年間ベストアルバム 2001年 ”Is This It”  ー ロケンロールの行方

ン・チャ・ン・チャ・ン・チャ・ン・チャ♪ン・チャ・ン・チャ・ン・チャ・ン・チャ♪ これが初めて聴いたストロークス。 そう、「ザ・モダンエイジ」のイントロだ。イギリスの音楽雑誌「Qマガジン」の付録のサンプルCDの一曲目に入っていた。それはもう、ベ…

ゲイリー・ニューマンを見たよ

ゲイリー・ニューマンがうちから車で30分ぐらいのところにあるライブハウスに来ると聞いたのは去年の春頃。 ライブの予定は9月だったんだけど、デルタ株の流行で3月に延期となり、やっと観れたぜ。 ゲイリー・ニューマンはデビュー当時(1979年)大好きだっ…

ポリティクス

ちょっと忙しくなっていて、いろいろ書きたいと思いながらもここに辿り着けない日々が続いてたら、海の向こうで戦争が始まって、あれよあれよという間に、アメリカではもうコロナの話題など一掃されてロシア/プーチン批判一色になっちゃった。 毎日のように…

クタクタに疲れた時は

前にも言ったと思うけど、疲れて何もしたくないし、何も考えたくない時、私はホラー映画を見る。 それも、サイコホラーとかひねりがあるのじゃなく、ただ、人々がギャァギャァ叫んで逃げながら、殺されていくやつ。 殺される側に思いっきり感情移入しシチュ…

年間ベストアルバム 2000年 Fold Your Hands Child, You Walk Like a Peasant 再びどつぼに

私は母のサイモン&ガーファンクルやジョルジュ・ムスタキを聴いて育った記憶があるけど、娘は私のベル&セバスチャンを聴いて育ったと言っている。 そういえば、レゴで遊ぶ時はよくベルセバをかけていた気がするな。 娘より私の方がレゴに嵌って、迷路のよ…

ギルティ・プレジャー 5選

ギルティ・プレジャーとは… 自分が好きなことを認めたくないもの。 好きだという事実がバレると恥ずかしいもの。 恥ずかしいと感じるのは諸々の理由から。 ダサかったり、ベタだったり、くそエモかったり、メガヒットした曲だったり..。 でもいい年して、未…

ロックンロールかるた

前回のエントリーで、ロックンロールかるた「あ」の絵柄に間違いがあったので、こっそりと差し替えました。 キチンと見てくれていた人、ごめんなさい! このおばちゃん、ボケたのかなー。 > 頭の中ではアナーキーのマークを描いていたつもりがピースマークを…

眠れない夜には

眠れない夜には、布団の中で目をつぶって、アルファベット順にいろんなものを数えていく。 たとえば、ビートルズの曲とか。 Aは「アクロス・ザ・ユニバース」、Bは「ブラックバード」...、難関はQとXとZ。 捜しているうちにたいてい眠ってしまう。 ビートル…

雪の日

世界の各地に「日本語補習学校」があることを知っているだろうか。 駐在でアメリカの僻地にとばされた一家のご子息でも、土曜日になれば文科省から配られる教科書で、国語と算数を日本に住む子供と同じペースで勉強できるのだ。 イヤ、勉強しなきゃいけない…

年間ベストアルバム 1999年 ”When the Pawn... ” 歩兵は強いんだ…

洋楽を聴き始めた1978年から一年単位でベストアルバムを選んできたけど、1998年は一枚もアルバムを買っていなかった。 娘が生まれた翌年だから育児に忙しくて、あまり音楽を聴かなかったのかな。 なので1998年は飛び越して1999年に行く。 初めて聴いたフィオ…

余生は黄金だ ワワワ

今日はボウイの生誕75周年の記念日だ。 ボウイが生まれた1947年は長いこと私のATMの暗証番号になってたから忘れない。 生きていれば75歳か。 ゴールデン・イヤーズ(人生の最終章)だ。 Golden Years / David Bowie (1975) 人生の最終期 黄金だ ワワワ人生の…

天国よりも奇なり

冬休みにテキサスから娘ちゃんが戻ってきた。 彼女はルームメートと一緒にカルト映画や古いヨーロッパ映画が満載のストリーミングサービス”Criterion Collection"をサブスクしたというので、どれどれ、カルト映画好きの母のチョイスで今夜は映画を見よーぜ、…

サザン・カルチャー・オン・ザ・スキッズでライブ復活!

アメリカはコロナ収束とは程遠いんだけどライブ行ったぜ。 ライブに関してはウィズコロナ。 でなきゃもう、やってらんない。 この国で収束なんてありえない気がするもの。 9月のゲイリー・ニューマンが、コロナ後の初ライブになると思ったが3月に延期。 第一…

読書メモ The Knight of Maison-Rouge 「赤い館の騎士」マリー・アントワネットを救え

今年はいろいろな本を読んだけど、全部古本屋で適当に拾ったものなので、よくわからないものも多かった。 でもこのデュマの小説は英語翻訳は現代で訳されてるし、漫画みたいなお話なので面白くて一気に読めた。 というか、「ベルサイユのばら」の外伝みたい…

クリスマスソングは要らない 12月のうた

12月に入ると、どこに行ってもクリスマスソングが流れるこの国だけど、私はスーパー以外は買い物に行かいないので、あの頭にこびりつくようなハッピーソングを聴かなくて済んでいる。 ツリーも飾らないし、家のクリスマスデコもしない。 行事に関してはもの…

