、シャベルを捨てた

イギリスはビッチだ
逃げ場がない
イギリスはビッチだ
常に生き延びる手段を探す

そうだよ、俺は夜昼働く
クリーンな仕事も汚い仕事もする
黒人は怠け者と言われてるけど
がむしゃらに働く俺を見たら驚くぜ

イギリスはビッチだ
逃げ場がない
イギリスはビッチだ
それを認めろ

ブラックリーのちっぽけな工場で
ただ箱に詰めるだけの仕事
それを15年もやってた
15年も働いたのに、いきなり解雇ときた

イギリスはビッチだ
逃げ場がない
イギリスはビッチだ
そこから抜け出せない

山ほど仕事はあるのに
俺は解雇される
俺はもう55歳だ、若くない
なのに奴らは配給をもらえと言う

イギリスはビッチだ
逃げ場がない
イギリスはビッチだ
どうすりゃいいんだ?
<syco訳>

 

56も、1956年でズルをする。 57の数字も出てくるけど、57はとっておきの曲があるので、ジョナサンはインチキ56だけで我慢してもらおう。 (偉そうに自分何様。)

56.Roadrunner /Jonathan Richman (1976)

youtu.be

1.2.3.4.5.6.
ロードランナー、ロードランナー
時速を上げて走る
ストップン・ストップを通り過ぎる
ラジオを聴きながら
僕はマサチューセッツが大好き
寒い日のネオンの光も好きで
深夜のハイウェイも好き
ラジオをつけて
走る僕はロードランナー

オーライ
モダンな月明かりに恋をしながら
走る暗い夜の128号線
マサチューセッツが大好き
ラジオをつけて走るのが好き
夜中の孤独な気分を忘れさせてくれる
夜中の寂しい気分を忘れさせてくれる
車に乗ったらもう寂しくない
ラジオをつければひとりじゃない
ロードランナーみたい
そうさ

1956年のスピリットにようこその看板
57の次に広がる林に耐えながら
急いで走ればハイウェイが君のガールフレンド
郊外の林、郊外の速度
楽園のような匂い
ロードランナー、一回
ロードランナー、ニ回
ロックンロールが大好き
朝まで外を走り続ける
ロードランナー
そうさ

ロードランナー、ロードランナー
時速を上げて走る
次のドライブインまで走る
ラジオを聴きながら
モダンな月明かりが大好き
モダンなロックンロールが大好き
モダンな女の子とモダンなロックンロール
ラジオをつければひとりじゃない
ロードランナーみたい
オッケー、うったってよ、モダンラバース

ラジオをつけて!
AMラジオがある
ラジオをつけて
AM 車とAMラジオがある
ラジオをつけて!
AMラジオの音がある
ラジオをつけて
ロックするモダンなネオンの音がある
ラジオをつけて
マサチューセッツから走る車がある
ラジオをつけて
夜中にマサチューセッツのパワーがある
ラジオをつけて
モダンなマサチューセッツのサウンドがある
世界がある ターンパイクがある
AMラジオのパワーがある
夜中のロックンロールがある
工場と交通標とモダンサウンドのパワーがある
オーライ
そうさ
バイバイ!

<syco訳>

 

私のとっておきの57の曲がこれよ。「すべてを終わらせる57の方法」。 私は、この曲の無神論と口笛で救われたわ。 ジナ・バーチの詩って響くわ~。 

57 57 Ways to End it All / the Raincoats (1996)

youtu.be

もしも
もしも、
神様なんて存在しなくって
天国なんかも無くって
死んだ後は
ただの無の空間で
何にも無いとしたら

大波に乗せられて、
一点の中に吸い込まれたい
痛みを感じることなく、
大海を泳ぎたい
海を越え
太陽に飛び込む
再び私は焼かれる
焼かれる
焼かれる
焼かれる

97階のビルの上から飛び降りたい
もうこれ以上生きていたくない
だって我慢できない
我慢できない
この痛みをもう我慢できない
ほんとうにもう
この痛みに耐えられない


