熱い暑いソング ②

前回から少し時間は経ってしまったが、まだ暑さは続いてる。 ランキングは6位で終わってたね。 もっと熱い暑い曲のプレイリストです。 

カリフォルニアの山火事は治まることを知らないよ。 国立公園の樹齢2000年ものセコイアの大木が危険にさらされているのを見ると切なくなる。

一方、山のてっぺんに豪邸を立てて住んでいる人たちの家がまる焼けになり、ペットのプードルを抱いて、「家も車もすべてが無くしたわ」なんて、嘆いているリッチピープルのを見ると、ザマミロとつぶやいてしまうんだよな。  

でもデッド・ケネディーズも、私と同じこと感じてた。 やっぱり、カリフォルニアをドライブしてて、あの山のてっぺんにそびえて景観をぶち壊す豪邸を見ると、ムカつくのよね。

 

No.5 Forest Fire / the Dead kennedys (1982)

youtu.be

 

ジャンクフードは食わない、自然食品だけさ
俺は森の中で変な木の実を食べて
周りが虹色に見えてきた、気分が良くなってきた
森に火をつけてみようかな

山火事が丘に広かる
カリフォルニアの豪邸が燃えている
さぁ、逃げろ、逃げろ、逃げろ、逃げろ

でも俺らは逃げずにそれを眺める
あんたらの保険金がいくら下りるのか考える
そして、あんたらの運命を笑って笑って笑い尽くす

窓には鉄格子が張られ
ガードマンが立ち
あれは家かい、それとも要塞?
外の世界から隔離させてさ

窓には鉄格子が張られ
ガードマンが立ち
それとも牢獄? どうやって外に出るのかい

電気仕掛けの牛とテニスコート
ピンクのスポーツカーやボート
焦げて、焦げて、焦げて、まる焦げ

窓には鉄格子が張られ
庭はフラッドライトで照らされ
それを見るのは楽しいぜ
すべて溶けていくのを見るのがね
でもよ、
コカインはどうした
地下にたくさん貯蔵してるんだろ?
勇気を出して取りに行け
後で必要になるのは知ってんだろ

あんたの若くて可愛いワイフはどこだ?
まだ中にいるかもしれないぜ
まだとコカインとどっちを救う?

しかし門と戸は錠が掛かった
なぜなら防犯アラームが鳴ったから
俺らがなんであんたらの危機を笑っているのか
不思議に思ったことはあるか?

窓に鉄格子が張られ
フェンスに有刺鉄線が張られ
それが炎に包まれて
いつになく無防備だ

防犯カメラが外壁を監視してる
飼い犬たちも忘れちゃいけない 
さあ、あんたらは自分の牢獄に閉じ込められた、
どうやって抜け出せる?

Yee-ah!
見ろ、小ネズミが走る、走る、走る
走る 走る 走る
走る 走る 走る 火を逃れて

<Syco訳>

 

暑いと頭がおかしくなるのか「太陽が眩しかったから殺した」、カミュの『異邦人』の主人公の台詞ね。 この小説が元ネタのキュアの『アラブ人を殺す』。

No.4 Killing an Arab / the Cure (1980)

youtu.be

ビーチに立ち尽くし
手には拳銃
海を見つめ
砂を見つめ
銃身に視線を落とす
アラブ男が倒れている
その開いた口が見える
何も聞こえない

俺は生きている
同時に死んでいる
俺は異邦人
アラブ男を殺した

俺は身を翻して
去ることもできる
または銃を撃つこともできる
空を見つめ
太陽を見つめ
どっちを見ようとも
結局は同じこと
全く何の意味もない

俺は生きている
同時に死んでいる
俺は異邦人
アラブ男を殺した

手の中でスイッチブレードが開くのを感じる
滑らかな感触
海を見つめ
砂を見つめ
ビーチで死んでいる男の
目に映った
自分を見つめる

俺は生きている
同時に死んでいる
俺は異邦人
アラブ男を殺した

<Syco訳>

 

