ハイウェイ40号線上の女

ノースキャロライナを東西に走る40号線を毎日行ったり来たりしてる中年女は何を考える? 

本好きプレイリスト ② Picture of Dorian Gray, Moby Dick, Brave New World, the Caount of Monte Christo

Picture of Dorian Gray / Television Personalities (1978) (「ドリアン・グレイの肖像」オスカー・ワイルド著)

僕が豪邸を買ったなら、世の中の人全部を招待する
そしたら、みんながドリアン・グレイの肖像を見れるから
川辺に座ってレモンティーを飲めば、
千人ものロシアの小人がちっちゃい潜水艦に乗って来る

君も来ていいよ
友達を連れて来てもいいよ
一日ここで過ごしていいよ
そしてドリアン・グレイの肖像を見てね

僕の邸宅に連れて行ってあげる ギャラリーを見れるよ
たくさんの奇麗な絵があって、それは全部僕の物
川辺に座ってレモンティーを飲み
エミリーが作ったちっちゃいキュウリのサンドイッチを食べようね

君も来ていいよ
友達を連れて来てもいいよ
一日ここで過ごしていいよ
そしてドリアン・グレイの肖像を見てね

<Syco訳>

ただおちゃらけているだけにしか聞こえない、テレビジョン・パーソナリティーのこの曲。 ゲイで監獄に入れられたワイルドに興味を持って、この小説は高校のとき読んだな。 曲のほうはそのあと知った。 この曲を聞いてたら、むしろ読むのを避けたかも。
ワイルドであろうが、シド・バレットであろうが、パンク・ロッカーであろうが、なんでも歌にするテレビジョン・パーソナリティーは私の大好きなポスト・パンクバンドの一つ。 ロンドンアクセントと、ミニマリズム的な音がツボね。 

 

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Moby Dick / Gurr  (2016) (「白鯨」ハーマン・メルヴィル著)

混乱が上手に解き明かされていくのを眺める
海の上では闇が把握できない
話が語られないのを嘆くべきだけど
その代わりに勇敢だったかと自分に問う
 
私は海に潜らない 夜を忍び歩くだけ
私は海に潜らない 無事だったらそれでOKなの
 
モビー・ディックはもう白くないの
カラフルになって、海岸に座礁する
キャプテン、命令はしないのですか
コマンド、シフト、4のキーを押しても解決しないのはわかるでしょ?
 
私は海に潜らない 夜を忍び歩くだけ
無事だったらそれでOKなの

<Syco訳> 

メルヴィルの「白鯨」は読んでいない。 海洋冒険小説は男子の読み物って感じであまり興味が湧かなかった。 でもこれを歌っているのは女子バンド。 ちょっと読んでみたくなるわね。

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Gurrはドイツ出身の女の子の二人組。

 

Brave New World / Michael Penn (1989)(「すばらしい新世界」 オルダス・ハクスリー著)

赤子はゆりかごの中に隠れて
第三次世界大戦がいつ始まるのかとせわしなく考える
車を出して西に向かうと彼女に告げると
私も行きたいけど、着てる服がフォーマル過ぎるからと言った
それで僕は中西部の岸辺の絵ハガキを送った
彼女はそれを19階の窓際に現れる
新しい友達のフランクに見せたと言った
彼は年は僕と同じぐらいで、
人は飛ぶことは出来ないってことを実証しようとした

そして彼は知りたいらしい
僕がこの町を出る前に
スローモーションで崩れ落ちる映像を確認できたかどうか

今日は最高の日とは言えないけれど
今は黄金時代じゃないし
高速の上の君はとてもきれいだ
車を走らせよう 恐れを知らない新世界へと

バンが僕の前で止まって、乗せてやると言った
運転手は地図を失くしたといって怯えていた
みんなは彼にプライドを保たせようと囁いていた
「道案内をお願いできるかな」 
 運転手は叫んだ「後ろの奴がすでにやろうとしたけど、
 記憶は衰えているし、目も悪くなっている」
メガネと高滑油が脇にあったが
ブリキ男は動かないし、ライオンは横たわっていた