ゴーストタウンに潜むお宝

デトロイトは私が初めて住んだアメリカだから、良くも悪くもいろいろな思いがある。 デトロイトがニュースに出てくると、だいたいは良い話ではない。 市が破産したとか家が1ドルで売られているとか、水道水の質が危険レベルだとか、暗いニュースばっかり。 …

デビッド・ストローター 1966-2017

ノースキャロライナに来る前はデトロイトに私は15年間住んでいた。 なので、ご当地バンド「ノースキャロライナ」の続編として、デトロイト編を書き始めたのだが、ストゥージズとかホワイトストライプスとかクールなバンドがたくさんいるけど、偏屈者の私とし…

葬式に流して欲しい10曲

はてなのお題、「私の好きな○○10選」、それなら、私の葬式に流して欲しい10曲だ。 このプレイリストはかなりエモいのでちょっと覚悟して欲しい。 I. Get Me Away From Here, I'm Dying / Belle and the Sebastian (1996) あぁ、ここから連れ出して僕は死に…

ご当地バンド ノースキャロライナ

ノースキャロライナと聞いて、頭に浮かぶモノってなあに? 何もねーよ、だと思う。でも気候も温暖で、海も山もあって、私は大好き。 大都市じゃないので、バンドのライブがあまり観れないけど、それでも時々、おぉっと驚く名前を見たりする。 故リー・スクラ…

中古ギターを買った話

エレキギターが急に欲しくなったのは2,3週間前だった。それから、オークションサイトとかいろいろ見てたけど、中古を音を聞きもしないでネットで買うのってどうなんだろう? でも、なんでも中古で生活、をモットーにしている私には新品はいらない。 地域の…

たまには田舎暮らしブログ風に

アパラチアの秋が、私にブログにあげろと脅してきてるので、 ハロウィーンのランタン用のカボチャが売られると、秋だな~。 近くの牧場 お散歩コース ここは時々、馬に乗って歩く人も見る。 今日は誰もいないけど。 近くの教会の墓地。墓石の下にひとりひと…

年間ベストアルバム 1997年 ”OK Computer” 90年代の奇跡 

80年代からインディ・ロックを中心に聴いてはきたけど、90年代のグランジはあまり響いてこなかった。 60年代生まれの私には、ちょっと青すぎるってのもあったし、なんでそんなに苦しいの? それでヘロインやっちゃたの? おばちゃんはそんなことじゃ凹まない…

フリマで買ったもの

週末に近くでフリマをやってたので、またフラフラと寄ってしまった。 こんなものまで売っていた。 遊園地の乗り物。 そこに乗ってるものがホラー。 奥にあるのは古ぼけた何かの剥製。 誰が買う? そして私はこんなものを買った。 角笛。 バッファローの角で…

ギタア!!

エレキギターが欲しい。 あと30年ぐらい生きるとして、旅行とかハイキングとかも行けなくなっても相変わらず家で歌ったり踊ったりしてると思うけど、それにギターが加わったらもっと楽しいと思う。 田舎暮らしの良いところは、隣が100メートル以上離れてる。…

年間ベストアルバム 1996年 アメリカ人がレゲエをすると…。

1996年、四半世紀前か…。 私がデトロイトで大学院に行き始めた年だ。 妊娠して一年で辞めたけどな。 何がやりたかったんだろうな、今でもわかんない。 アメリカでサブライムのこのアルバムがリリースされたのは、ボーカルのブラッドリー・ノーウェルがヘロイ…

テレンス  世界一美しいシンガー

今週は、ゲイリー・ニューマンがうちの近くのライブハウスで見れるはずだったんだけど、アメリカのデルタ株の流行でビビったのか、急遽延期になってしまった。 アンドロイドもコロナ感染がこわいとみえた…。 なので、独りで飲みながらネットでお宝ライブ映像…

レゲエ・ブリタニア②

レゲエやダブは英国を通して知った。 そしてスカも!! 私は初めは、ジャマイカのレゲエをイギリスのパンクバンドがテンポを速くして演奏したのがスカだと思ってた。 スペシャルズやマッドネスがスカを発明したと思ってた。 ジャマイカ人に怒られるね。 本当…

レゲエ・ブリタニア ①

リー・スクラッチ・ペリーの訃報を聞いてから、またダブにハマっている。 レゲエを聴き始めると、ロケンロールに戻るのが難しくなる。 レゲエの心地よさが私を掴んだまま放してくれない。 私がレゲエを聴き始めたのはUB40から。 その前にもクラッシュの「ハ…

オビダヤ・オビダヤ リー・スクラッチ・ペリー

ダブ・ミュージックを発明したとも言われるリー・スクラッチ・ペリーが8月29日、故郷ジャマイカで亡くなった。 私は1982年のロンドンでクラッシュの前座のマイキー・ドレッドを見てから、ダブが大好きになった。 マイキー・ドレッドや、ビッグ・ユース、タッ…

反対語タイトル選手権 最終回 The End VS. Start Me Up

終わりと始まり the End / the Doors (1967) これで終わりだ 僕の美しい友よこれで終わりだ 僕の唯一の友よ、終わりだ僕らの入念な計画が、終わりだ全てが倒れて、終わりだ保証も驚きもない 終わりだ僕は君の瞳を再び、覗くことは出来ないどうなるか想像でき…