我慢できない
だめ、だめ、だめ、だめ、
この痛みに耐えられない
この痛みに耐えられらい

もう一度死に戻る
死に戻る
死に戻る
死に戻る
死に戻る

自分が浸かっているバスタブに
ドライヤーを投げ込みたい
心臓が止まるまで酒を飲みたい
天井から縄をぶら下げて
首を吊つりたい
コルト45で頭をぶち抜きたい

もしくは鎮痛剤が欲しい
痛みを 痛みを
殺したい、殺したい、殺したい、

我慢できない
だめ、だめ、だめ、だめ、
この痛みに耐えられない
この痛みに耐えられらい

もう一度死に戻る
死に戻る
死に戻る
死に戻る
死に戻る

<syco訳>

 

58と59はまとめてマッドネスのこの曲で。 59年製のポンコツ車のスピードを58マイルまで上げて走ったら警察に止められたってうただね。 改めてビデオをみたら、ファンボーイスリー時代のテリー・ホールがカメオで出ていたよ。 泣ける…。

58 . 59. Driving in My Car / Madness (1982)

youtu.be

マイカーに乗ってきたよ
ジャガーとはちょっと違うけど
プリムローズ・ヒルの
ブラジル人の男から買ったんだ

59年製だ
タイン川沿いの工場で作られた
ドアにモリスと書いてある
前はGPOが所有してた


職場にも乗っていく
ボスに薄汚いと言われるけど
全然気にしないよ
ガソリンと外の空気をくれよ

ちょっと古いけど、自分の車だ
時間がある時修理する
つい先週はオイルを交換した
ロッカーバルブとコイルもね

先週は毎日忙しかった
誰かが窓をノックしてきた
俺が誰かのフェンダーをへこませたって
俺の車の前後に駐車するなってことだね、ハハハ

マイカーに乗ってきたよ
思ったよりも遠出した
マスウェルヒルまでドライブした
セルシービルにも行ってきた
A45を走った
58マイルまでスピードを上げた
この前は警察に止められた
「人違いですよ」と言うしかない
タイヤが少しすり減っている
でも誓って言うが、大したことなかった
マイカーの運転が好きだ
こんなに走れて満足だ

マイカーの運転が好きた
思ったよりも遠出した
マイカーの運転が好きだ
タイヤがパンクしたとしてもだ

マイカーの運転が好きだ
ジャガーとはちょっと違うけど
マイカーの運転が好きだ
こんなに走れて満足だ

<syco訳>

 

最後は、マッシヴ・アタック。 クール過ぎて、聞いているだけ自分が2割増しカッコよくなった気がするわ。 

60の数字はよく聞いてないとキャッチできないよ。

 

60. Karmacoma / Massive Attack (1996)

youtu.be

 

お前は本当に俺と居たいのか
お前に上げられるものなど何もないのに
嘘はつかない、愛が一番大切だ
安らかな感情のまま
散歩しよう、残りを味わおう
いや、休息を取ろう

お前は穴を掘っている
家の近くで
狂っているが気力がない
必要に迫られて生きることはない
お前のトラブルは紙幣の透かし模様に違いない
馴染みの顔が付いた紙幣のようだ
俺は毎日酒を飲むが
それで気分が治まることはめったにない
決して気分が治まらない

郊外を歩く二人は決して恋人同士じゃない
お前は二人だ、特にお前の体が二倍になって
分裂する時、お前は次のクウェートを待つ

カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り

お前は本当に俺と居たいのか
お前に上げられるものなど何もないのに
散歩しよう、休息をとろう
いや、残りを味わおう

散歩しよう、休息をとろう
残りを味わおう

リストの一番目にはなりたくない
独占と公式なキス
60秒で乗り越える
二人で力を合わせて
しかし今は、感情の絆は断ち切られたままだという
信頼があるところに、優遇が生まれるし
ファンクがあるところに、ビートが生まれる

カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り

俺のベイビーを枯らす、あぁ、俺の女だ
俺は気が狂ったに違いない ぐったりしてるだろ
お前の近所に穴を掘って
お前は狂っているが、気力がない、怠けてるに違いない

リストの一番目にはなりたくない
独占と公式なキス

俺のベイビーを枯らす、あぁ、俺の女だ
俺は気が狂ったに違いない ぐったりしてるだろ
お前の近所に穴を掘って
お前は狂っているが、気力がない、怠けてるに違いない

カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り
カマコマ、ジャマイカの香り

<syco訳>

 

オマケ

気長に行くね~。

ロケンロール100選 41-50

またハイウェイの番号から始まった。 

アメリカの高速は、奇数なら南北、偶数なら東西に走るって知ってた?  ハイウェイ41号線は南北にフロリダからミシガンまで走る道路だ。 私はカントリーはほとんど聴かないけど、この曲は超有名だから、アメリカ人なら誰でも知っていると思う。 ハーレーとかに乗って走る風景のBGMに使われる感じだね。 

41. Rambling Man / the Allman Brothers Band (1973)

youtu.be

あぁ、俺は生まれつきの放浪者
その日その日を生きるのが精いっぱい
去る時が来たら
わかって欲しい
俺は生まれつきの放浪者だってことを

そうさ親父はジョージア生まれのギャンブラーで
銃で撃たれで死んじまった
俺はグレイハウンドバスの後ろで生まれた
41号線を走る途中さ

あぁ、俺は生まれつきの放浪者
その日その日を生きるのが精いっぱい
去る時が来たら
わかって欲しい
俺は生まれつきの放浪者だってことを
オーライ

今朝テネシーのナッシュビルを出て
ニューオーリンズに向かっている
バイユーはいつでも活気がある
デルタの女は最高だ

あぁ、俺は生まれつきの放浪者
その日その日を生きるのが精いっぱい
去る時が来たら
わかって欲しい
俺は生まれつきの放浪者だってことを
<syco訳>

 

「前に住んでいたアパートは通りから入口まで42歩だった」と歌う。 昔彼女と一緒に住んでいたアパートの歌だね。 日本でいう「神田川」のカナダ版でしょうか…。 この曲はミシガンに住んでた時、隣のカナダのオルタナラジオ局がヘビロテしてたな。

42. the Old Apartment/ Barenaked Ladies (1996)

youtu.be

昔のアパートに侵入した
僕らが前に住んでいた部屋だ
壊れた窓ガラス、すっからかんでお腹も空いてた
壊れた心と壊れた体で
ここが僕らが昔住んでいた場所

なぜ壁を塗り替えた?
なぜ床をきれいにした?
なぜドアにあけた穴を
漆喰で埋めた?
僕らが昔住んでいた場所

なぜネズミ捕りがそのままあるの?
なぜ水切りラックがまだあるの
それらは前は僕らのものだった
まだあるのなら、返してほしい

昔のアパートに侵入した
道路から入口まで42歩ある
地盤が歪んでいる、大家も酷かった
ヤクザが屯す路地
ここが僕らが住んでい場所

なぜ芝生をコンクリートにした?
なぜ鍵を変えた?
なぜ僕は侵入しなきゃ入れないんだ?
ただ話がしたいだけなのに
これが僕らが住んでいた場所

下の住人はどう?
今年は機嫌がいい?
君のテレビのボリュームを上げた
そして面白半分に床を踏み鳴らした

僕らはもうここに住んでいないよね
ダンフォースに古い家を買った
彼女は僕を愛してるし、僕を温めてくれる
僕はここで幸せだ
これが昔僕らが住んでいた場所だ

昔のアパートに侵入した
電話が壁から取り去られている
記憶がどんどん薄れていく
つまらない絵画の中に溶け込んでいく
それらを返してほしい

全部を返してほしい(昔僕らが住んでいた場所)
全部を返してほしい(昔僕らが住んでいた場所)
全部を返してほしい(昔僕らが住んでいた場所)
全部を返してほしい

<syco訳>

 

