2021-01-01から1年間の記事一覧

メンフィス・テネシー 男はつらいよ

今回のロードトリップで行きと帰りでメンフィスを2度通った。 メンフィスと言えば、私はブルースが思い浮かぶけど、アメリカ人にとってメンフィスと言えばエルビス・プレスリーらしい。 エルビスの家やレコーディングスタジオはメンフィスの人気のアトラクシ…

ルート66 ヴィンテージ・ロード

ノースキャロライナからユタま2100マイルを車で往復した。 メートルに直すと約3400kmだから、軽く日本列島の長さを越えているね。 アメリカ、デカっ! オクラホマ、テキサス、ニューメキシコはルート66を走った。 現在は高速道路の40号線がその上…

キャンプUSAとレッド・ギターズ

ロードトリップで、初めてソロキャンプをした。 最後にキャンプをしたのは学生の頃だから、うん十年前になる。 ソロキャンプと言ってもテントを担いで山の中に入るわけじゃなく、キャンプ場に駐車して、自分の車の脇でキャンプだからピクニックみたいなもん…

火星の生活? 

ノースキャロライナからユタまで車で往復してきて思ったこと。 荒野は厳しい! テキサスあたりから唇が渇きだし、ニューメキシコ、アリゾナ、ユタにいる間、ずっと私の荒れた唇に血が滲んでいた。 ユタでは国立公園やその周辺で、日中36度にも上がる中、木陰…

つい何度も見てしまうナポレオン・ダイナマイト

2004年の映画、ナポレオン・ダイナマイト(「バス男」という最悪の邦題が付けられている)がネットフリックスに上がっていたので、これからユタに行く私として、また見てしまった。 ユタののどかな風景とユルい人たちが印象的なこの映画、何度見ても笑える。…

Let's Take a Trip 準備してます

旅行が大好きだけど、旅行の計画はそれと同じくらいか、もしくはそれ以上に好きかもしれない。 地図を見たり、人の旅行記や写真を見たり、アイテナリーを立てたりするだけでワクワクする。 代理店に全部任せるとか、ツアーに参加するとか私にはムリ。 リラッ…

Go West プレイリスト

私はほぼ毎年、夏休みは日本に行くのだけど、今年は日本に入国するのは、至難の業なので、やーめたっ! やめた! あきらめた! 一抜けた! 考えてみると、アメリカに30年も住んでいながら、アメリカ国内にまだ行ってないところがたくさんある。 特に真ん中の…

母の日のプレイリスト ママに捧げるうたを5曲

今週の日曜日は母の日だね。 私の母は昭和12年の生まれで、新潟の田舎の農家の7人兄弟の末っ子で、中学までしか行っていないけど、とても趣味が良い人だったと思う(まだ健在)。 私が子どもの頃、母はよくサイモン&ガーファンクル、ミッシェル・ポルナレフ…

映画「アイ・アム・グレタ」 世界一つよい女の子

映画「アイ・アム・グレタ」(2020年制作)を観た。 2019年の国連で、各国の代表の中で、ぶっちぎりで怒りをぶつけていた、あのグレタ・トゥーンベリの素顔を撮ったドキュメンタリーだ。 sycob.hatenablog.com 映画は15歳のグレタが単独でストックホルムの議…

小鳥の鳴き声 "My Bird Performs", "Shrine and Farhad"

春たけなわ。 新型コロナのワクチンの順番が回って来たので、接種を済ませたよ。 一年ぶりに感じる、プチ自由。 といっても、何をするわけでもない。 リモートワークも一年もしていると、家の周りに来る小鳥がますます愛おしくなる。小鳥たちも一日中エサを…

アースデイ・プレイリスト 

新型コロナは悪いことばかりじゃないぜ。 温室効果ガスが大幅に減ったり、ベニスの水路にイルカが戻ったり、ウェールズの街中に野生の山羊が降りてきたり。人間中心に考えるのを止めると、新型コロナは良いことかもしれない。 金子みすずの詩、「大漁」のコ…

年間ベストアルバム 1995年 …And Out Come The Wolves パンクについて考える

中三の時にクラッシュの洗礼を受けてから、自分はパンクが好きだと思っていた。 しかし、クラッシュのレコードは全部あるけど、他には、パンクレコードが、、、ナイ。 ポストパンク、スカ、ニューウェイブのレコードはたくさん持ってるのに、ゴリゴリのパン…

フリマ大好き I'm Gonna Pop Some Tags!

私は新しいものは買わない主義。 理由は地球上の資源を減らさないためと、根が貧乏性なのと半々ぐらいかな。 服も家具も本もCDも食器も車も家も出来る限り中古で買ってます。 うちの近くの農家の敷地でフリマやってた。 そこで買って来たもの。 牛の箸立て …

同タイトル選手権 最終回 I Want You

最後は大物対決いきますぜ。 ボブ・ディラン対ジョン・レノン ボブ・ディランはあの声が苦手で、あまり聞いてなかったんだけど、最近になって、いいなーって思うようになってきた。 I Want You / Bob Dylan (1966) 罪深い葬儀屋は溜息をつき寂しいオルガン弾…

同タイトル選手権 ⑩ Roadrunner

ロードランナーと言えば、米国アニメでお馴染みのあの鳥のことだよね。 子どもの頃あれを見て、ダチョウとオオカミの追い駆けっこだと思ってた。 ダチョウの鳴き声は「ミミ―ッ」だと思ってた。 しかし、あれはダチョウではなくて、ロードランナーという鳥。…

