何度見ても飽きないパフォーマンス on Youtube その2

終わりの見通しが全くつかない自粛。 アメリカでは、勝手に自分で終わらせる人がたくさんいるけれどね。 ニュースではもうコロナの話は出てこないよ。 マスクもせずに町で人種問題を力説している市民の方々、「健康第一」ってこと知らないのかなぁ。 病気になったら、人権どころか何もできないんだよ。 他人に感染さないってのも、人権への配慮と違うの? しかし、マスクをしないどころか、自分らの街まで破壊する連中に至っては、私には全く理解できん! 「手越、母子家庭に弁当を配る」がニュースの見出しになっている平和な日本に行きたいよ~。

私の自粛生活は長期戦になりそう。でもまだまだある、私の癒されライブビデオ。

 

私が一番見た回数が多いのがジョナサン・リッチマン。 20回ぐらい行ったかしら。 70近い今も、まだ毎年ツアーをしてる。 最後にライブを見たのが、2年前だけれど、今年は見れるかなぁ。

年がいっても、ジョナサンはキュートだけれど、この頃は、はちきれそうにキュートだよ💛 

 

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「僕はロックじゃなくて、古き良きロックンロールをやっているんだ。 タヒチアン・ホップもエジプシャン・レゲエもみんなロックンロールのリズムだよ。 正直いって、タヒチの音楽もエジプトの音楽も僕は知らないしね…、」

ほぼ妄想で描くタヒチの世界。 ゴーギャンの「タヒチの女」の絵から想像したと私はみる。 ♪タヒーチアン♬って重々しく言うところがめっちゃツボ。 「アブドルとクレオパトラ」は一番好きかも。 ゆるゆるのダンスもジョナサぁーン!! 

 

「アブドルとクレオパトラ」

アブドルがクレオパトラの姿を見なくなってから
もう一年以上経つ
彼女は今、どこにいるのか
あの人がここに居たらいいのに
朝日が昇る時アブドルはクレオパトラに恋い焦がれる
アブドルはクレオパトラを愛している 彼女は未だに僕の愛しい人

わかるだろ、クレオパトラを愛している
あの人に出会えたことに感謝する
今どこにいるかわからないけれど
僕は世界中を放浪する
アブドルはクレオパトラに恋い焦がれる 彼女以外は誰もいらない
アブドルはクレオパトラを愛している 彼女は未だに僕の愛しい人

オーライ、りロイ、歌ってくれ...

そうさ、クレオパトラは僕の辛抱強さ試した
クレオパトラ、急がなくてもいいんだよ
僕はうまく年を重ねてきた
テントは片付けた
いつかまた会えたら、君は喜ぶはずだよ

僕は待つよ、クレオパトラ
きっと必ずその時が来る
君がどこに居ようと、待っているよ
だって僕は前より強くなったし、そんなに愚かでもなくなった
朝の砂漠の光の中、ブドラはクレオパトラに恋い焦がれる
クレオパトラを愛している 彼女は未だに僕の愛しい人
クレオパトラを愛している 彼女は未だに僕の愛しい人
クレオパトラを愛している 彼女は未だに僕の愛しい人
クレオパトラを愛している 彼女は未だに僕の愛しい人
アブドルはクレオパトラを愛している 彼女は未だに僕の愛しい人

<syco訳>

 

未だに逝ってしまったなんて信じられないデビッド・ボウイーの24歳の時のスタジオ録音ビデオ。 キラキラな目をして、歯も矯正してなかった(でも私はこの方が好き)。 私のアコギの練習曲にもなっている、"5 years"。

 

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2:35の♬ドリンキング・ミルクシェイク…♪あたりからのボウイーの表情の移り変わりを凝視しているとドキドキする。 

 

「5年間」

商店街を歩くと、母親たちのため息が聞こえる
たった今ニュースで聞いた
僕らにはあと5年しかないと
ニュースキャスターは涙を流して言った
地球は死に向かっていると
泣きはらしたようなその顔を見て
ニュースは嘘ではないとわかった

電話、オペラ座、好きなメロディー、
少年、おもちゃ、アイロンやテレビ
僕の頭の倉庫がいっぱいになりずきずき痛み出す
あるものすべてを詰め込まなくてはいけない

太った人、痩せた人、背の高い人、低い人
全ての名も無い人たち、全ての名のある人たち
今までにないほど、たくさんの人が恋しくなった

僕と同じぐらいの年の女が
小さな子を叩いている
見ていた黒人が止めなかったら
だぶん子供を殺していただろう

腕を折った兵士がキャデラックのタイヤを直している
警察は膝まづいて牧師の足にキスをし、
オカマがそれを見て反吐を吐く

アイスクリームパーラーで君をみつける
大きなグラスで冷たいミルクシェイクを飲んでいる
笑って僕に手を振り
たぶん君はこの歌で歌われていることを知らない

冷たい雨が降ってきて
僕は映画スターの気分になる
故郷の母を思い出す 帰りたい
君の顔、君の生まれ、君の話し方
君にキスをする、君は綺麗だ、君と歩きたい

5年しかない事実が目に焼き付く
5年しかない、信じられない
5年しかない、頭がズキズキ痛む
5年しかない、それが僕らに残された全て

5年間
5年間
5年間
5年間

 

