私の年間ベストアルバム 1985年 Steve McQueen (Two Wheels Good)  鬱屈した日々に口ずさむ

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1985年、仕事はしていたものの、それ以外は引きこもりの生活だったような。 実家の自分の部屋で、音楽を聴きくことと本を読むことだけが娯楽だったよ。 悶々とした毎日を清めてくれるようなプリファブ・スプラウトのこのアルバム。 

レコードアルバム名は「スティーブ・マックイーン」だったけど、アメリカでは問題だったようで、今私の持っているCDは「Two Wheel Good」に変わっている。

スティーブ・マックイーンというハリウッドの超大物俳優の名前をアルバムにタイトルにしちゃって、ジャケットもバイクを囲んでヤンキー座りなんかしてるけど、音楽は文学青年っぽいメランコリックな歌詞と、繊細なメロディで、今でいう「ギャップ萌え」でも狙っていたのかしら?  

このレコードは全11曲全部良くって、言うこと無し。 中でも一番好きだったのが「When Love Breaks Down(愛が壊れる時)」だね。 これは失恋した時聴けば号泣できるな、なんて思っていたけど、実際失恋した時、めっちゃ聴いたのはスミスでした…。 モリッシーの詩は単刀直入だからね。 それに比べプリファブは謎めいたフレーズも多いし、きれいにまとまり過ぎてた。 でもクソみたいな毎日を浄化してくれたよ。

 When Love Breaks Down

僕と君、上手くいってるけど
ときどき、離れ離れになる
会わないでいると心が軽くなる そうさ
愛が壊れるまで、愛が壊れるまで

やれやれ、空模様を見た?
優しい9月の雨が
僕にも降りかかる
溺れるまで、 溺れるまで

愛が壊れる時
君は傷つくのを恐れて
真実から目を背ける

愛が壊れる時
僕たちが口にする嘘
それはただ自分達をごまかしてるだけ
愛が壊れる時
君は傷つくのを恐れて
真実から目を背ける

愛が壊れる時 愛が壊れる時

恋人と僕は、どちらもずる賢く
君は決して僕を締め出したりしない
秋は古い紙ふぶきのように気ままに
街を彩る 街を彩る

愛が壊れる時
君は傷つくのを恐れて
真実から目を背ける
愛が壊れる時
僕たちが口にする嘘
それはただ自分達をごまかしてるだけ
愛が壊れる時
君は傷つくのを恐れて
真実から目を背ける
愛が壊れる時
僕たちが口にする嘘
それはただ自分達をごまかしてるだけ
愛が壊れる時
君は傷つくのを恐れて
真実から目を背ける
愛が壊れる時
君は安易なセックスに委ねるような
心がボロボロな奴らと交わる
愛が壊れる時
愛が壊れる時

 <Syco訳>

youtu.be

バンドの中心人物マクアルーンはイギリスのベストソングライターの一人とか言われているけれど、彼特有の不思議なフレーズが頭に残るんだよね。 

♪ I'm a simple slave of appetite(僕は食欲の虜なだけ)- Appetite

♪ I'm turky hungry, I'm chicken free (七面鳥が入るぐらい腹ペコ、でもチキンはいらない)- Moving the river

♪ you give me Faron young for in the morning  (朝の四時にファロン・ヤング)

ジョニージョニーウーウー、ジョニージョニーウー ↓↓

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