ギレモッツ、どこにいっちゃったんだろうな。 好きだったのに…。 

タイトルの"Made-up"てのは、「適当に考えた」とか「即興ででっちあげた」とかいう意味だ。 「なんちゃってラブソング No.43」ってことね。 その前に42曲も「なんちゃってラブソング」を作ってたんだ。 そこに愛を感じろってことかしら。

43.Made-Up Lovesong #43/ Guillemots  (2006)

youtu.be

 

火花と輝く竜で伝えたい、君を愛してる、本当だ
空のコーラの缶の中にも詩があるんだ
火花と輝く竜で伝えたい、君を愛している、本当だ
燃え尽きたキャラバンの中にも高貴さが残る

君は僕風に飛ばされた紙くずのように宙に舞い上がらせる
最高に素晴らしいものが突然僕の前に現れた
君が大好きだ、君は気に留めもしないけれど

火花と輝く竜で伝えたい、君を愛してる、本当だ
君の北からの微笑みは左右対称だ
火花と輝く竜で伝えたい、君を愛してる、本当だ
一リットルのボトルに詰め込まれた僕がいる

君は僕をソファから起こし
宙に舞い上がらせる
極上のものは予告もなしに現れる
君も気にしてるなんて信じられない

うん、僕は信じるよ
今この時

<syco訳>

 

44はストーンズだよ。 ハートブレイカー・ウィズ・44って、何のことかと思ったら、マグナム44の拳銃のことだったんだね。 マグナム44を持った無情な奴って意味だ。  ちなみにストーンズは今月18年ぶりににニュー・アルバムが出るってねー!   

44 Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) / the Rolling Stones (1973)

youtu.be

 

ニューヨーク市の警官が
公園を走りぬける少年を追いかけた
それは人違いだったが
銃弾が少年の心臓を通り抜けた

マグナム44を持った無情な奴
俺は世界を切り裂きたい
お前はマグナム44を持った無情な奴
I俺は世界を切り裂きたい

10歳の少女が街の片隅で
注射の針を腕に刺している
彼女は路地のゴミの中で死んだ
母親は言った、あの子に希望などなかったと

無情な奴、無情な奴
あの子は心に針を突き刺した
心がへし折られる、心がへし折られる
お前のハートから愛を盗んでいった

Oh yeah, oh yeah
世界を切り裂きたい
Oh yeah, oh yeah
世界を切り裂きたい

無情な奴、無情な奴
俺のハートから愛を盗んでいった
無情な奴、無情な奴
俺は世界を切り裂きたい
俺は世界を切り裂きたい
<syco訳>

ここでちょっとインチキする。 1945はナインティーン・フォーティファイブって読むから、45ってことにしよう。 だって、この曲大好きなんだよ。 

45 Holland, 1945/ Neutral Milk Hotel (1998)

youtu.be

僕が唯一愛した女の子は
瞳にバラを抱えて生まれた子
でもその子は生きたまま埋められた
1945年のある夜に
傍にいたのは彼女の姉だけ
そしてそれからわずか数週間後に
銃弾が全ての人の頭上に降った
今、彼女はスペインの少年に生まれ変わった
太陽の周りに炎の輪を描いて
ピアノを弾いている
僕は夢が叶ったと歌おう

でも今僕らはかつて愛した人生の
すべての欠片を集めなければいけない
ただ今日をどうにか
生きてくために

そして今僕らは、白衣をまとった褐色のブラザーと
いっしょにサーカスの輪に乗って転がる
生きてるっていいことだと言いながら
でも今彼は炎を放つ彗星に乗る
そしてもう戻らないだろう
星から見る地球はより綺麗だ
そうだよ、君の頭上の遥か上で
その輪が閃光を放ち弾丸が飛ぶことで
彼は君を悲しませようとしたわけじゃない
君の心を囲むの空洞の輪
世界はひたすら叫び、バラバラになる