夏と言えば浜辺でレゲエを聞きながらマルガリータを飲んでリラックスしたーい、でもさ、実はレゲエの歌詞って半分以上が苦難について歌ってるのよね。 

サードワールドの華氏96度。 96度は摂氏だと35.5度。 それも木陰で。

NO. 3 96 Degree in the shade / Third World (1977)

youtu.be

華氏96度だ 日陰にいるのに
本当に暑い 日陰なのに

華氏96度だ 日陰にいるのに
本当に暑い 日陰なのに 

日陰でも華氏96度だったという
1万もの兵士が行進をした
皆を引き連れてあの太っちょの男に対面した
そいつは海を越えてやって来た
女王の手下だ
陛下の前で
俺は抗議する
俺がどこからやって来たかわわるだろう

自由のために戦って
逃走した俺をつかまえた
そして綿の木に吊るされた縄を
俺の首にかけたのだ
お前たちにとっては余興だが
俺にとっては殉教だ

華氏96度だ 日陰にいるのに
本当に暑い 日陰なのに

華氏96度だ 日陰にいるのに
本当に暑い 日陰なのに


苦しむ者もいれば焼かれるものもいる
でもいつか俺たちはわかるだろう
空に太陽が輝き続けるように
今ここで犠牲になろうとも、真実は決して死ぬことはない
<Syco訳>

 

アイルランドのフォークバンド、ヴィレジャーズの『暑くて怖い夏』は、ずっと地球温暖化を提示する歌だと思って聴いていたけど歌詞を見たらゲイ差別のことをうたっていた。 勘違いしてた。 でも良い曲なのでプレイリストに入れとく。 

NO.2  Hot Scary Summer / Villagers (2015)

youtu.be

あぁ、神よ

あなたは私の懸命な努力を褒め称えるが
あなたは天から見放してしまった
でもあなたが戦わなくとも私は戦う

天からの恵みを感謝する
でも地上の私はもう十分だ
なぜなら努力を要するべきではないから
特に我々を半分人間、半分モンスターにして
隣り合わせにするようなことは
この暑くて恐ろしい夏に

あぁ、 神よ
暑くて恐ろしい夏
あぁ

憶えているだろうか
暑い夏の夜、石畳にキスをしたことを
そして、多くの同性愛を嫌悪する若者らが
けんかを売ろうを歩き回っていたことを

我々は演じることに長けていた
それが演じることでごまかすようになった
常にそれと戦っていたのに、
悲しいことにお互いを相手に戦うようになってしまった
暑くて恐ろしい夏に

あぁ、 神よ
暑くて恐ろしい夏
あぁ

あぁ、私はあなたの中に生きている
そしてあなたは私の中に住む
そして私はあなたの中に生きて
あなたは私の中に住む
何もそれを変えられはしないんだ
何もそれを変えられはしないんだ
離れることさえできない
我々は向かってい行った 
この暑くて恐ろしい夏の中心へと

あぁ、 神よ
暑くて恐ろしい夏
あぁ

天からの恵みを感謝する
でも私はもう十分だ
なぜなら努力を要するべきではないから
特に我々を半分人間、半分モンスターにして
隣り合わせにするようなことは
この暑くて恐ろしい夏に

<Syco訳>

 

次は本当に地球温暖化を歌った歌。 30年前にピクシーズはオゾンホールのことをうたったけど、なんとこのオゾンホールは塞がりつつあるんだって。 フロンガスなどの破壊物質の放出を世界的に禁じた結果だ。 協定を守ることって大事なんだね。次は二酸化炭素と核だな。

No.1  This Monkey Gone to Heaven / Pixies (1989)

youtu.be

ある男がいた
海底で海水を調整する仕事をしていたが
ニューヨークやニュージャージーから流れてきた
5000トンもの泥によって殺された

この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った

空の生き物が
穴に吸い込まれた
今じゃ空に穴がある

そして地上はもう冷たくない
地上が冷たくないのなら
すべてが焼け落ちる
順番を待って、俺の番も必ず来る

この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った


人間が5なら、人間が5なら、人間が5なら
悪魔は6だ、悪魔は6だ、悪魔は6だ
悪魔が6なら、悪魔が6なら、悪魔が6なら、
神は7だ、神は7だ、神は7だ


この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った

この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った
この猿は天国に行った

<Syco訳>

 

あー、5つ全部ネガティブな曲が揃ってしまった。 私は夏があまり好きじゃないんだな。

オマケのミケちゃん癒されPIC。 ここが冷たくて気持ちいいんだ💛