読書メモ 「モンテクリスト伯」

古本屋で見つけた「モンテクリスト伯」。 あ、これ母が、チョー面白くて読み出したら止まらない、って言ってた本だ。50セントだ、買っちゃおう。

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ふぅっ、ほぼ3週間かけて読み終わった! 全1247ページの復讐劇。

原文は19世紀のフランス語だけど、現代文の英語に訳されているので、思ったよりスイスイ読めた。 それに、登場人物がほぼ全員、金か愛に狂っているので、とっても単純でわかりやすい。 多分19世紀の大衆小説だったんだろうね。 連載してたというのだから、次はどうなる? とぐんぐん引き込ませる手法で書かれてる。

デュマは「読者の諸君は気になっていると思うが」、とか、「読者の諸君は覚えているだろうか」、とか読者に語りかけているが、150年も未来の日本人の読者がいることをその頃に想像したのかなぁ…、なんて思ってしまった。

登場人物が、やたら気絶するのも面白い。 昔の人は、ショックを受けるとよく気絶したのかしら。 私は未だに、ショックで気絶する人を見たことがないけど…。

電話で母に、「モンテ・クリスト伯」読んだよ、面白かった、って言ったら、そうなの、じゃ、私も読んでみようかしら、と言った。 え、あなたが面白いから読めって言った本じゃない?  と聞いたら、違うと思う、だって読んだことないもの、もしかして、「ジャン・クリストフ」と間違えてるんじゃない? あれはすっごく面白かったよ…だって。

ということで、勘違いで読んだ1247ページでした。