僕には去って欲しくないようだったけど
僕は三銃士の一人にはなりたくなかった
それにバンのギアを入れる前にガソリンが無くなる

殴らないで欲しいんだけど
今は黄金時代じゃないんだよ
高速の上の君はとてもきれいだ
車を走らせよう 恐れを知らない新世界へと

バスターとその仲間は黒がよく似合う
彼らは袋小路から抜け出す道を探している
電話帳や暦を破いたりして
シェラックを嗅いでいるのかみんな鼻が埃まみれ
高級娼婦とBMWに乗りまくる
マタドールの番号をやっと見つけた
でももう遅すぎた
バスターはドアを閉めて、戦争が始まる前に戻ると言って走り去った

そうこうするうちに辺りは暗くなり
君が道の脇に車を停めたのを見たとき
僕はもうここに居たくないと思った

今日は最高の日とは言えないけれど
黄金時代じゃないし
高速の上の君はとてもきれいだ
車を走らせよう 素晴らしい新世界へと
殴らないで欲しいんだけど
今は黄金時代じゃないんだよ
高速の上の君はとてもきれいだ
車を走らせよう 恐れを知らない新世界へと

<Syco訳>

うーん、この歌詞もよくわからない。 曲はめちゃくちゃ好きだけど💛。 「すばらしい新世界」を読んだら、納得するのか? フランクとかバスターとかマタドールとか、小説に出てくるのかしら?  私は英語版は家にあるんだけど、読んでない。 「1984年」のような、ディストピアのSFだから、なんか気が滅入りそうでさ。 私にとってマイケル・ペンのこの曲は究極のドライブ・ソングです。

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The Count Of Monte Christo / Noisettes (2007)  (「モンテ・クリスト伯 」アレクサンドル・デュマ著)

モンテ・クリスト伯は
頭からマントを纏い 
1ペンスで私の意中を知りたがったが
お釣りは取らなかった
古い時代のリズムが
彼の頭の中で鳴り響いた
時計仕掛けの十字軍が
彼の飛行機を打ち落とそうとした

私もあなたもわかっている
これ以上、このミツバチから蜜を取れない
私もあなたもわかっている
私の抑えようとすれば刺されることを
私もあなたもわかっている
私もあなたもわかっている
これ以上、このミツバチから蜜を取れない
私もあなたもわかっている
私を抑えようとすれば刺されることを

あなたは特別だと感じていいのよ
リラックスしていいのよ
あなたを、あなたの邪悪なやり方を讃えるわ
なぜって、今はきっと厳しくなる時だと思うの
でもあなたの機転の良さは
侯爵夫人の本性さえも明かさせる
未来の門に立つあなたの気高さに
私は屈服する

私もあなたもわかっている
これ以上、このミツバチから蜜を取れない
私もあなたもわかっている
私の抑えようとすれば刺されることを
私もあなたもわかっている
私もあなたもわかっている
これ以上、このミツバチから蜜を取れない
私もあなたもわかっている
私を抑えようとすれば刺されることを

不死とは人間じゃなければ
ありふれたこと 全ての生き物は
籠の中に入れられる
特に大スターと言われる人たち
だから私の手を縛り
樫の木に括り付けていいのよ
機械仕掛けの十字軍が
彼の飛行機を打ち落とそうとした
機械仕掛けの十字軍が
彼の飛行機を打ち落とそうとした

<Syco訳>

ノイゼッツのこの曲は、イメージとして小説に合っていると思う。 でも19世紀には飛行機は飛んでいないよ。 

この本は去年読みました

sycob.hatenablog.com

 

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このプロモビデオはボーカルが小説に出てくるギリシア人のエデのイメージ。

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面白い本といい曲を探しながら、本好きプレイリストは続くよ~!