同タイトル選手権 ⑥ Trash

Trash 、ゴミ、クズ。 モラルが欠けてて、かといって、悪党というよりかは、ダメな人。 頑張れない人、欲望に負けちゃう人。 でもね、世の中の何の役にも立ってくれないかもしれないけど、人に迷惑を掛けちゃうかもしれないけど、太宰治とかブコウスキーとか…

がんばれ、中高年ロックファン

仕事上、便利なので購入したAdnitのタブレットペンが、私のお絵描き熱をあげてしまい、ネットで拾った画像を見ながら真似して、好き勝手に遊んでいるんだけど、ふと思い出した漫画がある。 それは「ミュージックライフ」という洋専楽門の音楽雑誌で連載して…

同タイトル選手権 ⑤ Voices

まだまだあるぜ、おんなじタイトル。 晩年のニック・ドレイクの曲。 いろんな声が聞こえていたんだね。 Voices / Nick Drake (1974) 山からの声そして海からの声僕の家の周り声そして僕を呼ぶ声友よ、友よ、教えてくれ愛を込めて教えてくれそれはどこで、ど…

同タイトル選手権 ④ Fascination

Fascination は「魅了される」みたいな意味だけど、心を奪われて、魔法にかけられたぐらいの気持ちになる時に使うんだと思う。私は一度も使ったことない単語だわ。 まず一番最初に思い浮かぶのがこれ。 ニューウェイビーなヒューマンリーグの「ファッシネー…

「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」を読んだよ

久しぶりに日本の本について書く。 ブレイディみかこさんのブログはもう15年ぐらい前から読んでいて、同年代、パンクに触発されてイギリスに渡る、実家がゴリゴリの労働者階級、など、いろいろ共通するところがあって、以前なされていたブログにコメントを入…

同タイトル選手権 ③ the Model

モデル、あわよくば、ロックスターと結婚できる職業、いや、ロックスターがあわよくば、モデルと結婚できるといった方がいいか? ボウイー、ミック・ジャガー、ブライアン・フェリー、Seal、マイケル・ハッチェンズ、ロッド・スチュアート、リック・オケイセ…

同タイトル選手権 ② Stand

座って生活するのはタバコを吸うより健康に悪いらしい。 みんな立つんだ、立つんだジョー! ファンキーの権化、スライ・ストーンも「立て!」って言ってますね。 Stand! / Sly and the Family Stone (1969) 立ち上がれ!最後には自分はやはり自分だ始めたこ…

同タイトル選手権 ① Rock and Roll

また中年ロックオタクが一人遊びを始めたよ。 同じ題名で全く別の曲を聴き比べて勝敗を決めようぜ。 まずはベルベット・アンダーグラウンド VS. レッド・ツェッペリン の「ロックンロール」! ぜんぜん方向は違うけど、どちらもロック界の神的存在だね。 Roc…

「ココディココダ」ホラー映画のすすめ

(2019年作品) 何もしたくない、何も考えたくないときは、私はホラー映画を観る。 ホラー映画は、ただ、「死にたくない」という生物万有の本能を刺激するのみ。 だから、無になって見れるの。 ホラーは10本見てアタリが1本ぐらい、という心構えで見ている。…

アパラチア絵日記 ②

小鳥に異常に執着してしまうのは、自粛のせいか、おばちゃんになったからか。 窓から見る小鳥がもうカワイくってしょうがない。 ちっちゃくって丸っこくってモクモクしてて、チュリチュリとかツイツイとかピロピロとか、いろんな声で鳴くの。 これはチカディ…

ハッピー・バレンタインデー 究極のラブソング -イラスト付き-

ここ一年は、彼氏彼女がいない人は出会うチャンスもなかったよね~。 オンラインで出会っても会えないし、今世界中が愛に飢えているのかも。 そんな中、ひとりセンチメンタルに浸りたいならこの2曲。 まずはこれ。 しっかり彼女の顔を見つめて聴こうね www.y…

80’s 私のアイドル イラスト付き 

Addnitのペンで、夜な夜なお絵描きしてたらどんどんハマっていき、気が付いたら、私の10代の頃のアイドルを描きまくっていた。 まずはこのお方… ちょっと上を向いた鼻とぽってりした唇がすきでしたね~。サイケで神秘的な楽曲にもうっとりでした。 しかし、…

アパラチア絵日記

アパラチア山脈の中に家を持っている。 古くて小さいけれど、私にとってはノイシュバンシュタイン城だ。 実はこの家は隙間だらけで、冬になると野ねずみが寒さをしのいで入ってくる。 約2か月ぶりに戻ってきたら、去年の冬から仕掛けていた2台のねずみ捕りの…

年間ベストアルバム 1994年 Mars Audiac Quintet  神のBGM

ステレオラブを初めて聴いたのはデトロイト郊外のカフェだった。 たぶん「ピンポン」だったと思う。 めっちゃツボって、曲が終わる前に店員さんにバンド名を聞いてメモった。 その頃ネットとかもなかったから検索とかも出来ず、即レコード屋さんに行ってこの…

フィールグッド・ソング ③ ミレニアム編

気分を持ち直して、フィールグッド・ソングを再開するぞ。 1999年に世界は終わらなかった。 開き直りの余生が始まったミレニアムはまず、常に気持ちがいいメイシー・グレイから。 変人でもソウルメイトが見つかるんだよ、って歌だね。 Freak Like Me / Macy …