ティーンエイジャーのうた プレイリスト ① 13歳 I Know Very Well How I Got My Name, Penpals, Styrofoam Plates

 大晦日も新年も無視して、好き勝手なテーマで書くのよ。 前のエントリーで、周りはみんな「2018年のベスト」を書いてるのに、なぜかここだけ「1983年のベスト」になってたけど、気にしない、気にしない…。 

さて正月休みは暇な私は、ティーンエイジャーと言われる13から19までの年齢が歌詞に出てくるお気に入りの曲を、集めてみたいと思います。

年齢が含まれている洋楽の歌詞で一番多い数字は何だろう? これを調べた奇特な人によると17歳がダントツで多いそう。 欧米の皆さんはやっぱりハイスクールの最後の年が華なのね。 

まずは最年少の13歳から。

 

★I Know Very Well How I Got My Name - Morrissey  (1988)  

モリッシーおじさんの13歳の時の初恋です💛。

 

13歳で、
髪を金色に染める奴
あぁ、よくわかっているよ、何も言わないで

君が僕の初恋の人だと思っているけど
それは違うよ
君は僕の最初で最後の人なんだ
そして僕の前を通り過ぎて行った人

 

もちろんモリッシーの初恋は男子よ。 Who dyed his hair gold だから、「彼の」という代名詞が使われているもの。

キレイな曲です↓↓

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★Penpals - Sloan  (1994)

昭和生まれの多くは中学生の時、海外ペンパルを奨励された経験があるのではないか。 「ペンパル」って死語かしら? 「文通」って意味ね。 もしかして文通も死語? 今でいう「メル友」ね。 メル友も終わったとは言わないでね。 おばちゃんついていけないから。

昭和は全世界で中学生が手紙を交換し合ってたんだね。 この曲の歌詞はいろんな国の中学生がペンパルに書いている手紙文になってて、内容が中二病っぽくてウケる。 

僕はノルウェイ男子です
そして君に質問があります
僕はまだ13歳だけど
君に夢中です

何かそちらのおみやげを送ってくれませんか
それと君の髪も一本ください
解説をつけて
そして、君だけが写っている写真もお願いします

 

スローンはカナダのインディバンド。 曲はめっちゃカッコいい↓↓

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★Styrofoam Plates - Death Cab for Cutie  (2001)

私だって、最近の曲も聞いてるのよ。 そう、おばちゃんは2000年以降はみーんな最近だってさ!

 

家族で集まってごちそうを食べるアメリカの祭日である「サンクスギビング」の、寂しい思い出を歌った曲。 この日は一年で一度、アメリカ全体がたらふく食べる日なので、シェルターや教会などでチャリティーによる炊き出しも行われ、貧困層でもホームレスでも伝統的なサンクスギビングの食事にありつける。  

母子家庭で育った彼が、13歳の時のサンクスギビングの日の夕食を教会のホールで食べたことを、父の葬式で思い出している歌だ。 タイトルは「発泡スチロールの皿」です。

 

壺の上には海水の膜ができ
僕は遺灰を海に撒いたが
逆風で戻ってきて目に入り痛い
死んでも僕を苦しめる 生前のあんたがしたこと変わらない

あんたは父親なんかでなく
種を蒔いただけと言っても言い過ぎじゃない
母はたった一人で苦労して僕たちを育てた
あんたが私腹を肥やす金は
僕たちは見ることが無かった

13の時
デンバーの郊外にあるカトリックの教会で
サンクスギビングの炊き出しの列に並んだ
ボランティアの人たちは十字架を付けて
ごった返す貧乏人らを迎え入れた
ホールのテーブルには発泡スチロールの皿が置かれ、
安ワインの臭いと哀れさが漂う
そして僕は思う、毎年思う、あんたのことを 
僕らの幸運の数を数える時
そしてこんなところで何してるんだろうって思う時に

あんたは家族というものに恥を塗った
牧師の話は長いが、
それについては一言もないから
僕は立ち上がって叫びたい
哀悼は静かに行われても、
スーツ姿で美辞麗句を並べ立てても僕は信じない

哀悼を述べる列には加わらない
父を悼む薄っぺらな言葉を並べはしない
父が死んだからって事実は変わりはしない
生きている間ゴミだった奴は死んでもゴミ野郎だ 

(Syco訳)

 

ゴミ野郎!!と歌ってるけど、しみじみとしたいい曲です↓↓

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