おうちで世界一周 ② "the Trouble", "Gaelic Ska", "Whiskey in the Jar"

ヨーロッパ大陸に渡ろうと思ったけど、おっと、アイルランドを忘れてたわ。 妄想の旅は気ままなの。スナフキンのように風の吹くまま移動するのさ…。

私はアイルランドには行ったことがない。 イメージとしては、パブに入るとグラスを片手にみんな陽気に歌っている感じね。 しかし風景は、緑の丘と崖に打ち付ける波とどんよりした空の下にそびえる殺伐とした外観の古城。 おっ、そして忘れてはいけない。 アイルランドは妖精の国よ! 行ってみたいわ~。

まずは「もうすぐアイルランドに行くのよ~♬」ってうた。

The Troubles / the Roches (1979)
私たちはもうすぐアイルランドに行くの
アイルランドに行くの、アイルランドに行くの
もうすぐアイルランド
もうすぐアイルランド
銃弾に当たらないようにしなきゃ
いつものことだけど
銃弾に当たらないようにしなきゃ
もうすぐ

私たちはもうすぐ飛行機で海を越える
飛行機で海を越える 海を越える 
もうすぐ海を越える もうすぐ海を越える

私のギターが滑走路に落ちてしまう夢を見た
私のギターを大切に扱ってね
お願い、どこかの誰かさん

私たちはもうすぐ彼氏を置いてくの
彼氏を置いてくの、彼氏を置いてくの
もうすぐ彼氏とさよなら
もうすぐ彼氏とさよなら
ダブリンにも健康食品があるといいんだけど
それとイチゴとアプリコットのパイね
もしそれがダブリンになかったら、
私たちは死んじゃうわ

私たちはアイルランドに行くの
アイルランドへ 海を越えて、彼氏を置いて、
アイルランドへ 海を越えて、彼氏を置いて 
イチゴとアプリコットのパイ

<syco訳>

youtu.be

私がアイルランドに行くとしたら、絶対この歌を歌いながら行くわね。 ローチェスはニュージャージー出身の3姉妹です。でも長女のマギー・ローチは亡くなりました😢。

 

次は楽しくって踊っちゃうトロージャンズ。

Gaelic Ska / the Trojans (1987)

彼らがポップ・ソングで踊るのをみたことありますか
彼らの足は地面に着いてません
着地するときにもしかして
床がないかもしれないと恐れているんです
今、彼らはワイルドでクレージーな音にのって、踊り出しました
パンクやファンクよりずっとヘビーなサウンドで、ドンドン床を踏みつけます

皆さん、余暇を楽しんでください
我々と共に過ごしてください
我々は町に出ますよ
あなた方一人一人が
何か楽しみたいと思っているなら
ケルトのスカを聴いて憂いを吹き飛ばしましょう

リズム・アンド・ブルースとアイルランドのメロディの危険なカクテルです。
カリブの民謡とロックであなたの足を躍らせてみせます
あなた方一人一人が
何か楽しみたいと思っているなら
ケルトのスカを聴いて憂いを吹き飛ばしましょう

いいですか、殿方の皆さん、三つ数えますよ
楽しんでいるなら、足を踏み鳴らしてくださいね
そして美しい淑女の皆さんは
我々をやさしく見守ってください
ケルトのスカです、さぁ、いきます、ワン・ツー・スリー…

Yee-hi, yee-ip, yee...

最近気になるのですが
想像力が欠けている人がたくさんいます
カモフラージュできてると思ってます
ビクビクして、シャイで、飛び跳ねたり叫んだりするのを恐れています
酔っ払いか田舎者と間違えられるのを恐れています

古代から何世代にもわたって賢者は言っています
誰にでも必ず最盛期がある、そして
自分で蒔いた種は自分で刈る、と
だから、活字を読んだり、ラジオで聞いたりしたことを
鵜呑みにしていけません
流行はころころ変わり、
トレンドも出ては消えていくのを私たちは見てきました

今のほとんどのポップミュージックは心と体を揺さぶろうと、
時には傷を癒そうと、むなしい努力を続けています
どのディスコミュージックも脳ミソを麻痺させます
これ以上コンピューターのビートを聴けば
私は頭がおかしくなってしまうかもしれません

でもあの丘のように、古代からある音楽のカクテルがあります。
それはまるで山から流れる清水のように
あなたの病を治します
だから、あなた方一人一人が
何か楽しみたいと思っているなら
ケルトのスカです
さあ、みんなで楽しみましょう

Yee-hi, yee-hee, yee-hi, yeah...

<syco訳>

youtu.be

アイルランド民謡みたいなメロディなのにスカだ! このバンドは日本の「リンゴ追分」もアイルランド民謡風スカにして歌っている、一風変わったバンドです。

 

最後はいろんな人がカバーしているアイルランド民謡。 

Whiskey in the jar / the Dubliners (1967)

遠くそびえるケリー山脈に向かう途中
ファレル大佐に会ったのさ 大佐は金を数えてた
俺はまずピストルを出してそれから刀を出した
「有り金を全部よこしな」と、その恐れ知らずのいかさま野郎に言ってやったのさ

ムッシャリング ダムアドゥアダー
飲んだくれ親父、飲んだくれ親父
瓶にウィスキーが入ってるぜ

奪った金を数えたら、そりゃ結構な額だった
俺はそれをポケットにしまい、ジェニーの居る家に持って帰った
ジェニーは金を見て、一生俺を裏切らないと誓ったけど
女ってのは悪魔に取り憑かれてるから、そう簡単にはいかないのさ

ムッシャリング ダムアドゥアダー
飲んだくれ親父、飲んだくれ親父
瓶にウィスキーが入ってるぜ

ぐっすり眠りたかったから、俺は自分の部屋に行った
金や宝石の夢を見て、そしてもちろんそれは現実になると思った
しかしジェニーがピストルから弾を抜き、それを水でいっぱいにした
そしてファレル大佐に密告したのさ 俺を始末する準備はできたと

ムッシャリング ダムアドゥアダー
飲んだくれ親父、飲んだくれ親父
瓶にウィスキーが入ってるぜ

それは朝早くのことだった そこを去ろうと思った少し前
やってきたのは兵隊と、それからあのファレル大佐
俺はまずピストルを出した 刀はジェニーに盗まれていた
水鉄砲じゃあ、どうにもならない 俺は監獄にぶち込まれた

ムッシャリング ダムアドゥアダー
飲んだくれ親父、飲んだくれ親父
瓶にウィスキーが入ってるぜ

馬車を走らせるのが好きな奴もいるし
玉投げや玉転がしが好きな奴もいる
でも俺が好きなのは大麦からできた酒
それから早朝に可愛い娘を誘うこと

ムッシャリング ダムアドゥアダー
飲んだくれ親父、飲んだくれ親父
瓶にウィスキーが入ってるぜ

俺を救えるのはただひとり、軍隊にいる俺の兄貴だ
コークかキラーニーの基地にいるはず
兄貴が俺を連れ出したら、俺たちはキルケニーを抜けて旅をするよ
兄貴はもちろんやさしいはずさ、あのワイルドなジェニーよりもな

ムッシャリング ダムアドゥアダー
飲んだくれ親父、飲んだくれ親父
瓶にウィスキーが入ってるぜ

<syco訳> 

 

youtu.be

メタリカとかいろんなバンドがカバーして、歌詞もちょっとずつ違っているけど、アイルランドの風景を楽しめるビデオのダブリナーズのバージョンを選んだ。 「ムッシャリング ダムドゥアダー」は「オブラディ・オブラダ」と同じで意味がない囃子言葉だそうです。

 

さて、次はどこに行こうかなー。