でも今僕らはかつて愛した人生の
すべての欠片を集めなければいけない
ただ今日をどうにか
生きてくために

そしてここが君のお母さんが眠る場所
そしてここが君の兄弟が生まれた部屋
前に彼らが寝がえりをうっていた布団の上に
凹みが出来ているけど、もう彼らは動かない
僕は悲しくなる、だって世界は
彼らの顔にたくさんハエがとまっているのを
見るほうを選ぶから
僕はただ、彼らの瞳の中に白いバラを抱き続けることを望んでいるのに

<syco訳>

 

イントロはボウイのジーン・ジニーとそっくりな、スプーンの曲だ。 46ブロックのブロックとは道に囲まれた住宅地の区画のことだね。 46ブロックってだいたい3キロぐらいかな。 歌詞の意味は全く分からないけど、 エッジーなインディ・ロックの雰囲気だけは出てるわ。 

 

46  Utilitarian/ Spoon (1998)

youtu.be

カタコンベ カタコンベ 僕を守れ
数えろ、数えろ、僕の姉になれ
僕は46ブロックを歩いた
君はずっと先延ばしにしていた、いいかげんにしろ
僕は肉を腕に抱える
鋼鉄の歯を持っている、かかってこい
作り上げろ、取り出せ
それは実用的だから
心を痛めて実用主義者を
崇拝する
そうだよ、僕らはこのねじ曲がった世界を愛している、だからやれよ
階段を下りたら、僕はもう世界の半周しているんだ
<syco訳>

 

この曲ヒットしたよ、なつかしいね~。「47のデッドビート(ろくでなし)」ではじまるエスケイプクラブの「無法地帯の西部」。  星条旗掲げてるるからアメリカのバンドかと思っていたら、実はブリテンだった。 一発屋の感じだけど、他にもヒット曲あったのかな。 これしか知らない。

47 Wild Wild West / Escape Club (1988)

youtu.be

47人のろくでなしが住む裏通り
北、東、西、南、みんな同じ家に住む
奥の部屋に座って大きなブームを待つ
俺はベッドルームで彼女を待つ

彼女は冷たい、でも気にしない
その瞳とワイルドなヘアが好きだ
最高のビートにのって踊る
90年代に向かって
西部の荒野で生きる
荒れ放題の西部
ワイルドな西部

そうさ、マンディは奥の部屋でバリウムを配り
ラジオでは保安官とDJが対談してる
心臓の鼓動が47拍、ドラムのように鳴る
生きるなら楽しまなくちゃ
ロニーは銃を手に入れた

彼女は冷たい、でも気にしない
その瞳とワイルドなヘアが好きだ
最高のビートにのって踊る
90年代に向かって
西部の荒野で生きる
荒れ放題の西部
ワイルドな西部


さぁ、国旗を掲げて通りを行進だ
街中を歩いてで思いきり楽しもうぜ
右に行こうが、左に行こうが
あの子が今夜来てくれるんなら、俺は一向に構わない、


彼女は冷たい、でも気にしない
その瞳とワイルドなヘアが好きだ
最高のビートにのって踊る
90年代に向かって
西部の荒野で生きる
荒れ放題の西部
ワイルドな西部

90年代に向かって、80年代を生きる
奥の部屋で叫びながら、大きなブームを待っている
西部の荒野をくれ
安全なセックスをくれ
愛をくれ、愛をくれ
楽しむ時間をくれ

彼女は冷たい、でも気にしない
その瞳とワイルドなヘアが好きだ
最高のビートにのって踊る
90年代に向かって
西部の荒野で生きる
荒れ放題の西部
ワイルドな西部

<syco訳>

 

48はクラッシュの48時間、週末の2日間の歌ね。 ビデオの中で、スリッツのアリ・アップとジョー・ストラマーが楽しそうなの!  アリは48で、ジョーは50で亡くなったんだ、って思うとなんか悲しくなっちゃうよ。  暗くてわかりにくいけど、ベレーを被っているのはマイキー・ドレッドだ。 君たちのことは私はいつまでも忘れないよ。

48. 48 hours / the Clash (1977)