最後は、


おばちゃんは新しいミュージシャンもチェックしてるんだよ、ってことで、英国の黒いボブ・ディランと言われるL.A.サラミくん。 

これはアメリカの国営ラジオ(正確に言うと寄付金で経営している非営利のラジオ局)NPRの「ちっちゃな机のコンサート」シリーズの一つです。 このシリーズを自粛の間に次々と見てるんだけど、たっくさん素晴らしいライブがあるよ!

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 シビアな現実を歌っているのに、なんて穏やかな表情と歌声なんでしょう。 

一曲目の「Day to Day」を訳した。 長いです。

 

「毎日毎日」

バスに乗って、電車に乗って
仕事に行って、痛みを無視して
こんな雨が降る日でも、明るい顔をして
あらゆる場所に走り回される

目を閉じると、君の髪の匂いがした
見回しても、君はいない
ランチを食べる
皮付きの芋と鶏のから揚げ 
そして焼いたトマト

食べ終わって、タバコに火を付ける
祈とうを唱えて一服する
近頃は燻っているトーストだ
でも僕は二人のために焦がすけど

次の日、次の仕事
世界を静止させたいために前進する
靴がきつ過ぎて足が痛い
仮病を使って仕事を休む
今出たとしても、遅刻する
いつも同じ間違いをする
その間違いは正してもらえない
一週間に六日、身の振る舞い方がわからない
でも公平に見れば、正していたかも
君がそこにいたら、正してたかも 
君がそこにいたら、正してたかも


ストレスは地獄級、疲れで罵詈を吐く
やる気は悪臭を放ち、運が腐り出す
死ぬほど働いてズタボロになる
キリストみたいに頭がおかしくて、クソみたいに金はない
ニュースを見る、誰かが死んだ
目に涙を浮かべる母親が映る
ワレス通りで息子が撃たれた
僕の知らない人でほっとする
NHSへ仕事に出かける
心療内科、鬱の人たち
ジョアンに会った、生きるのも怖いし、死ぬのも怖いし、存在してることも怖い彼女
そして、統合失調症のポール、妄想に侵され手足を震わせる
十日も風呂に入っていないらしい
恐怖で体が麻痺寸前だ
僕は彼らに言う、僕だって同じだよ
時としてそういう気持ちになる
でも、僕は正気で、考えることもできるのに
彼らに納得いくように説明できなかった

ホールに戻りミーティング
この一週間で両親による虐待で子供が二人死んだという
その事件に驚くことが出来たらと思った
ニュースはスポットライトを当てる事件を選んでるだけ
スポットライトを当てる事件を選ぶだけ

DLR線に乗り、地下鉄に乗り
本を読む 他にすることがない
ジル・ヒックスを読む 彼女は爆撃を生き延びた
そして本を書いて、大金を稼いだ
誰かが足を失ったところを読む
大量にケガ人が出て、52人死んだ
どこか遠くでは、毎日こんなクソみたいなことが起きている
今じゃバスも怖いし電車も怖い
でも、どうにかして仕事に行かなきゃならない
だから、自分の人生で賭けをしてるって言ってもいい

みんなそうじゃないか
みんなそうじゃないか

僕のライブの予定が入った
その通りを行ったところのライブハウス
僕の喜びや悲しみを歌うことになる
まだだけど、多分明日だ
目を閉じると君の顔が浮かんだ
辺りを見回しても、君は居ない
君が居ないと、気持ちを探られている気分になるんだ

君が時間なら、僕は人生だ
闘争が起きていると、時間は疲れさせる
そして僕が送っている人生は闘争だ
そして時間はそれを簡単には癒してくれない
君の光と、影を持つ情熱
君の声が聞こえる、君の動きが見える
でも見えないのが、君の瞳だ
それは夜に炎を放つシンボルだ
僕が見たのは君の肌だったかな
あの道で、僕が敗北したあの道
僕が大好きなあのペイズリーを着てなかった?
君は憎しみだった? 欲望だった?
君は分かるはず、だって分からなきゃいけないことだから
人間は愛と戦争は常に歴史の中に保つんだ
君に会わなくちゃ、あって確認しなくちゃ
君がしりごみしたのか、続行したのか
続行したのか、続行したのか

<syco訳>

 

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バンドTシャツNo.2 ”the Beat”