 

youtu.be

金曜日か土曜日、それってどういうことだ?
短い時間なら濃いシーンが必要
月曜が車輪の付いた檻のようにやってくる

48時間は48の
48時間は48の
48時間は48の
スリルを求める
48のスリルだ

だから教えてくれ、俺は地下鉄に乗るから
わかるだろ、女の子は冷たくふるまうってこと
前に行った場所では何も収穫がない

48時間は48の
48時間は48の
48時間は48の
スリルを求める
48のスリルだ

俺はこの街を隅から隅まで探した
歩き回って足が棒のようだ
いつも見逃してしまう、俺はチケットを持っていないから

48時間は48の
48時間は48の
48時間は48の
スリルを求める
48のスリルだ
金の要らないスリル
どんなスリルでもいい
スリルのためのスリル
<syco訳>


アメリカのハイウェイがまだ出てきた。 49号線はアラバマの海岸から始まって北上し、ミシシッピーのジャクソンを通ってテネシーのメンフィスまで行くのね。 まさにブルース街道よ。 スライドギターがたまらんわ。 ああぁ~、おっさんブルース最高よ。 

49 Highway 49/ Big Joe Williams (1963)

youtu.be

そうさ、俺は朝起きて、
ハイウェイ49に向かう
朝起きたら、ハイウェイ49に向かう
俺の女を探してる
見つけることができるだろうか

メルヴィナは俺の女だ
彼女はハイウェイ49のどこかにいる
メルヴィナは俺の女だ
彼女はハイウェイ49のどこかにいる
俺は朝起きたら
その道を行くよ

確実に俺は、もう戻らない
確実に俺は、もう戻らない
ハイウェイ49を
死ぬまで歩き続ける

今朝俺は憂鬱になった
ジャクソンに辿り着いた
今朝俺は憂鬱になった
ジャクソンに辿り着いた
俺のベイビーを探している
見つけることができるだろうか

背の高い女
彼女は俺に見向きもしない
背の高い女
彼女は俺に見向きもしない
彼女はただ
ハイウェイ49を歩きたいだけさ

<syco訳>

 

最後の50は、中年には響くフランク・ターナーのこの曲。 50年間の社畜生活をどう思う?ってうただ。 これを幼稚園児に歌っているビデオがいいね~。

50 Photosynthesis / Frank Turner (2008)

youtu.be

 

俺も年を取ってきたことを認めなきゃいけないな
最近の流行りの曲は素通りしてしまうし
若い子が使っている言葉を知ったかぶりをする気にもならない


友達はみんな結婚して、住宅ローンを組み年金を払う
そして明らかに、俺の怒れる青春時代は終わった
それに今の自分に落ち着いたことにも満足している
だからといって、俺は清算してゲームから降りたわけじゃない
時とともにいろいろ変わっても、変わらないものもある

だから俺は座らないし
黙らない
そして何よりも俺は大人にならない
俺は座らないし
黙らないし
そしてないよりも俺は大人にならない

あぁ、成熟とは何かのまとめ売りみたいだ
十代の夢を捨てることは全ての夢を捨てると同じ
友だちや同僚や家族はみんなまじめな顔をして俺に言う
大人にならなきゃだめだ、そうさ、退屈で不満だらけの大人にね


あぁ、誰も俺に説明してくれていない、
50年も奴隷のように働くのがどうして素晴らしいって言えるのか
平凡な道を地道に歩めって?
それがみんなが辿るの道なら、俺はごめんだ

だから俺は座らないし
黙らない
そして何よりも俺は大人にならない
俺は座らないし
黙らないし
そしてないよりも俺は大人にならない


そして人生で
光合成しかやってこなかったのなら
眠れない夜に、自分がいつ死ぬのかを
考えるだけの価値しかない

さぁ、俺が弾いて、君らが歌う
夜の始まりとしては完璧さ
さあ、俺が弾いて、君が歌う
夜の始まりとしては完璧さ

そして俺は座らないし
黙らない
そして何よりも俺は大人にならない
俺は座らないし
黙らないし
そしてないよりも俺は大人にならない

<syco訳>

オマケ

まだまだ続くよ、ローリングストーンズも、私のカウントアップも!!